このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2013.04.30
No.T-009

中崎線■大田原市(旧黒羽町) ■全線ダート ■接続→八溝縦貫線・磯上線
■八溝縦貫線から磯上線とを結ぶ

 険しさもなく穏やかな雰囲気でまったりと登坂して進む明るい砂利ダート 

 ↓一部で砂利は深いですが、総じて穏やかでのんびりとダートランを楽しめる
 1本です。延長距離は長くもないので、見かけたら一往復してみてもいいかも。


……こんな感じ……
■山腹の八溝縦貫線から尾根筋に延びる磯上線とを連絡する完抜けダート林道。ゲートの設置されている八溝縦貫線側から入線すると、左右に細かく蛇行しつつなだらかに登坂する。植林地に延びる林道だが、徐々に高度を上げていくため沿道の雰囲気に暗さはない。大きく開けた上空は明るくて快晴時には爽快感も味わえる。景観的な見所はあまり期待できないが、穏やかな雰囲気と走りやすさがそれを補ってくれるだろう。砂利が敷き詰められたダートには、一部でクレバスの発生が見られたものの、基本的には整備が行き届いて走りやすい。延長距離は長くもないが、総じてまったりとのんびりダートランが楽しめる1本である。

■大田原市の「磯上」地区から、残念な全線舗装林道の八溝縦貫林道をたどって進む途中で左手に発見したのがこの中崎線。見たところゲート封鎖もないようで、しかも入口からすぐに小気味の良さそうなダートが開始していました。味気ない八溝縦貫線を行くよりも百倍楽しそうであったので、ここは迷うことなく速攻で突入してみることに!
■八溝縦貫線の舗装路から左折して中崎線のダートに乗り込むと、予想は外れてその少し先にゲートがありました。そこには「この先通行禁止」なる立て札が掲げられていましたが、なぜか探索当日はオープンされていて自由通行状態に。ゲートの支柱脇には障害物が配置されているため、もしも閉じられていたら強○突○は困難であっただけに、こいつはなんとも嬉しい誤算となったなぁ。
■中崎線のダートは砂利質でした。入線するとすぐに右へ左へとカーブしつつの登り坂の勾配区間がスタート。走りやすいフラットな路面といえばそうなのですが、目の細かな砂利はズルズルとして少し滑りやすかったかな。でもストレスを感じるほどでもなくて悪い気はしません。
■路面は砂利に覆われているので気が付きにくいですが、その下に隠された路盤には亀裂が走っている箇所もありました。土のうがはめ込まれてすでに応急処置されていましたが、ここではクレバスが発生していたのでしょう。砂利ダートでのよくある路面障害といえばクレバスですからね。
■入線直後の勾配を登り切ると路面状態は落ち着いた感じになりました。登り坂ではややズリ気味であった砂利もしっくりとした状態となって、ここはまさに走りやすいの一言。道すがらの雰囲気的も明るめであり、林道沿いには植林と雑木が入り交じった森が展開しています。
■その雰囲気は悪くはなかったものの、景色的なものはほとんど望めなかった中崎線。ただし、途中では木々が開けて少しだけ景色が望める地点もありました。立ち止まって眺め入るほどでもないですが、ここはとりあえず眺めておきました。
→景色を眺める!
■そして再び砂利ダートの路面にはクレバスの痕跡。ここにも土のうが埋め込まれて応急処置がなされていましたよ。林道のクレバスなんて、たいていは放置されているのに親切なことですね。この中崎線には車両の通行がそれなりにあるということでしょうか?
■付近に延びている高圧送電線の鉄塔そばを通り、送電線を潜って中崎線の登り坂が続きます。ということで、この林道は高圧損電線の管理道も兼ねているのかもしれません。
■唯一の険しさといったら土のうで処置されていたクレバスくらい。落ち着いた雰囲気の小砂利ダートがその後も続きました。スリルが楽しめる荒れやガレ林道も捨てがたいですが、時にはこのようにまったりと安心しきって走れる林道も良いものです。
■入線直後の連続勾配を登りきって、その後もなだらかな感じで続いていたゆるい勾配を進んで来ましたが、気が付くと尾根筋付近まで上がってきたようです。といってもそこから展望が望めるわけでもありませんが、雰囲気的にそれらしい感じがしてきます。
■「土砂崩れ!」中崎線で唯一見かけた土砂崩れの現場です。斜面が崩れて大小の岩屑が路面上に押し出されていましたが、ここはすでに処理済みでした。その穏やかな雰囲気に安心し切っていましたが、やはりここは何が起こるか分からない林道であることを改めて実感させられます。
■その後少し進むと、やがて左右に延びるダートに突き当たるT字路に行き着きました。そしてそこには「中崎林道終点」とのみ記された林道標を発見。どうやらここが中崎線の終点らしいですが、接続するダートについては林道標は設置されていません。結果から述べると接続しているのは磯上林道であり、左右のどちらに進んでも最終的には八溝縦貫線へと接続しますが、始めてやって来た場合はまずそれと分からず、そして左右のどちらへと進んだらよいものやら迷ってしまうかも。なお、県別地図などにも中崎線のルートは省略されているため、事前に付近の詳細な林道網の情報を知ることは難しいかもしれません。というわけで中崎線の探索はここまで!
→探索終了!
→振り返る!
→磯上線左折方向を眺める!
→磯上線右折方向を眺める!
→磯上線に突入!

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