このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 東奥野林道 完抜け化!(2015.12.6)   もう一つの林道探索一覧へもどる   

館山自動車道富津竹岡IC出口を右折して白狐川沿いに内陸方向に進むと、
竹岡地区再奥の集落「上白狐」を過ぎた先で道はダート化しますが、
そのままかまわずに進むとやがて左手に林道標の掲げられた東奥野林道の入口が現れます。
同じ竹岡地区には房総でもメジャーな 金谷元名林道 があるため、
話題に上ることはほとんどないですが、
雰囲気的にはまんざら悪くもないのがこの東奥野林道。
初探索以来、気が向くたびに幾度となく林道パトロールをかねて訪れていましたが、
いつやって来てもその末端で延長工事がダラダラと行われていたものの、
ついに延長工事が終了したのを確認したので
過去の東奥野林道の状況を振り返りつつその詳細を報告してみたいと思います。

いうわけで久しぶりにやって来た富津市の東奥野林道の入口です。状況的には初探索以来ほとんど変化はないですが、前回やって来たのは、東奥野林道入口の正面に 奥野林道 の林道標が新たに設置されているのを発見して以来となりますね。
中で白狐(びゃっこ)川に架かる橋を渡ります。東奥野林道の状況も基本的にはほとんど変化していないため、詳細に付いては こちら を参照していただくとして、今回はサクサクっと先に進みますよ。
ういえば現在はもう撤去されていますが、以前はこのような鉄板が延々とダートの路面に敷き並べられていたのを思い出しました。林道末端で行われていた延長開設現場へと向かう重機の通行に対する処置でした。これ、覚えている方いますか?
長工事がガンガンに行われていた頃にはこんな状況もしばしあったなぁ。現場監督さんに「入っちゃだめだよ!」とのお叱りを受けるかとドキドキものでしたが、そういう事態はなかったです。なぜって、それはいつも誰もいない時を狙って訪れていたから・・・。
行く手の斜面を切り崩さんと、やる気満々で重機が置かれていたかつての東奥野林道末端地点。現在は前方の緑の斜面を切り崩してすでに道が延びていますが、以前はこんな状態でした。あの急斜面にどのように道を開設するのだろうと思っていたものです。ちなみにこれは平成18(2006)年7月2日時点の状況。
うわお!」そしてこれが2年後の平成20(2008)年3月23日の同地点の様子ですが、延長工事のの掘削現場はさらに前進した模様。見事に道ができていますね!
してこれが喜び勇んで飛び込んでみた平成20(2008)年当時の開設ほやほやな延長区間の様子です。まるでバターをナイフで切り取ったみたいな、そびえ立つ地層むき出しの壁面が物凄い迫力でした。路面に敷かれた砂利も純白で真新しかったです。
ろしいまでにそびえ立った掘削ホヤホヤの延長区間。林道を通すためかなり険しい斜面を切り崩したことが分かります。そしてここが開通間もないことを、路肩の谷間に投げ捨てられた大量の土砂が物語っていました。
かし、延長開通ホヤホヤだというのに、そこかしこで早くも崩壊の兆しが・・・。もちろん現在はこの地点の落石はきれいに片付けられていますが、まさにこれが「崩れては復旧させる」といった終わりのないイタチごっこの始まりであったとは!
してこれが平成20(2008)年時点での東奥野林道の末端。行く手は樹木の茂る斜面に遮られてぷつりと途切れていたんですね。そしてそれから数年の歳月が経過して・・・。
成27(2015)年12月6日時点の東奥野林道の終点はこんな感じ。なんと、その末端でこのような幅狭なコンクリ簡易舗装路に接続されているのを発見! この状況に一瞬「?」となってしまいましたが、幅狭なあのコンクリ簡易舗装路によって東奥野林道は完抜け化したんですね。でもこの時点ではその先がどのようになって、どこへとつながっているのかは分かりませんでした。というか、ここがどこかへと抜けているとは思わなかったのが正直なところです。じゃあ、それを確かめるために、その先へと進んじゃいますよ。
あれ? ここは?!」コンクリの簡易舗装区間に乗り込むと、すぐにY字の分岐地点が現れました。そしてこの眺めはどこかで以前に見たような気が! というわけでここがどこなのか、そしてどこからやって来られるのかが一目でピンときたならば、かなり房総林道を走り込んだ方と自慢していいでしょう。ちなみにここは釜ノ台地区の「池田」という場所。
→振り返る!
→左折側を眺める!
してこれが9年前の同じ場所の状況ですが、現在までほとんど変化はありません。それでも以前は前方に池田集落の家屋が見えていたのですが、現在は成長した樹木によって完全に見えなくなって(上段画像参照)しまいました。まあ、9年も年月が経てば樹木が茂ってこうなるのも当たり前ですなぁ。
れも9年前の同地点。進行方向から振り返って眺めた状況ですが、東奥野林道へと接続していないめ、ここでほとんど行き止まり状態となっていました。ちなお、XR後方のすぐ左手が現在のコンクリ簡易舗装区間がある地点。当時そこに山道の入口はありましたが、それでも東奥野林道とはつながっていなかったです。どのような恐れを知らぬ剛の者でも、ここから東奥野林道へと抜けることは絶対に不可能でした。
→山道を眺める!
字分岐の右折側のかつての状態ですが、ここは現在もほとんど変化はありません。でもこれは6月時点なので、薮の繁茂がそれなりにありましたが、秋から春頃ならばここまでは茂っていないと思います。そんなダートをたどって行くと・・・。
→さらに前進する!
→探索中止!

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