このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.11.18
No.TO-004

鏡沢線■あきる野市 ■半ダート ■接続→三ツ合線
■三ツ合線から分岐して山中に延びる

 陽当たりの悪い陰鬱な山陰の斜面を登り詰めて唐突にエンド… 

 ↓路面的には荒れてはいませんが、雰囲気的にはやや暗めなピストン。クネク
 ネとした登り坂を登り詰めた終点では廃道化した山道に接続しています。


……こんな感じ……
■都201号線から三ツ合鍾乳洞へと延びる三ツ合線から分岐して馬頭刈山(884m)の山裾へと分け入る半ダートのピストン。途中の急勾配区間に僅かながら舗装が見られるが、ほぼ全線ダート状態に近い。ダートは基本的には土っぽい砂利質だが、進むにつれて落ち葉が堆積、ややフワフワとした感じになる。途中にあるコンクリ橋までのダート区間では路肩が崩落気味で若干の危うさが見受けられたが、基本的には路面的な荒れはほとんどない。コース的には入線、終点まで断続的な登り坂が続き、急峻な山肌に沿って細かくカーブを繰り返す。山陰になった薄暗い樹林の中を行くため眺望的なものは何も望めず、全体的に暗い雰囲気が漂っている。

■三ツ合線から分岐している鏡沢線の起点です。都201号線から三ツ合鍾乳洞に向かって三ツ合線の舗装路を沢沿いに登坂して進むと、左手に沢を跨いだ地点に林道標が設置されています。分岐元である三ツ合線はその終点に観光鍾乳洞がありますが、路面はあいにくの全線舗装。よって訪れることもないと滅多にない思いますが、もしも鍾乳洞見物でもする気になったのなら、帰りがけにダートの鏡沢線に立ち寄ってみてもいいかもしれません。ただしピストンですけどね。
→起点の状況を確認する!
■林道標のすぐ先には親切にも「この先 行止まり」の標識をぶら下げた鉄柵がありましたが、どうやら立ち入りを規制しているようではなさそうです。ならばここは前進するしかないでしょう。あえてそれを承知の上で…。
■「…!!!」その後、ダートは幅員の狭いやや険しい雰囲気で登り坂が続きますが、撮影中、なんと前方から1台のセダンが! 運転しておられたのは年配の男性でしたが、やはりピストン巡りでもされていたのでしょうか? 林道巡りの車は多いですが、四駆車でないのが硬派な感じで好印象でした。無言でお互いの健闘を祈りつつすれ違います。
■「自分も車で林道巡りをするのなら、かくありたい…」などと思いつつダートを進みますが、道筋はますます険しくなってきました。左手路肩が崩落寸前で、オフバイクでならもちろん問題ないですが、乗用車ではそれなりに気疲れしそうです。
→路肩を調べる!
■今にも崩落しそうな山陰の薄暗いダートをしばらく進むと、いきなり陽が差し込んで前方がパっと明るく開け(最上段画像を参照)ました。路肩の急激に落ち込むような崖はまだ続きますが、ここからはガードレールが設置されています。
■すると、すぐ前方に左手に駆け下りる分岐が現れます。分岐方向を見下ろしてみると、その先に大型トレーラーが止まっていました。まさかあの巨体がこの狭いダートを行き来している?! と一瞬驚きますが、左折分岐を下っていくと何かの会社の敷地になっており、そのまま都201号線へと抜けれるようで、大型トレーラーはそちら側から入ってきているようです。
■大型トレーラーの止められていた左折分岐を過ぎてさらに前進します。深く落ち込んだ谷間に沿ってダートは延びており、路面には細かな岩屑の散乱してややガタガタとした感じでした。
■さらに谷間に沿って少し進むと沢を跨ぐコンクリ橋が現れました。ここから先はダートは沢を登り詰めていくような感じになっていますが、残念ながらダートはここでいったん終了。橋を渡ると路面は舗装化されてしまいます。なお、探索時にはこのコンクリ橋の欄干に気になる物が…。
→コンクリ橋を調べる!
■コンクリ橋を渡ると、なぜか突然現れた沢沿いの舗装区間を進みます。ここはかなり急な登坂路になっており、路面には青むしたコケなども生えているので、雨天後にはスリップに要注意です。道沿いの沢の流れもぐっと狭まってきました。
■沢沿いの急坂をしばらく進むとダートは復活しますが、右手の沢はどこかに消えてしまい、再び薄暗い山中を行くようになります。土質となった路面には雑草によるワダチができており、それらしい雰囲気になってきました。
■進むほどにダートのワダチが深まってきました。ここまで来ると急激な登坂区間も終了、クネクネと蛇行しつつダートはさらに山中奥へと僅かな登り坂で続いています。
■おや、小規模な崖崩れです。路面の半ば当たりまで岩石や岩屑が堆積していましたが、この程度なので通行に支障はありませんでしたが、進むにしたがって周囲の雰囲気はが薄暗く陰鬱っぽい感じになってきます。
■小規模な崖崩れをやり過ごし、どことなく陰鬱なダートをたどってさらに進むと、いきなり前方に岩壁が現れてプツリとダートが途切れてしまいました。どうやらここが鏡沢線の終点になっているようです。周囲を見回してみると、もはや登山道ともいえぬ廃道じみた山道がさらに奥へと延びていましが、酔狂にもちょっと散策してみる気などは決して起こらないような雰囲気でした。よってここは早々に立ち去って探索終了です。
→探索終了!
→引き返して三ツ合線に向かう!
→今来た道を振り返る!
→山道を眺める!

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