このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2009.09.20
No.T-007

湯西川前沢線■日光市(旧栗山村) ■全線ダート ■接続→前沢稲ヶ沢線
■前沢稲ヶ沢線から県249号線とを結ぶ

 無骨で険しい山岳ムード満点でありながらも走りやすい峠越えの砂利ダート! 

 ↓切り立った山肌の断崖沿いに続くダートは走りやすくて山岳林道ならではの
 趣も満点! そのダートは初心者でものんびりと楽しめるお勧めの林道ですよ。


……こんな感じ……
■前沢稲ヶ沢線から分岐して県249号線とを結ぶ峠越えのダート林道。前沢稲ヶ沢線側から入線すると中盤に位置する峠を挟んで前半はなだらかな登りが、後半は下りが終点まで連続して続く。浮き砂利にさえ注意すれば走りやすいダートであり、険しい山岳地帯の崖際区間が続くが、初心者でも安心して走れる1本である。林道そのものが標高の高い地点に位置しているため、沿道の雰囲気は開放的で明るいの一言。そこから登り詰めて山の尾根を峠越えするため、快晴に恵まれれば爽快さは抜群だと思われる。道すがらにここぞという決定的なビューポイントは少ないが、それでも重畳たる山岳風景が所々で楽しめるだろう。わざわざ訪れてみても損はない1本だ。

■川治温泉にてR121号線から県23号線へと入ってすぐの「八汐湖」上流の「野尻大橋」から前沢稲ヶ沢線を進むと、やがて左手に現れる湯西川前沢線の入口です。前沢稲ヶ沢線の終盤の舗装区間が開始して少し進んだ地点の左手に位置しています。ただし、探索時には 以前 やって来た時には無かったプレハブのスーパーハウスが! さすがに現在(2013.4) はもう撤去されていると思いますが、なにもよりによってこんな場所に建てなくても、と思ったものでしたよ。
■ちなみに、これが反対側から眺めたスーパーハウスの様子。こんな感じで前沢稲ヶ沢線からの分岐口にこれ見よがしに設置されていたっけ。ちなみに、ここには以前やって来た時には無かった新しいひし形タイプの林道標が設置されていましたが、どこにあるのか分かります?
→付近を探る!
■いつの間にかプレハブ小屋の設置されていた入口を後にして、いきなりダートで開始している湯西川前沢線へといざ乗り込みます。ザクっとした砂利ダートの路面が山肌に沿って延びており、分岐元の前沢稲ヶ沢線が味気なく鋪装されているだけに、ここはかなりの新鮮さを覚えました。
■湯西川前沢線の入口は元々高所に位置しているので、いきなりなこの開放感です。しかも探索時には晴天に恵まれて文句無しの林道探索日和となりました。林道からは深い山々の景色も眺められ、穏やかな陽射しを受けて実に爽快な気分です!
→景色を眺める!
■湯西川前沢線は平行する県249号線との間に控える山岳地帯を横断する形で延びています。標高の高い地点を抜けているため、沿道に森の暗さというものは全く見られず、快晴にさえ恵まれれば最高のシチュエーションであると言えるでしょう。ですが、険しい山岳林道であることには変わりなく、道すがらにはコンクリ吹き付けで固められた荒々しい崖区間が続きます。
■林道は平行する県道へと向かって険しい山岳地帯を一気に横断するため、目まぐるしいカーブと連続した勾配が続きます。それでいて走りにくさを感じることもなかったのも良いですね。その険しい林道の様子は、道すがらに所々で望める前方に控える山肌を眺めてみるとよく分かります。
→山肌を眺める!
■先ほど見上げた山肌を切り返しを繰り返しつつ登坂して進みます。そのような険しい斜面にダートは延びているため、この区間ではこれまで幾たびも路肩崩落を繰り返して来たのでしょう。路肩脇を覗き込むと、そこは身もすくむような断崖となっています。
→路肩を覗き込む!
■「この壁は一体なんなんだ?!」と、そう思わせるような恐ろしく切り立った素直な岩壁直下も抜けて進みます。林道開設にあたっては、ここで相当な工事が行われたことが想像できますが、この規模は物凄いな! 湯西川前沢線での見所ポイントでもあり、始めてやって来た方は、必ずやここで岩壁を見上げてしまうことでしょう。険しい山岳ダートならではの光景です。
→岩壁を見上げる!
■それでいて実に走りやすかったのが湯西川前沢線のダート。まあ、走りやすいといっても険しい山岳地帯を行く林道なので、多少のゴツゴツ感は実際の所ありますが、それでもやはり走りやすい部類のダートだと思います。適度なガタガタ感は無骨な山岳ダートならではであり、それがまた良いんですよね。「林道を走っている」っていうのがまざまざと実感できますよ。
■なんやかんやでだいぶ登り詰めて来ました。こうなると、その先に現れるであろう峠地点が気になりますが、それはまだ少し先のお楽しみ。もうしばらく登坂区間が続くようです。もちろん、オフバイクの機動力をフルに発揮させてスポーティーに駆け飛ばすのも良いですが、ここは道すがらの景色を味わいながらまったりと進みます。
→景色を眺める!
■進んでも進んでも常に行く手にそびえている山肌。そこを登り切れば峠だと思っていても、なかなかそこにはたどり着きません。どこかもどかしくもありますが、そのような山岳ダートをたどってゆくのもオフならではの楽しみです。天気も最高だし、ここは言うことないなぁ!
■適度に草むした砂利ダートも、ここではガタガタとしたその感触がとても気持よいです。対向車とすれ違うこともなく静寂に包まれていた湯西川前沢線ですが、それでいて恐ろしく明るい雰囲気に至福のひとときを感じてしまいましたよ。まさしく快晴に恵まれた林道ならではですね。
■峠への最後のアプローチ区間がその後も続きます。ここはもうほとんど尾根に近いため、見上げるような山肌はもう見当たらず、「あのカーブをまがった先が峠?」といった感じで、すぐその先に峠の出現を予感させるような光景が続きました。
■そしてようやく峠に到着。さんざん期待してしまいましたが、そこは切り通しとなった少々地味っぽい峠でした。素晴らしい展望などを期待していると、肩透かしを喰らってしまうかもしれません。でもまあ、そこから素晴らしい眺めを欲しいままにできるような峠は恵まれた存在であり、たいていの峠というものは、このように地味なものが多いものです。
→さらに湯西川前沢線を進む!
→もう飽きた…
→振り返る!
→周囲を見渡す!

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