このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.08.12
No.YG-001

奥山線■酒田市(旧八幡町) ■全線ダート ■分岐→黒瀬支線
■酒田市升田地区より蕗沢森(691.6m)方面の山中に向かう

 鳥海山の雄姿を間近に眺めながらゆったり走れるフルダートのピストン林道 

 ↓深い砂利ダートは少々スリッピーですが、まあ、走りやすいです。その分、
  車の通行も多く注意が必要ですが、一度は訪れる価値はあるでしょう。


……こんな感じ……
■酒田市升田地区から日向川沿いにその支流である小八重川に沿って山中へと分け入るフルダートのピストン林道。路面は砂利質で、ややタイヤが取られがちな地点もあるが、幅員は広くて走りやすい。ダートは進むに連れて標高を上げていくが、勾配は緩く、アップダウン程度にしか感じられず、コース的な険しさはない。小気味の良いストレート区間が随所に点在、ストレス無く走行できるだろう。入線後、前半は前方にそびえる鳥海山が、後半では時折並行する渓流の眺めが楽しめる。途中で分岐する黒瀬支線に乗り継げば秋田県へと抜けられる。なお、奥山線自体は終点を示す林道標の先へもダートは続くが、ここは最終的にはガレて前進不可となってしまう。

■酒田市(旧八幡町)の升田地区のはずれにある奥山線の起点になっている入口です。 周囲は水田地帯になっており、R344から県道366号線をたどって進めばたどり着きます。20キロ制限の標識と共に林道標があり、ここで舗装が途切れてすぐにダートが登り勾配で始まっています。
→起点の様子を確かめる!
■林道標を後にして奥山線に進入すると、ダートは軽い山越えのような感じですぐに登り坂になりました。緩いアップダウン程度のものですが、晴れていれば、ここでは前方に鳥海山の雄姿を眺めつつ走れる、とても景観の良い区間になっています。ただし、探索時は晴れ過ぎてしまい、じっくりと眺めていられないほどの暑さでしたが…。
■起点直後の軽い山越え区間を過ぎると左手に日向川の流れが寄り添ってきます。ここから奥山線のダートは緩く蛇行しながら、ほぼ全線に渡ってこの日向川に沿って上流へと延びていますが、この付近ではまだ川幅も広く、流れを抑える堰堤のようなものがあったりして、特別眺めが良いというわけでもありません。川沿いの日陰区間の涼しさだけは良いんですけどね。
■奥山線は日向川に沿って延びていますが、始終、川岸そばを行くわけではなく、こまめに近づいたり離れたりしているようです。なお、ここまでの僅かな区間ですでに登坂路、川岸、山中の水田地帯の画像を掲載しましたが、一見すると道筋に沿った連続性がないようにも思えますが、それだけこまめにコースの変化があると言うことです。ちなみに、ここではなぜかダート沿いに僅かに水田が開かれていました。
■奥山線のダートは砂利質で基本的には走りやすいのですが、所によっては砂利が深くなっているので、急制動やあまり飛ばしているとズリがちなので、やや注意が必要かもしれません。でも、適度な速度であれば、一定のスピードを保って走り続けられるので、そのぶんとても快適です。で、そんなダートを走っていると現れるのがこの右分岐(XRの向きが進行方向)です。この分岐地点には標識類はありませんが、雰囲気的に奥山線本道は直進方向であることはすぐに分かります。
→名無し分岐に突入!
■名無しダートの分岐を過ぎると杉林が現れました。植林でもしているのでしょうか? その中をやや引き締まった砂利ダートが直線的に延びています。探索時の夏のうだるような暑さの中、このような直線の日陰区間は、飛ばして身体を冷やすにはもってこいですが、すぐに走り抜けてしまうので、体温の冷却効果はあまりないようです。とても暑いです…。
→周囲を調べる!
■杉林を抜けてさらに進むと下りがかった眺望の良いストレートが現れました! 視界を遮るものもなく、前方に鳥海山を眺めつつ爽快に走れる区間です。奥山線のウリは走りやすいダートと共にこの鳥海山の眺めですが、それでも眺望スポットは意外と限られています。その中で最も眺めのよい場所が、おそらくこの区間でしょう。山頂に万年雪(?)を頂いたその姿は涼しげですが、直射日光で焼かれたダートはその反射熱でムンムン! 見かけとは裏腹に真夏の砂利ダートは炎熱地獄になっています…。
■「○△×…!?」おっと、ここは黙して何も語らず…。
なお、この先の林道区間には現時点(07年8月12日)では路面崩壊、土砂崩れなどはありません。
■さらに進むと再び日向川の流れがすぐ左手に寄り添ってきました。川沿いに延びる林道でも、意外とその流れは見えなかったりするのですが、ここでも路肩の草木が邪魔で流れはあまりよく見えません。くねくねと川岸に沿ってダートは延びています。
■ダートは川岸から右手にカーブして森の中へと続きます。そんなとあるカーブの途中にあるのがこの分岐です。小気味の良いダートが左手の川岸方面へ向かって下っています。おそらくピストンの名無し系くさいですが、ここはどう見ても直進方向が本道であり、まず間違えることもないでしょう。
→名無し分岐に突入!
→分岐地点を調べる!
■名無しダートの分岐を過ぎて少し進むと、日向川岸辺の崖っぷちに沿ってダートがしばらく続きます。奥山線で渓流の眺めを間近に楽しみながら走行できる数少ない区間の一つですが、それにしてもあの岩、何か微妙なヘンなカタチをしていると思うのは自分だけでしょうか?
■キノコ岩を過ぎて川岸に沿って進むとコンクリ橋がありました。ここからは日向川左岸に沿って進むことになりますが、右岸にしろ、左岸にしろ、川の流れはあまり見えないので、あまり意味はないですけどね。せっかくなので川の景色でも眺めておきましょう。
→日向川の上流を眺める!
→日向川の流れを眺める!
■コンクリ橋を渡ってしばらく進むと、また二股分岐が現れました。一見すると、左右どちらもダートの路面状態はさほど違いが無く、また、林道標もありません。奥山線で道間違いをするとしたら、多分ここの可能性が高いと思います。ちなみに本道は右折方面で、ここから断続的に緩い登り勾配になっています。通常はこういう場所が一服ポイントになるのですが、今回はゆっくり立ち止まる余裕はありませんでした。猛暑につき、そんなことをすれば熱中症でぶっ倒れます。
→左折分岐に突入!
→右折分岐(本道)を眺める!
■二股分岐地点から続く登坂路です。ご覧の通りダート路面は幅員もあり、路面もしっかりしていますが、ここでも砂利はやや深めです。勾配の途中で坂道発進を行うと、リアタイヤがズりがちで、砂利をえぐるように跳ね飛ばします。もう少し締まっているとやや快適なのですが、まあ、多少走りにくいのが本来のダートというものでしょう。それにしても走行中、後方に舞い上がる砂ボコリは物凄いです。
→ここで探索を打ち切る!
→さらに奥山線を進む!

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