このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 大ダル林道/ Odaru林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
大ダル林道  [1] [2]
道好きならば鋪装を喜ぶ者などいないというのに、またしても簡易鋪装が・・・。なんともやるせない気分で進んでいきますが、唯一の慰めは途中で林道地図看板を見かけたことでしょうか。それによっておおよその現在地を知ることができました。
→林道地図看板を眺める!
→付近を眺める!
して簡易鋪装は途切れて再びダートが復活。やれやれ、これでようやく尾根筋の明るく開放的なダートの雰囲気を満喫できると思ったのですが・・・。
たしても行く手に簡易鋪装が! 道すがらの雰囲気は悪くもないだけに、これはちょっと残念。その後も虫食いで細かくそしてしつこく簡易鋪装区間が現れてしまいます。
の後も再三にわたって出現してしまう虫食い鋪装区間。結果としてどれも短い長さでしたが、そのつど「もういい加減にしてくれ〜!」と叫びたくなります。しかし現在は、関東近郊の林道で長距離の完全フルダートを望む方が無理のある時代なんですね。
食いで連続する簡易舗装区間では、ご覧のように斜面の上方に林道標が設置された地点もありました。これも延長開設の起点を示すものでしょう。しかし、素朴な疑問として「なにゆえその場所に?!」と首を傾げてしまいます。
→林道標を眺める!
果としてその後もたまに虫食い簡易鋪装は現れてしまい、きりがないのでもうそのことには触れませんが、不幸中の幸いであったのはどれも長さが短いこと。そしてトータル的な長さで見れば、大ダル林道はほとんどダート(2015年10月時点)であると言えます。虫食い鋪装の存在することを除けば、やはり申し分のない大ダル林道なんですね。
根筋に沿ってなだらかなアップダウンを繰り返して続く大ダル林道。いいカンジに締まった砂利質ダートは走り心地も上々で、軽やかにWRを走らせていくと、3カ所目となった林道標設置地点に差しかかります。平成21(2009)年に竣工された延長区間の起点を示す林道標であり、これによって大ダル林道は平成2(1990)年→平成6(1994)年→平成21(2009)年と順次延長開設されてきたことが判明しました。
→林道標を眺める!
なみに3カ所目となった林道標設置地点ですが、すぐそばには怪しく十字分岐する作業道らしきダート分岐を発見しました。地理院地図を眺めてみても、付近は破線で示される山道が錯綜しており、また、この分岐に付いての記載はなかったような気がします。立ち入ったわけではないので詳細は不明ですが、いずれにしても名のある支線林道ではないでしょう。
→左折ダートを眺める!
→右折ダートを眺める!
カ所目の林道標を後にして平成21(2009)年竣工の延長区間を進みますが、これまでとは打って変わり、開設間もないような真新しさが林道に漂ってきました。両路肩には路面を掘り下げたような盛土っぽい壁が続き、勾配の傾斜角度もやや大きくなってきます。延長工事が竣工したのは探索時より遡る6年前ですが、実際に開通したのは数年前だと思われます。
→空を眺める!
るで昨日にでも開通したかのような、できたてホヤホヤ感の色濃く漂うダート。山側の路肩斜面には純白のブロック擁壁が連なり、路面にまかれたバラストも新しいカンジです。しかし欲を言えば、崖崩れで岩屑などが路面に乱していた方がより山岳林道らしい雰囲気となるのですが、さらに数年も経過すれば自然とそうなることでしょう。
→路面を調べる!
峻な山の斜面を切り崩した険しい区間が連続します。林道開設で荒々しく掘削された斜面には樹木も生えていません。道は新しくて斜面は土剥き出しなので、いつ崖崩れや路面崩壊が発生してもおかしくはない状況でした。それ、山岳ダートの宿命です。
お、荒々しいぜぇ! その後、路面崩壊の復旧跡とおぼしき地点を通過しました。沢の崩落で路面そのものが消滅したのか、あからさまにそこだけ土の色が違う、新たに道床が構築されています。真新しさの残る大ダル林道の延長開設区間ですが、すでに大規模崩落で林道分断の憂き目に遭っていたということか! うむ、やはりここは山岳ダートなんだなぁ。
面崩落復旧現場を過ぎて、何事もなかったかのように真新しさを見せていたダートをさらに登坂していきます。雰囲気的には林道の最高所地点へと向かっているような気もしますが、しかし、帰宅後に地理院地図で確認したところ、最高所地点はすでに通り過ぎていました。おそらく前半の虫食い鋪装が連発した付近がその地点だったようですが、大ダル林道は尾根筋伝いにアップダウンを繰り返すので、正確な場所が特定しづらいです。
れぞオフの醍醐味! 秋晴れの青空のもと、天高く登り詰めていくような周囲に漂う山岳ダートならではの標高感がなんとも言えません! アクセルに伝わってくる勾配の傾斜角度の抵抗感、力強くハンドルを握りしめて軽快に駆け登りますが、バババ・・・とアクセルを開くその瞬間が最高に心地良かったなぁ。それはオフライダーならば誰でも経験する、山岳ダートを登って駆け抜けるあの瞬間の高揚感というやつですよ!
道では1日、誰とも出会わないこともよくありますが、大ダル林道ではオフバイクの先行者がいたようです。ふと眺めた路面にはRを描く無数のタイヤ跡が刻み付けられており、ただそれだけで嬉しくなってしまいました。ちなみに、奥多摩からこの界隈にかけては休日ともなれば、林道や一般道に全力疾走のピチパンの人がうじゃうじゃと溢れてちょっとアレなのですが、さすがに大ダル林道では見かけなかったです。そんな静けさも嬉しかったぜぇ!
→さらに大ダル林道を進む!
→探索中止・・・
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