このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.12.02
No.TO-015

焼岩線■日の出町 ■全線ダート ■接続→麻生山線
■都184号線から分岐して麻生山線に接続する

 若干荒れた路面で薄暗い山中を登坂、麻生山線に接続する全線ダート 

 ↓昼なお薄暗い森の中を小さな沢沿いに登坂していきます。全線ダートである
 のは嬉しいですが、沿道は草深いのみで特に観るべき物はありません。


……こんな感じ……
■行き止まり都道である都184号線から直接分岐している全線ダート。地蔵堂のある起点から入線するとしばらくは平坦路っぽいなだらかなコースが続くが、奥に進むにしたがって勾配角度が増してくる。路面は砂利の混じった土質だが、後半の登坂区間ではザクザクと砂利が深い部分も。基本的には走りやすいダートだが、当林道では雨水による路面侵食が著しいのか、探索時においてはクレバスが発生するなどの区間的な荒れも見られた。沿道は薄暗い杉林の森に囲まれており、雰囲気的には暗めで展望などの景観的なものは全く望めない。ラストは急勾配の途中でいきなり麻生山線の林道標が現れてそのまま接続、焼岩線自体はそこで唐突にエンドになっている。

■日の出町の「ひので三ツ沢つるつる温泉」のすぐそば、都184号線沿いに起点のある焼岩線の入口です。この焼岩線は途中でその名を麻生山線と変えており、付近に設置された 林道地図看板では 両林道を併せて周回ルート(一部破線で記されている)として記されていますが、先達の方々の情報によると行き止まりであったとの報告もチラホラと。なので周回できるのか否かが今一つはっきりしないのが現状。ま、とりえず突入してみれば分かるでしょう。
→地蔵堂を眺める!
→起点の様子を眺める!
■地蔵堂のある起点を後にして、やや陰気な薄暗い森の奥へと延びるダートを進みます。路面はよくある固く締まった砂利質で、特に可もなく不可もなしといったところ。なだらかな調子で僅かな登り坂になっていました。
■そのまま少し進むと、ザクザクとした砂利まみれで路肩が大きく膨らんだ場所が現れました。広場というほどでもなく、単なる工事関係の砂利や資材置き場のスペースみたいな感じです。
■で、その先には木杭と鎖で構築された例の仕掛けが…。そしてその脇には「この林道は路面悪路及び落石防止の為、一般車両の乗り入れを禁止します(関係者を除く) 日の出町」なる文字の記された看板が3枚も。
■「通りますよ…」一応、林道に係わる自称関係者なので…。
■チェーン○ート脇を失礼させていただきその先へと前進しますが、路面は雨風によって部分的に傷んでいる様子。岩ころの散らばる軽いクレバスが発生していました。ま、確かに一般車両的にとっては悪路であり、こういう事情につき車両の通行は極々希な雰囲気が漂います。
■よく分からない蔦や低木が軽く路肩に茂ったダートが続きます。右手は急斜面になっており、その下には沢があるようですが、完全に草木に遮られて眺めることはできません。もちろん水のせせらぎの音も全く聞こえません。
■かつてここでは落石でもあったのか、小さな岩石が散らばる路面の様子です。多少のガタガタ感がありましたが、この程度なので特に気にかかることは無し。
■特にこれといったこともなく淡々と進むと、徐々に登り坂の傾斜角度が増してきました。ダートはここから先は急カーブで一気に山肌を登坂していくようですが、路面には車両の残したタイヤ跡もなく、落ち葉がそこかしこに堆積しているだけです。
■急カーブで小さな沢を跨ぎます。これが先述した右手に流れていた沢ですが、そこには水の流れはなく、散乱する岩石の隙間にはやはり落ち葉が厚く堆積しているだけでした。ここは位置的に最上流部のどん詰まりなのでしょうか? 水が流れていないため沢は荒れた感じがします。
■枯れ沢と化した沢の最上流部を回り込むと、ダートは急に勾配がきキツくなって本格的な登坂区間に突入したようです。それと同時に路面状態も急激に悪化、路面を斜めに横断するやや規模の大きなクレバスが現れ、荒れの様相を呈してきました。走行にはやや注意が必要だと思います。
■路面に沿って走るクレバスに注意を払いつつ登坂していくと、路面中央に格子状の巨大なグレーチング(溝蓋)が! おそらく、これが設置される以前には、路面が雨天時には雨水の流水路と化す被害がしばしあったのでしょう。その対策だと思われますが、周囲には小砂利が薄く堆積しているのでスリップには要注意ですよ。それとツルっときそうな雨天後にもね。
■細かな急カーブが連続する激しい急勾配を一気に登って進みます。なかなか息つく暇もありませんが、やがて登坂路のとある左カーブ地点にて、いきなり青く四角い林道標とコンクリブロック製の林道標が並んで現れます。こんな急勾配の途中にまさか林道標が設置されているとは思っていなかっただけに、かなり唐突な感じでした。
■ちなみに林道標は左カーブ地点にこのような形で設置されています。青い林道標には「林道 麻生山線」、コンクリ製のものに民有林林道 麻生山線起点 平成3年度」と記されていました。ということで、どうやらここが焼岩線の終点になっているようです。ただし、気にかかることが一つ。実は林道標の立つこの地点には、路面が見えないほどに草むした砂利ダートの右折分岐があるのですが、それがただの名無し作業道であるのか、それともひょっとしたら焼岩線の続き区間であるのかという疑問が…。結局、右折側には立ち入らなかったのでその実体は不明ですけどね。
→探索終了!
→正体不明の右折分岐を眺める!
→麻生山線に突入!

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