このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2011.02.26
No.T-036

二本竹線■青梅市 ■全線ダート ■分岐→二本竹支線
■都193号線「成木」地区から山中に延びる(成木3丁目1688番地[起点]〜成木5丁目1543番[終点])

 二本竹川沿いに登り詰めるが、後半は作業道チックなフカフカダートに 

 ↓極短が多い青梅市にあっては、延長距離的にみればそれなりにまともな林道
 です。眺望的なものは望めませんが、支線もあるため悪くはない1本でしょう。


……こんな感じ……
■隣接する飯能市との県境地帯に展開する山中に延びるダート林道。林道名にもなっている二本竹川に寄り添う形でその源流部を目指して延びている。途中に無人と化した廃村があって、そこまではなだらかな僅かな登り坂で、以降はややキツめな連続勾配で登り詰めていくコース。道すがらの展望などは皆無で雰囲気的にも明るいものではないが、青梅市に点在する林道群の中では延長距離は長い部類の1本であり、また名のある支線も分岐してるため、総評すれば決して悪くはないだろう。路面的にはやや土質っぽいが特に問題はない。ただし、途中の廃村地点を過ぎると以降の幅員は作業道チックに狭まって、路面は落ち葉まみれのフカフカ状態となってしまう。

■2キロを超える延長距離を持ち、青梅市に無数に存在するピストン林道群の中ではロングな部類に入る二本竹(にほだけ)線の起点です。林道標の立つ入口からすぐにダートが始まっており、そこには付近の林道としては珍しくチェーンゲートの姿も無し! この幸先の良い状況に気分も上々、果たして二本竹線はどのような1本であるのか期待を脹らませつつ、いざ探索開始です。
→!?
■二本竹線のダートに乗り込むと、林道名にもなっている二本竹川に沿って植林杉林の中へと入っていきます。杉木立の中にはシイタケ栽培のほだ木などが目に付きましたが、そこに人影はなくひっそりと静まりかえった雰囲気が漂っていました。
■沢という方がぴったりな、あまりにも細過ぎる二本川の流れに沿って蛇行しつつダートは延びていました。ここにはたまに地元車両が入り込むのか、路面にはくっきりとタイヤ跡が盛り上がったワダチとなって残されています。
■探索時は快晴であり、おかげで路面は固く締まってはいましたが、土質っぽいのでこのようなヌタヌタな箇所も。これで転倒することは、その規模からみてまずないでしょうが、足回りにペトペト飛び跳ねる泥はいただけませんね。
■「やった! 支線発見!」やけに水量の少ない二本竹線に沿ってダートを進むことしばし、このようなY字となった分岐地点にたどり着きましたが、川を渡って左折するダートの入口には「二本竹林道支線」なる林道標が! 速効で支線側へと突入したくなりましたが、まずは本線の探索が先でしょう。「よしよし、後できっちり探索してやるからな」と、ここはひとまず右折して二本竹線本道を進むことにします。
→二本竹支線に突入!
■二本竹支線の分岐を後にしてさらに進むと、やがて行く手にはこのような建物が現れました。「まさか、こんな場所に民家が?」と思いつつ緩い右カーブを曲がると…。
■このようにやや開けた感じの庭先のような地点に差しかかります。やはりここには民家らしき廃屋があり、かつての集落跡になっていた模様。ダート沿いには古びた石垣が組まれており、前方の杉が林立している場所にもかつては民家の敷地であったのかもしれません。もはやここには定住者はおられないようですが、前方左手の林の中で炭焼をしてるお爺さんの姿を見かけたっけ。きっと通いで作業しに来てるのでしょう。そんな感じの所をダートはなおも続いて延びていました。
■廃村地点を過ぎると、もはや消え入りそうな細流と化した二本竹川の源流に向かって一気に上り詰めるように登り坂区間が始まります。ダート路面には雑草のワダチが形成されており、いよいよ、二本竹線の末端区間でもあるその深部へと向かっていくような感じでした。
→作業道の様子をうかがう!
■作業道分岐を過ぎて少し進むと再びこのような分岐地点が現れました。言うまでもなく本道は道なりの直進であり、右折側はこれも作業道になっている模様。ちなみに、分岐の股の部分には古びた石垣が組まれていますが、ひょっとしたらこれも何十年か前には民家が立っていたその跡なのかもしれませんね。そうでなければやや不自然な石垣です。
→作業道の様子をうかがう!
■2本目の作業道分岐を過ぎると二本竹線のダートは本道であるにもかかわらず、雰囲気的には作業道臭が漂い始めてきたようです。登り坂の傾斜角度も進むにつれて大きくなっているようで、そろそろエンド地点が現れるかと思われましたが、ダートはなおもその先へと延びていました。
■びっしりと隙間無く空間を埋め尽くすように立ち並ぶ杉林の中を登坂して進みます。ここまでやって来ると、路面はフカフカとなり幅員もぐっと狭まってしまいました。本当はもう林道区間は終了していて、「知らず知らずにその先の作業道区間を進んでしまっている?」との疑いも否定できませんでしたが、まあ、進めるところまで進んでみるというのが林道探索のセオリーですから…。
■気が付くとダートはその勾配角度をさらに増大、つま先上がりのキツい勾配となったダートをなおも前進します。路面を覆い尽くした落ち葉がストッパーとなっているから良いようなものの、これが山土むき出しであったら下りが恐いと感じるような連続した勾配ですよ。
■「おい、ウソだろ…」せっかくここまでやって来たというのに行く手にはどうしようもない杉の倒木が! XRを倒して潜れば突破も可能ですが、ここはもう末端区間であってどうせその先は知れたこと。林道探索では時として頑張りも重要ですが、それと同時に素直な諦めも大切です。次の機会にはこの倒木も片付けられているだろうと、ここはさっさと見切りを付けて撤退。というわけで二本竹線の探索はここで強制終了となりました。でもツイてないなぁ…。
→探索終了!
→引き返して二本竹支線に向かう!
→倒木地点で振り返る!

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