このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
平安京でみつけた陰陽師
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晴明さんの所縁の場所といえば彼の屋敷跡に建てられたという晴明神社を思い浮かべる人も多いのでは。
鳥居から本殿を望む/2003
鎮座から一千年。
この日のお社は輝くばかりの青空の下にありました。
堀川通に面した鳥居を潜り、二の鳥居を潜る。
そしてその正面に晴明さんを祀る本殿があります。
全国的にも珍しい神紋額/2007
平成19年(2007)11月5日。
一の鳥居に取り付けられた
輝かしいばかりの五芒星の神紋額が
参拝者を迎える。
鳥居横には旗/2007
ここは一条、晴明神社前。
このお社を探して彷徨っていたのは遠い昔のこと。
今は堀川通から直ぐに見つける事が出来ます。
境内と本殿/2003
境内Ⅰ
境内Ⅱ
「土御門北、西洞院東」という、当時の御所の鬼門にあたる位置に晴明さんのお屋敷はありました。
没後僅かにして建てられたのがこの晴明神社。
境内は正面が本殿、左側が授与所、右側が社務所となっています。
授与所と本殿の間には北山杉が植えられていてその下には晴明さんの紋である桔梗が咲いていました。
右手の2枚の写真は昔の写真です。前は社務所・授与所が左側にあったんですよね。
千利休終焉の地とされるこの場所で、彼も茶の湯に用いたと考えられる晴明井の水も自由に飲用出来ました。
これ、境内Ⅰの写真の方が古いんですよ。Ⅱの写真には見られない木があるでしょ。
平成21年(2009)、真砂土舗装によって境内の様子も一変。御神木の周囲も変化が。
安倍晴明公像鎮座/2009年
晴明神社所蔵の「御神像」を、彫像によって再現。
平成21年(2009)。
塀重門/2011
平成22年(2010)12月27日に清祓式が行われ
自動開閉となった塀重門は木製電動扉。
「式神が開閉しているかのようにやっと再現できた」
とは宮司さんの談。
晴明井/2005
一時枯渇し、
境内の隅に他に類を見ないデザインで復活した晴明井。
変化ではなく「進化」するお社の様子に驚くばかり。
流水口がその年の恵方を向いています。
平成21年の舗装工事の折に置かれたのか
現在、井戸の近くには北斗七星が。
本殿/1992
本殿/2003
晴明さんといえば五芒星ですよね〜。見て見て、ほら、くっきり♪
初めてこれを現物で見せて頂いた時、平安時代にもけったいな方がいらしたのね〜と感動した事を覚えています。
恐らく彼の牛車には☆マークが描かれていたのでしょうし、彼のお持ち物のあらゆるところに
この☆が瞬いていたに違いありません。
写真左手は昔のもの。今と違うのは提灯の星の色、そして屋根の色でしょうか。
恐らくこれは銅板だったのでしょう。腐食した鈍青色になっていたものが葺き替えられ美しくなったのです。
また年月によってはこのような緑青色の姿に変わるのでしょうか。
でも見比べてみると雰囲気が随分と違いますよね。
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