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大船植物園 2007年3月 NO.1 (1/2)
後日、容量の関係などで、差換え削除等の可能性があります。
ご了承ください。
2007.3.3撮影。
「馬酔木(”あせび)」
「あしび」とも読む。
ツツジ科。
日本原産。
万葉集に詠われている。
日本に古くからある花。
有毒植物。
馬や牛が「馬酔木」を食べると、有毒成分の関係で、酔ったような姿になるというところから、「馬酔木」という名前がついたと言われている。
基本的には、牛や馬をは「馬酔木」を食べないそう。
詳細は、各自でお調べください。
「福寿草(ふくじゅそう)」
キンポウゲ科。
絶滅危惧種。
日本各地に分布していますが、北に多く、南は少ない。
落葉樹林の下に生える。
減少している主な原因は、園芸用の採取、草地の開発、森林の伐採になる。
既に絶滅していたり、確認の取れない地域があり、少しずつ減少しているそう。
このままだと100年後には自然界で自生していない可能性もあるそう。
咲き始めは地面を這うように咲いていますが、咲き終わりの頃は、花の背も少し伸びて葉が出てくる。
この写真は、時期的に葉と花が伸びてきた事になる。
茂みの中に咲いている福寿草のように見えた。
「福寿草」はいくつか集まって咲く姿が特徴。
「福寿草」には、毒のある部分があるそう。
詳細は各自でお調べください。
「玄海躑躅(げんかいつつじ)」
ツツジ科。
中国、台湾が原産。
早めに開花する躑躅。
絶滅危惧種。
日本の南側で自生。
減少している主な要因は、園芸用の採取、植物の遷移、林道工事となる。
既に絶命していたり、確認の取れない地域がある。
100年後には、僅かですが絶滅する可能性がある。
ただし、このままの状態が続けば、300年後には自然界では絶滅すると言われているそう。
「銀葉アカシア(ぎんようあかしあ)」
「花」
マメ科。
オーストラリア南東部原産。
花は、黄色くて小さくて丸い姿が特徴です。
「ミモザサラダ」は、この花の様子から名付けられたそう。
「花桃(はなもも)」の「照手桃(てるてもも)」
バラ科。
「照手」のシリーズは、真っ直ぐに伸びるので、広がりが少ない事が特徴の花桃。
現在の暦では、「花桃」は「3月3日の雛祭り」には、咲いていない地域が多いと思う。
そのため、大船植物園では「雛祭り」に「花桃」を見る事が出来るように、温室で加温し促進させたそう。
2月中旬頃から開花を始めたそう。
「ヘレボルス フェチダス」
キンポウゲ科。
「クリスマスローズ」として広まっている中の一種類。
「クリスマスローズ」の中では原種に近い花。
室内の撮影。
「ヘレボルス ニゲルコルス」の「バレンタイン・グリーン」
キンポウゲ科。
「ヘレボルス ニゲル」と「ヘレボルス コルシカス」の交雑種。
咲き進んでいくにつれて緑色が濃くなっていくそう。
「クリスマスローズ」として広まっている中の一種類。
室内の撮影。
「ハイビスカス」の「クリスタル ピンク」
アオイ科。
開く途中のハイビスカスを撮影。
完全に開けば、良く見かける姿のハイビスカスになる。
花びらに雫がのっている。
温室内の撮影。
「翡翠葛(ひすいかずら)」
マメ科。
フィリピン原産。
名前の通り翡翠色をしている。
世界で一番美しい花とも言われているそう。
花の形も色も綺麗だが、この時点では完全に開いている花はほとんどない。
開いてもこのままの色を保っていると想像してください。
温室内の撮影。
「金花茶(きんかちゃ)」
中国名は「チンホワ・チャー」
ツバキ科。
「椿」の仲間では濃黄色の花が珍しいので、注目されているそう。
原種は、中国の広西にある自治区の低い山の渓谷などの雑木林に自生しているそう。
ワックスを塗ったような姿が特徴の花。
室内の撮影。
「ライラック ハイビスカス」
アオイ科。
南西オーストラリア原産。
別名は「ブルー ハイビスカス」
「ハイビスカス」の名前だが、一般的な「ハイビスカス」は「アオイ科フヨウ属」で、「ライラック ハイビスカス」は「アオイ科アリオギネ属」なので、細かく言うと別な種類となる。
名前の通り綺麗な色をしている花。
温室内での撮影。
「リナリア」
ゴマノクサ科。
別名は「姫金魚草(ひめにんぎょそう)」
色の配色が綺麗な花。
「マーガレット」
キク科。
園芸種。
温室内での撮影。
撮影したマーガレットは淡いピンク色をしている。
色の感じがマーガレットを更に可愛らしく見せているように思った。
「三股(みつまた)」
「三叉(みつまた)」、「三椏(みつまた)」とも書きます。
ジンチョウゲ科。
中国原産。
新しく伸びた枝が必ず三本に分かれる事から、「三股」の名前が付けられたそう。
昔から紙の原料として大切な原料となっているそう。
お札にも使われているそう。
「折鶴菫(おりづるすみれ)」
スミレ科。
沖縄本島固有の種。
1982年に辺野喜川の中量で採取されて、1988年に新種として発表された。
発表した時には、自生地はダムの底に沈んでしまっていたそう。
自然絶滅種。
絶滅した原因は、ダム建設となる。
現在は栽培種として保存されている。
後は、自生地の近くに植え戻しを試みられているそう。
その後は自生地が発見されていないと言われているが、1994年に沖縄県北部で新たな自生地が見付かったそう。
その自生地でも発見されたのは20固体程度だそう。
しかし、1994年に発見された「折鶴菫」は、1988年に新種として発表された「折鶴菫」とは形状が異なっているそう。
もしかしたら、自然絶滅種ではなくなり絶滅危惧種となる可能性もありそうだ、この写真の形状の「折鶴菫」の新たな自生地は見つかっていない事になる。
どちらにしても危険な状態には違いないという事になる。
「桜(さくら)」の「玉縄桜(たまなわざくら)」
バラ科。
大船植物園で「染井吉野(そめいよしの)」の実生(みしょう)から選抜育成したオリジナル品種。
花色や咲き方は「染井吉野」に似ているが、気温の低い時期に開花するので、観賞期間が長いのが特徴。
平成二年に種苗登録されたそう。
「桜」の「おかめ」
「おかめ桜」と呼ぶ事もある。
1970年代前半に、ベルギーのある園主が来日した際に、お土産として頂いた桜の一つだそう。
大船植物園で穂木から接木繁殖し育成させたものだそう。
今まで「おかめ」の名前の由来は、ベルギーの園で働いていた日本人にちなんで名付けられたと言われていた。
しかし、イギリスのプラントハンターだった人が、自ら作った「豆桜(まめざくら)」と「寒緋桜(かんひざくら)」に「おかめ」と名付けたというのが正しいそう。
私も上の説だとばかり思っていた。
訂正されたのは一年前から以内のつい最近の事のよう。
「桜」の「大寒桜(おおかんざくら)」
園芸種。
「寒桜(かんざくら)」が終わりかける頃から「大寒桜」が咲き始める。
続きます。
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