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探索日 2012.05.12
No.TO-056
日原線 | ■奥多摩町 ■半ダート ■分岐→孫惣谷線・大ダワ線 ■都204号線「日原」地区から山中に延びる |
日原渓谷の最奥へと分け入る走り具合も悪くはない山岳ピストン林道 |
……こんな感じ…… ■奥多摩町の日原川の渓谷に沿って山深く分け入る半ダートのピストン林道で、都道204号線の終点が林道区間の起点となっている。川沿いに付かず離れずで遡っていくコースであるため、急な勾配は見られずに全体的に穏やかさが漂って走りやすい。雰囲気的には明るく、次第に山深く荒々しい山岳ダートの趣が濃くなり、同時に地形的な険しさも増すが、かといって荒れが見られるわけでもないので安心して楽しめる1本だろう。支線林道としては孫惣谷線と大ダワ線が存在するが、残念ながら共に普通に探索できない状態となっている。なお、当林道沿いには登山道入口があるため、ハイカーや登山者の車がしばし通行するので、すれ違いにだけは注意したい。 |
■JR奥多摩駅前から都204号線を日原川沿いに遡ると、都道区間の終点となった左右に別れる突き当たりにぶつかりますが、そのT字路の右手が「日原鍾乳洞」で、左折側が日原線の入口になっています。路面は一般道となんら変わりない舗装状態ですが、ここには目立つ林道標やら鍾乳洞の案内板が設置されているのですぐにそれと分かるでしょう。 →案内板を眺める! | |
■都道の突き当たりを左折して鋪装された日原線を進むと、すぐに日原渓流釣場と思しき施設が現れました。でも観光客は鍾乳洞へと流れるみたいで、ここは寂れた雰囲気で誰もいませんでしたよ。もちろん、飼われた魚を釣る気なんぞはまったくないので速攻通過です。 | |
■日原川の谷間に沿った舗装路を進んでいくとやがて青い鉄板タイプの林道票が現れました。都道終点のT字路にも木材であしらった変形林道標が設置されていますが、やはりこちらのタイプの方が味があって良いですね。ちなみに、林道標の脇には小さな祠があって地蔵菩薩が祀られています。 →地蔵菩薩を眺める! | |
■その後、右手に流れている日原川の渓谷を跨ぐ橋梁が現れます。都道の終点でもある林道の起点から1キロほどでしょうか。そして深い日原川の渓谷が眺められるこの橋梁を渡った地点から、ようやくにしてお待ちかねのダート区間がスタートしています。 →日原川上流(右手)を眺める! →日原川下流(左手)を眺める! | |
■日原川の渓谷をまたぐ橋梁を渡り終えたると、その先にはこのような感じでダートが開始していました。固く圧縮されて踏み締められた路面には砂糖のような白砂がまぶされたように薄く堆積。いかにも走り心地の良さそうな雰囲気に、「いよいよ始まったな!」といった感じです。 | |
■日原川の見事な渓谷に沿って林道のダートが続きます。ダートは幅員も十分広くて走りやすくて申し分なし! 途中に釣り師のものと思われる乗用車が路肩に止められていたのは目障りでしたが、それでもここは渓谷沿いに素晴らしい雰囲気が味わえるでしょう。 →日原川を眺める! | |
■美しい日原川の渓谷沿いに林道を遡って進むと、やがてこのような鉱山施設の入口に差しかかります。奥多摩地方は石灰石の産地としても有名ですが、ここは奥多摩工業(株)の氷川鉱山とのこと。ただし、施設へと続く専用道路の入口にはシャッター式のゲートが設置されており、当然ながら立ち入ることはできません。それでもここには鉱山系の索道があったりするので、時間があれば軽く見ておくのも楽しいかもしれませんね。 →付近を散策する! →付近を散策する! →付近を散策する! | |
■「おお、素晴らしいバランス!」氷川鉱山への入口を過ぎて渓谷を断崖沿いに進むと、その先の路肩にこのような巨岩が! 林道を開設した際に取り残された岩肌の一部であると思われますが、落ちそうでいて落ちない危なっかしい絶妙なバランスで力学が作用しているようです。 | |
■路面がグチャグチャ! これは普通の水溜まりではなく、なにかこう、重量物を運搬したタイヤでこねられたような状態みたいでした。ダンプかトラックでも通行したのでしょうか? 微速前進で進んで泥水の飛び跳ねを防ぎますが、晴れの日に水溜まりとは…。 | |
■そしてたどり着いたのが右折して日原川から分かれて行く孫惣谷線との分岐地点。孫惣谷線は孫惣谷に沿って埼玉県との県境方面の山中を遡って延びるピストンですが、入口には踏み切り式遮断バーのゲートが設置されています。そしてその状態は察して知るべしでした。ちなみに、この分岐地点には乗用車が数台止められていましたが、 釣り師ではなくて天祖山(1723.2m)へと向かうの山男山女たちのものと思われます。どうやら、すぐそばにその登山道入口があるみたい。 | |
■孫惣谷線を分岐すると、日原川の右岸にとりつくべく再び橋を渡ります。橋上には泥砂が堆積しており、大きな水溜まりが発生していたっけ。泥が溜まるから雨水もそこに溜まってしまうのか。橋は水浸しのドロドロなので、流れを眺めるべく欄干には近付けませんでした。 | |
■「ゲートだ!」巨大な水溜まりに覆われていた橋を渡ってさらに進むと、行く手にこのような車両の通行を著しく制限する仕掛けが! 全体的にサビで茶けた様子に年季を感じてしまいますが、ご覧の通り現役できっちりと仕事をしている模様。あちゃ〜、なんてこったい! | |
■うむ、四輪にとっては致命的でも小回りのきく二輪ならば…であるか。 | |
■ゲー○がゆるゆるであったのは嬉しいことでしたが、その先はアスファルトによる舗装区間となっていました。せっかく良い気分で進んで来たというのに、ここでまさかの舗装ですか…。 →崖を眺める! →さらに日原線を進む! →もう飽きた… |