このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2010.03.20
No.TO-027

黒仁田線■青梅市 ■全線ダート ■接続→黒仁田支線
■都53号線「黒沢」地区付近から山中に延びる(黒沢3丁目1510番地[起点]〜黒沢3丁目1640番地13[終点])

 終点にて同名の作業道黒仁田線に1本道で接続するショートなピストン 

 ↓びっしりと立ち並ぶ杉の植林地帯に延びていますが、杉林には手入れがなさ
 れているので意外と明るく路面的にも走りやすい1本でしょう。


……こんな感じ……
■都53号線沿いの「黒沢」地区付近の山間部に起点のあるダートピストン。付近一帯に展開する杉の植林地の中に延びているが、沿道の杉林には手入れが入り、雰囲気的にはまあまあ明るい部類に入る。路面は山砂っぽいが、特に荒れていることもなく走りやすいが、植林地に延びる林道につき杉の小枝や葉が散乱する。コース的には全線に渡って登り坂が続くが、当別に急坂があるわけでもなく至って穏やか。延長距離が短く、沿道では目に付くものなども特にない。あえて特筆する事柄としては、終点にて作業道標の存在する同名の極短作業道「黒仁田線」と一本道で接続されていることくらいか。とくに良くもないが悪くもないといった感じの1本である。

■JR青梅駅付近から都53号線に入って飯能方面に少し進むと、 都道から左手の山間部に入り込んだ先に現れるこのY字路地点が黒仁田線(右手)の入口です。ちなみに直進方向は黒仁田支線となっており、そちらの方が本道っぽい雰囲気がしますが、あくまで本道は右手である模様。
■Y字路を右折側に進むと「黒仁田林道」と記されたブルーの林道標がすぐに現れます。そして淡い黄緑色の支柱が目立つチェーンゲートも併せてそこに。ちなみにゲートの支柱についてですが、よく眺めてみると元からあった支柱に上からスポっと被せるような美観を損ねぬシャレた作りとなっていました。最近普及し始めたのか、この付近の林道ではしばし見受けられるタイプです。
■「カチャ、通りますよ…」
→ちょっと待った!
■林道標を後にして黒仁田線に突入すると、きれいに枝打ちされた杉林の中にダートは登り坂で延びていました。通常ならば昼なお薄暗くありがちな植林された杉林ですが、手入れが行き届いているため木漏れ日が差し込んで意外と明るい雰囲気に。そしてそんなダートを少し進むとY字状の分岐地点が現れます。初めてこの場所に到達した時点では左右のどちらが黒仁田線本道であるのか、一瞬迷ってしまうかもしれませんが…。
→右折ダートの様子をうかがう!
■この分岐は左右を眺めてみると左手が本道であることがあっけなく判明。というわけでここはさらに登坂して延びる左手へと進むことにします。
■山の斜面の谷間に沿ってカーブしつつ坂道が続きます。なお、この黒仁田線はショートなピストンでることは分かっているので、すぐにエンド地点に到達してしまうことが予想されますが、それでも短いなら短いなりにこの先がどのようになっているのかが楽しみです。
■振り向けばそこに作業道。やはりここは植林地帯に延びる林道なのでこのように切り返の作業道分岐もありましたよ。作業道だけあって本道に比べて何だか地盤が軟弱そうですね。興味のある作業道マニアの方はどうぞ!
■沿道に展開する植林の杉林はしっかりと手入れが行き届いているため、ここは無骨なイメージの林道というよりも、整備されたハイキング道のような気がしないでもありません。これも各地で放置によって荒廃した杉林を目にすることが多いことによる弊害なのでしょうか。
→丸太橋!
■「ここで一体何が…?!」この林道はしっかりと手入れが行き届いていると思ったのに、なぜか行く手を道を塞ぐ倒木が。取り敢えず切り倒しておいて後から片付けようなんて事もあるまいしね。オフバイクの機動力を持ってすれば何の問題もないからいいですけど。
■倒木を乗り越えてさらに進むとまたしても倒木が現れましたよ。自然淘汰で弱々しい樹木は自然に折れて倒れてしまうのでしょうか。これはどうみても人為的に倒されたものではなさそう。ま、それはさておき、ダートはなおも続いているので倒木を乗り越えて前進しようとしたところ、ふと右手の路肩を眺めると杭状の林道標らしき物がありました。
→杭を眺める!
■「そうか、林道区間はここまでなのか」というわけで思いも寄らぬ作業道黒仁田線の作業道標を発見したことにより、ここで林道としての黒仁田線の探索を終了して今来た道を引き返してもよかったのですが、せっかくなので作業道区間の様子をちと偵察しておくことにします。といってもその延長距離は僅か127.26mなのでたかが知れているのですけどね。
→林道区間を振り返る!
■確かにここは作業道というだけあって、林道区間と比較すると路面状態は心なしか簡易的な雰囲気もします。ただし、 作業道標に記されていた延長距離127.26mという記述に相違はないようで、スタスタと歩くこと1分にてあっという間に終点に。その先にはもう踏み跡すらなく、正真正銘、ここが作業道黒仁田線のエンド地点となっていましたよ。というわけで黒仁田線の探索は思わぬ余録付きで終了。まったく東京都のショート林道郡は面白いなぁ!
→探索終了!
→引き返して黒仁田支線に向かう!
→振り返る!

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