このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新撰組異聞 〜 蛍 〜


〜 改訂版 〜


〜 後書き 〜


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからは後書きになります。

この物語は、「新撰組異聞」に短編で掲載した、同題名の物語を改訂して、「新撰組異聞 中編 蛍」の新作として掲載し、改訂しました。

掲載当初から長めの物語でしたが、掲載当時は中編の掲載予定がなかったため、短編で掲載しました。

「新撰組異聞 中編」の掲載を始めたので、「新撰組異聞 中編」で掲載しました。

改訂前の物語の雰囲気や展開を出来るだけ残して改訂しました。

改訂前の物語の掲載は止めました。

以上の点、ご了承願います。

ここからは、改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。

沖田総司さんが鈴ちゃんに自分の病気(労咳[結核])について話す物語です。

沖田総司さんの病気の告白は、蛍がたくさん飛ぶ中で鈴ちゃんに話す姿を想像しました。

物語の時間設定は、「池田屋事変」以降の蛍の飛ぶ頃を想定して書きました。

詳しい事は皆様のご想像にお任せします。

沖田総司の病気「労咳[結核]」についてです。

沖田総司さんは、池田屋事変の時か少し前に吐血した、と良く言われています。

ドラマや小説では、この時期に吐血する場面が良く登場します。

沖田総司さんはこの時期に吐血していないのでは、とする説がありました。

池田屋事変では、沖田総司さんは体調を悪くして倒れているそうです。

倒れた説は、体調が悪い中での斬り合いのために倒れた、暑さのために気を失った、です。

沖田総司さんは、吐血後にしっかりと療養せずに、直ぐに任務に就いたらしい記録があります。

沖田総司さんが亡くなるまでの期間が開き過ぎている、などの疑問が出てきます。

池田屋事変以降は、沖田総司さんの体調が悪い事はあったらしいので、池田屋事変の時には既に結核になっていて、悪化した可能性があります。

池田屋事変から沖田総司さんが亡くなるまでの期間から考えると、池田屋事変では結核になっていない説が正しいのではないかと思いました。

私の考えと違う部分がありますが、「新撰組異聞」関連では、池田屋事変の時に吐血はしていない、池田屋事変では病気のために体調が悪くなり倒れた、池田屋事変の以降も体調が悪い日があった、病気は「労咳[結核]」、吐血するまでに幾月日がある、との設定にしました。

現代医療ならば可能な状況や設定、逆に言うと、当時の医療ではかなり無理のある設定になりますが、「新撰組異聞」関連では以上の設定にしました。

江戸時代の京都で、蛍がたくさん飛ぶ様子が見られる場所、江戸時代の京都ではたくさんの場所で蛍が見られたのか、良く分かりませんでした。

物語の設定時の「新撰組異聞」の沖田総司さんと鈴ちゃんは、きっかけがないと夜に逢う事が難しいため、約束して蛍を見に行く設定にしました。

蛍を見る場所は、それ程に遠くない距離に在る設定です。

蛍を見る時は、騒がずに見ます。

騒がずに見る理由は、騒ぐと蛍が遠くに飛んでいく、周りに迷惑が掛かかる、などです。

沖田総司さんと鈴ちゃんは、蛍にも周りにも影響の無い程度に楽しんでいると考えてください。

楽しんで頂けると嬉しいです。





はじめに       前編       後編  

目次


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