このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

〜 雪月花 新撰組異聞外伝 編 〜


〜 白詰草の想い出 あはむとぞ思ふ 〜


〜 後書き 〜


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからは後書きになります。

この物語は、ある物語の後日談となっています。

元になっている物語の掲載については、現在(2007年5月14日)は未定となっています。

ご了承ください。

この物語に登場する歌は、「小倉百人一首 第七十七番」、及び、「詞花集」からです。

「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われてもすゑに あはむとぞ思ふ」

ひらがなの読み方は、「せをはやみ いわにせかるる たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ」です。

作者は、「崇徳院(すとくのいん)」です。

意味は、「瀬の流れが急なように、人のうわさが広がるのも早いものです。岩にせきとめられて分かれていく川の水のように、今はお別れしても、末にはきっとあなたとお逢いしたいと思います。」となるそうです。

この物語では、「京都」「東京」と呼んでいます。

1868年に「京都府」「東京府」という呼び方になったようです。

この物語の設定では、既に「京都府」「東京府」と呼んでいる事になります。

ただし、この当時の地名や呼び方は、とても細かく変わっていきます。

そして、明治の途中から「旧暦」から「新暦」へと変わっていきます。

明治五年十二月二十三日(旧暦)に、明治六年一月一日(新暦)へと変わります。

西暦にすると1872年の事になります。

そのため、物語の最初の時の「春」と後半の「春」とでは、少し時期が変わってきます。

そのため、細かく設定すると、物語を書く上で難しくなるので、大体このような感じと思ってください。

「白詰草(しろつめくさ)」についてです。

「白詰草」の別名は、「クローバー(clover)」といいます。

「白詰草」は、江戸時代の間に、長崎の出島を通じて日本に着たものと思われています。

「四つ葉のクローバー」は、「幸運の象徴」と言われています。

いつの頃から言われているのかは、わかりませんでした。

ただ、「四つ葉のクローバー」を十字架に見立てて、「幸運の象徴」と言われている説があるそうです。

そうすると、日本から言い始めた言葉ではないと思われます。

実は、白詰草で冠を作る場面が出てきますが、私は作る事が出来ません。

親から教えてもらったのですが、上手に作る事が出来ずにそのままとなってしまいました。

白詰草の冠は子供の頃に親に作ってもらって喜んで頭に載せていた事があります。

楽しんで頂けると嬉しいです。





はじめに       本編

目次


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください