前沢稲ヶ沢線

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	■岩屑散乱区間が続きます。荒れやガレが全く見られずに、全くもってなだらかな走りやすいダートもたまには良いですが、やはり林道はこうでなくては！　散乱する岩屑の荒々しい雰囲気が素敵であり、かつ前沢稲ヶ沢線が地形的にかなり険しい箇所を抜けていることを実感できます。
	■でも、林道的にはかなり整備されている状態なので、落石等の見られない区間ではこのようにとても走りやすい状態になっています。全線に渡ってガレていると疲れてしまいますが、所々で見受けられる程度なのでちょうどよい感じです。
	■そうこうしているうちに標高もだいぶ上がってきたようです。やがて上空が明るく大きく開けて山の尾根のような区間に差しかかりました。「ようやくか」との思いですが、右手は断崖状に落ち込んでいるため、ここで気を抜くわけにはいきません。
	■山頂と山頂の間の鞍部のよう地点を縫うようにダートは延びています。視界が悪くてカーブの多い前沢稲ヶ沢線では貴重なストレートっぽい区間になっているので、ここが当林道では最も爽快なハイライト区間でしょう。路面状態も良好で、気分もイイ感じで盛り上がってきましたよ！
	■「むぅ…。」
	■どこが峠であるのかあまりはっきりしない前沢稲ヶ沢ですが、それまでの登り行路が下りに転じた地点で舗装路が現れます。残念ながらここから先は完全舗装状態になってしまいますが、道すがらの景観的にはダート区間よりも優れているような気がするので、以降は山の景色を眺めつつダラダラとのんびり走ればいいでしょう。 →眺望を眺める！
	■断崖のように急峻に落ち込んでいる山肌を巻くようにして一気に下っていきます。振り返ると、今通ってきた道筋も見えていました。前半のダート区間よりも雰囲気的には明るくて良い状態であるのに、肝心の路面が舗装状態とは。ま、それはもう言うまい…。
	■さらに下っていくと、途中にある右カーブの途中（進行方向は向かって手前方向）に左手へと分岐する湯西川前沢線のダート分岐が現れます。ここには林道標が立っており、すぐにそれと分かりますが、前沢稲ヶ沢線から安ヶ森線方面に抜ける場合は、このまま舗装路を走り続けて県249号線に出るよりも湯西川前沢線経由で県249号線に抜けた方が楽しいでしょう。前沢稲ヶ沢線を完走済みの場合の話ですけどね。
	■湯西川前沢線の分岐を過ぎて快適な舗装路をダラダラと下っていきますが、地形的には相変わらず険しい山岳地帯が続くようです。大胆な切り通しで山肌に道が通してあり、小規模な岩崩れの痕跡もチラホラと。路面に散らばる岩屑にうっかりガクンと乗り上げないように注意して下さい。 →！！
	■その後も延々と舗装路が続きますが、最終的にはかなり下って林の中のストレート区間でラストを迎えます。この少し先で県249号線に突き当たり、そこが前沢稲ヶ沢線の終点です。
	■で、ここが終点の県道との接続地点になります。前沢稲ヶ沢線は左手方向で、左折したすぐ先に林道標が立っています。手前がR121号線五十里湖方面、 前方が湯西川温泉方向で、少し先に右折する安ヶ森線への入口がありますが、ここにはうまい具合にガススタンドがあるので給油を忘れずに！ →探索終了！ →振り返る！