このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 深沢林道/ Fukasawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.03.20 / No.TO-077 
 [ 所在地 ]あきる野市 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 林業活動盛んな土場のある光景を見せつつも、その先では明るく開放的な高所区間が!

きる野市「深沢」地区に存在するという深沢林道。そこを訪れるにはまず、JR武蔵五日市駅前から「南沢あじさいやま」を目指して山内川沿いに遡ります。すると左折する南沢林道の起点となっているY字分岐が現れ、そこには林道標(南沢林道)と道標が設置されているので、道標に記されている「深沢小さな美術館→」に従って道なりに直進すればOK。
→道標を眺める!
沢林道との分岐を直進して道なりに進むと、やがて深沢地区の最奥民家を過ぎた先で路面はダート化。林道標が立っているので、目指す深沢林道の起点がここであることが分かります。ちなみに左手にあるのは浄水場施設。林道入口の目印としてよく知られているんですね。それではいざ深沢林道の探索を開始せん!
→林道標を眺める!
→振り返る!
約束のチェーンゲートも見当たらず、幸先よくスタートできた深沢林道。起点を後にしてさっそくダートに乗り込みますが、入線直後区間はまさにダンプ道の趣でした。木材搬出トラックの往来があるのか、幅員目一杯にまでタイヤ跡が刻み付けられています。しかも、前夜の雨で泥水な水溜まりも発生しており、路面はニチャニチャでした。
業トラックのタイヤで固く圧縮された路面が続きます。五日市の市街からさほど距離があるわけでもないのに、ここでは林業活動が盛んに行われているみたい。してみると、林道入口にチェーンが張られていなかったのは、トラックが通過するたびに掛け外すその手間を省くためなのかもしれません。
内川の谷伝いに植林地を奥へと向かって延びるダート。しっかと刻み付けられたタイヤ跡はその先の土場の出現を予測させますが、ここ、できるならば平日の探索は避けた方が無難かもしれません。いくら身軽なオフバイクといえども、この幅員での大型トラックとのすれ違いは危なく厄介そうなので・・・。
→付近を眺める!
京都の林業といってもピンときませんが、ダート沿いには搬出を待つ木材が! この区間では道そのものが土場と化していたようで、伐り出された木材が筏状に組まれて大量に集積されていましたよ。とても東京都の林道とは思えない、いかにも林道臭漂うシーンです。
菌作用やリラックス作用があるという、独特の芳香を漂わせる新鮮なスギやヒノキ木材。それらを眺めつつ土場区間を進みますが、正直ここはそれどころじゃなかったな。昨夜の雨水がたっぷりと添加された地面の土は木材搬出トラックのタイヤに捏ねられ、ダートは波打ち酷いヌタヌタな状態・・・。まあ、オフバイクには似合うシーンではありますが、ペダル付きやハイカーがふらりと気軽に立ち入れるような路面状況ではなかったですよ。
場区間では作業道分岐もあって本格的な「現場」の風情を見せつける深沢林道ですが、そこを過ぎると荒々しく無骨な林業の現場区間は終了。やがて雑草のワダチが路面に現れて、それまでとは異なった落ち着きを見せ始めます。
して三内川を跨ぐコンクリ橋が現れますが、沢の流れる谷底には周囲の斜面から湿気が集まり、そこでは特に湿り気系の植物相が目につきました。すなわち、コンクリ橋を覆い尽くすびっしりな緑のコケなんですね。雨が降っていないのに常にジメジメしている林道って、だいたい周囲から集まる湿気というやつが原因だと思います。
→深沢を眺める!
内川のコンクリ橋を渡り、渓流伝いの林道をさらに遡っていきますが、やがて広場のようにぽっかりと大きく開けた地点が現れます。その部分だけコンクリ舗装化されていましたが、この感じ、どうみてもピストン末端ではおなじみの回転場くさいですが、それがあるということは、ここが深沢林道の終点?
っきり深沢林道の終点だと思われた回転場らしき地点ですが、意外にも林道の末端ではなかったです。その先端からコンクリの簡易舗装路がさらに続いていました。そういえば、この林道には「途中に舗装区間がある」との話を思い出しましたが、これのことだったのか。しかも文字が判読できる状態の林道標が設置されてるという嬉しいオマケ付きでね!
→林道標を眺める!
らばもちろん簡易舗装区間へとWRを前進させますが、ダートはその先ですぐに復活していました。そして2度の切り返しヘアピンカーブで一気に高度を稼ぐと、次第に高度が感じられるようになって林道の雰囲気は入線直後のものから一変します。
→路肩を眺める!
面もガタガタとしてえぐれ気味。どことなく山岳ダートを思わせる荒っぽさがいい感じです。この状態、「道」としてはよろしくない状態かもしれませんが、それでも楽しいのはここが林道だからでしょうか。明るさに満ちた雰囲気も悪くないです。
内川の谷間を登り詰めて尾根付近の斜面をストレートで前進中。雲一つない青空のもと、一筋に続くダートをじっと見つめ、うっすらと雑草むした路面の美しさと、心地良いその雰囲気を思い切り味わいます。う〜ん、良い気分だなぁ。
の後も登坂を続けて標高は500mを越えました。やがてダートはスイッチバック状態で鋭角に切り返す地点に差しかかります。作業道や林道でも一気に高度を稼ぐためにしばし見られる状態であり、深沢林道にもスイッチバック箇所があったのかと思いきや・・・?
はここが終点でした。鋭角に切り返して進もうとハンドルを切りかけた瞬間、そこで道が途切れているのが目に入ったんですね。振り返るとよく分かりますが、それはこんな感じ。行く手が途切れていると思わせたり、続くように見えていながら終わってしまうといったトリッキーな状態が林道ではたまにありますが、まさかこの深沢林道でそれに引っかかってしまうとは・・・。というわけで、思っていた以上に楽しめた深沢林道ですが、そこで道が途切れていたので探索はここまで!
→探索終了!
→その先の様子を眺める!
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