このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

モミジやカエデの常緑広葉樹林帯を過ぎてさらに標高が上がると、
道すがらにカラマツが見られるようになってきます。
もともと日本特産種のカラマツは北海道から東北地方、本州中部の寒冷地帯に分布し、
日本の針葉樹で唯一の落葉樹であることから「落葉松」と書きますね。

戦後、植林樹種として北海道や長野県、岩手県や山梨県で盛んに植林されたものが、
今日、成長して各地で伐採期を迎えているらしいです。
当初は炭坑や工事で使用する杭木や電信柱などに使用するつもりでしたが、
時代の変化で杭木や電柱への用途はなくなり、
また、ヤニを含んでいるためパルプ材としての使用価値もないため、
予測していた需要のもくろみは完全に失われてしまっているのが現状ではありますが・・・。

ただし、カラマツは腐朽しにくくて強度や適度な弾力性があるため、
最近では積極的に木材として使用する動きもある模様。
具体的には尾瀬の木道のほとんどがカラマツ材を使用しているそうですよ。

→出発する!

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください