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新撰組異聞 〜 夜に輝く華の舞 〜
〜 改訂版 〜
今は夏。
ここは、京の町。
沖田総司と少女が良く訪れる寺。
寺の中。
縁の傍。
沖田総司と少女が居る。
沖田総司は少女に笑顔で話し出す。
「お雪さんがみんなで花火をしたいと話していたんだ! 鈴ちゃん! 一緒に花火をしようよ!」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「みなさんと一緒に再び花火が出来て嬉しいです。楽しみです。」
沖田総司は少女に心配そうに話し出す。
「鈴ちゃん。暗い時間に何回も出掛けているね。家の人は鈴ちゃんに何も言わないの?」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「夏は花火などの行事があるので、たくさんの方が暗い時間に出掛けています。私が一緒に出掛ける方は、お雪さんも含めてしっかりした方達です。家の人は私に何も言いません。安心してください。」
沖田総司は少女に安心した様子で頷いた。
少女は沖田総司を微笑んで見た。
それから何日か後の事。
沖田総司、斉藤一、お雪、少女が、花火をする当日となっている。
ここは、京の町。
お雪の家。
玄関。
斉藤一が普通に訪れた。
少女は微笑んで訪れた。
お雪は斉藤一と少女の前に微笑んで現れた。
お雪は斉藤一と少女に微笑んで話し出す。
「こんにちは。」
斉藤一はお雪に普通の表情で軽く礼をした。
少女はお雪に微笑んで話し出す。
「こんにちは。」
斉藤一はお雪と少女に普通に話し出す。
「少し経ったらまた来ます。」
少女は斉藤一に微笑んで話し出す。
「よろしくお願いします。」
お雪は斉藤一に微笑んで軽く礼をした。
斉藤一は普通に去って行った。
お雪は少女に微笑んで話し出す。
「美鈴さん。お手伝いも含めてよろしくお願いします。」
少女はお雪に微笑んで話し出す。
「はい。」
お雪は少女を微笑んで見た。
それから僅かに後の事。
ここは、台所。
お雪の家の手伝いの人が、いなり寿司を作る準備をしている。
お雪と少女は、微笑んで来た。
少女は手伝いの人に微笑んで話し出す。
「おいなりさんを作るお手伝いをさせてください。よろしくお願いします。」
手伝いの人は少女に微笑んで軽く礼をした。
お雪は少女に微笑んで話し出す。
「ご飯は既に炊き終わっているの。」
少女はお雪に微笑んで話し出す。
「はい。」
お雪は少女を微笑んで見た。
お雪、少女は、手伝いの人は、いなり寿司を作り始めた。
お雪と少女は、油揚げを微笑んで二つに切っている。
たくさんの二つに切った油揚げが出来た。
お雪は油揚げを切るのを止めると、少女に微笑んで話し出す。
「たくさん切ったので、これで終わりにしましょう。」
少女は油揚げを切るのを止めると、お雪に微笑んで話し出す。
「はい。」
手伝いの人が、二つに切った油揚げを沸騰したお湯の中に入れた。
お雪は手伝いの人に微笑んで話し出す。
「少し経ったら、油揚げをお湯から出して、ざるに上げてください。」
手伝いの人はお雪に微笑んで軽く礼をした。
お雪は少女を見ると、微笑んで話し出す。
「私達は出汁を作りましょう。」
少女はお雪に微笑んで頷いた。
お雪と少女は、砂糖やお酒などを使って出汁を作り始めた。
手伝いの人は、二つに切った油揚げをお湯から出して、ざるに上げた。
お雪と少女は、出汁を作り終わった。
手伝いの人は、出汁、砂糖、二つに切った油揚げを、お湯の中に入れると、灰汁を取りながら煮た。
お雪は少女に微笑んで話し出す。
「私達は酢飯を作る準備をしましょう。」
少女はお雪に微笑んで頷いた。
煮汁が減ってきた。
お雪は少女と手伝いの人に微笑んで話し出す。
「煮た油揚げは、冷えるまで少し待ちましょう。次は酢飯を作りましょう。」
手伝いの人はお雪に微笑んで軽く礼をした。
少女はお雪に微笑んで頷いた。
お雪、少女、手伝いの人は、酢飯を作り始めた。
二つに切った油揚げが冷えてきた。
お雪、少女、手伝いの人は、酢飯を作り終わった。
お雪は少女と手伝いの人に微笑んで話し出す。
「油揚げに酢飯を詰めましょう。」
手伝いの人はお雪に微笑んで軽く礼をした。
少女はお雪に微笑んで頷いた。
お雪、少女、手伝いの人は、二つに切った油揚げを軽く絞ると、酢飯を詰めながら、たたむように閉じていく。
お雪、少女、手伝いの人は、いなり寿司を作る全ての作業を終えた。
いなり寿司が皿の上に山のように載っている。
少女はお雪に不思議そうに話し出す。
「おいなりさんを食べきれるのでしょうか?」
お雪は少女に微笑んで話し出す。
「沖田さんはたくさん食べる方だし、斉藤さんもいるから、少し足りないと感じるかも知れないわよ。」
少女はお雪に微笑んで話し出す。
「総司さんは笑顔でたくさん食べます。」
お雪が少女に微笑んで話し出す。
「沖田さんは、笑顔で食べて、笑顔で褒めてくださるから、作る楽しみがあるわよね。」
少女はお雪に微笑んで話し出す。
「はい。総司さんが笑顔で美味しいと褒めてくださるので、とても嬉しくなります。」
お雪は少女に微笑んで話し出す。
「今回も美味しいと喜んでもらえると良いわね。」
少女はお雪に微笑んで頷いた。
お雪が少女に微笑んで話し出す。
「そろそろ斉藤さんが来る頃ね。」
少女はお雪に微笑んで頷いた。
玄関から斉藤一が訪ねてきた音が聞こえた。
お雪と少女は、玄関へと微笑んで向かった。
それから少し後の事。
ここは、京の町。
斉藤一と少女は、歩いている。
少女は斉藤一に微笑んで話し出す。
「お雪さんや手伝いの方と一緒に、おいなりさんを作りました。総司さんはおいなりさんを食べて喜んでくれるでしょうか?」
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「美鈴さんが総司のために作った物は、全てと表現できるほど喜んで食べている。今回も心配する必要はないだろ。」
少女は斉藤一に微笑んで話し出す。
「総司さんが美味しくないと言った時の状況を考えると、いつも不安になってしまいます。でも、総司さんが笑顔で美味しいと褒めてくださると、私も嬉しくて笑顔になります。」
斉藤一は少女を普通の表情で見た。
少女は斉藤一に申し訳なさそうに話し出す。
「楽しい話ではないですよね。一人で盛り上がってしまってすいませんでした。」
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「美鈴さんは楽しんで話している。楽しくない時や嫌な時は、隠さずに言う。美鈴さんは俺を気にせずに喜べ。美鈴さんが楽しいのなら、話の続きをしろ。」
少女は斉藤一に微笑んで話し出す。
「ありがとうございます。今日の花火は楽しみですね。総司さんが花火の時に着物を褒めてくださいます。今日の花火の時に着る着物を緊張しながらも楽しく考えています。」
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「総司は着物だけを褒めている訳ではないぞ。」
少女は斉藤一に不思議そうに話し出す。
「総司さんは着物以外にも褒めているのですか?」
斉藤一は少女に普通の表情で頷いた。
少女は斉藤一を不思議そうに見た。
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「話しは変わるが、もう直ぐ美鈴さんの家に着くから、用件を手短に言う。」
少女は斉藤一に不思議そうに頷いた。
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「花火の時には総司が迎えに来る。」
少女は斉藤一を嬉しそうに見た。
斉藤一は少女に普通の表情で頷いた。
それから暫く後の事。
ここは、京の町。
空の色が橙色に染まっている。
ここは、お雪の家。
斉藤一、お雪、手伝いの人が居る。
沖田総司は笑顔で訪ねてきた。
少女は微笑んで訪ねてきた。
ここは、お雪の家に在る一室。
沖田総司、斉藤一、少女が居る。
お雪が、山盛りに載ったいなり寿司、お酒、お茶などを、卓の上に微笑んで置いた。
沖田総司はいなり寿司を見ると、お雪に嬉しそうに話し出す。
「いなり寿司が山盛りですね!」
お雪は沖田総司に微笑んで話し出す。
「遠慮せずにたくさん食べてください。」
沖田総司はいなり寿司を手に取ると、嬉しそうに話し出す。
「いただきます!」
お雪は沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司はいなり寿司を美味しそうに食べ始めた。
少女は沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司はいなり寿司を食べ終わると、少女に嬉しそうに話し出す。
「鈴ちゃん! いなり寿司は美味しいよ! 鈴ちゃんも早く食べなよ!」
少女は沖田総司を嬉しそうに見た。
沖田総司はお雪を見ると、嬉しそうに話し出す。
「お雪さん! 美味しいです!」
お雪は沖田総司に微笑んで話し出す。
「今日のおいなりさんは、美鈴さんも一緒に作りました。」
沖田総司は少女を不思議そうに見た。
少女は沖田総司に恥ずかしそうに話し出す。
「総司さんから花火のお誘いを聞いた後に、お雪さんからおいなりさんを作る話しがありました。今日は、総司さんに迎えにきて頂く前に、お雪さんの家を訪ねて一緒に作りました。私が一緒に作ったので、お雪さんと手伝いの方が作るおいなりさんより味が落ちると思います。でも美味しいと言って頂けて嬉しいです。」
沖田総司は少女を不思議そうに見ている。
少女は沖田総司に不安そうに話し出す。
「総司さんに黙っていてすいませんでした。家の人に、美味しいおいなりさんの作り方を教えてもらいます。」
沖田総司は少女に慌てた様子で話し出す。
「鈴ちゃん! 黙っていてごめんね! 今日はみんなでいなり寿司を作ったとは思わなかったから、少し驚いただけだよ! いなり寿司は美味しいよ! 安心して良いよ!」
少女は沖田総司を不安そうに見た。
沖田総司は少女に笑顔で話し出す。
「鈴ちゃん! 美味しいいなり寿司を作ってくれてありがとう!」
少女は沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は少女を笑顔で見た。
お雪は沖田総司と少女を微笑んで見た。
沖田総司はいなり寿司を手に取ると、美味しそうに食べ始めた。
少女はいなり寿司を手に取ると、微笑んで食べ始めた。
それから少し後の事。
ここは、縁。
空の色が紺色に染まっている様子が見える。
沖田総司、斉藤一、お雪、少女が居る。
斉藤一は杯に酒を注ぐと、普通の表情で飲み始めた。
沖田総司は斉藤一に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。今回も花火を一緒にしないのですか?」
斉藤一は杯の酒を飲み終わると、沖田総司に普通の表情で頷いた。
少女は斉藤一を心配そうに見た。
沖田総司は斉藤一に心配そうに囁いた。
「斉藤さんが花火をしないので、鈴ちゃんがずっと心配しています。今も斉藤さんを心配した様子で見ています。」
斉藤一は少女を普通の表情で見た。
少女は斉藤一を心配そうに見ている。
斉藤一は少女に普通に話し出す。
「総司とお雪さんと美鈴さんが花火を楽しむ姿を見ながら、酒を飲むのは楽しい。俺は少し後になるが花火を一緒にする。その時は一緒に楽しもう。」
少女は斉藤一に微笑んで頷いた。
沖田総司は斉藤一と少女を微笑んで見た。
斉藤一は沖田総司と少女を普通の表情で見た。
お雪は沖田総司と少女に微笑んで話し出す。
「花火を始めましょう。」
沖田総司はお雪に笑顔で話し出す。
「はい!」
少女はお雪に微笑んで話し出す。
「はい。」
斉藤一は杯に酒を注ぐと、沖田総司、お雪、少女を見ながら、普通の表情で酒を飲んだ。
それから少し後の事。
ここは、庭。
沖田総司、お雪、少女は、線香花火をしている。
沖田総司は線香花火をしながら、少女に微笑んで話し出す。
「線香花火は綺麗だね。線香花火を見ていると、気持ちが落ち着くのに、明るい気持ちにもなるね。」
少女は線香花火をしながら、沖田総司に微笑んで頷いた。
沖田総司は線香花火をしながら、少女を微笑んで見た。
お雪の線香花火が終わった。
お雪は静かに立ち上がると、縁へと微笑んで歩き出した。
ここは、縁。
斉藤一は、沖田総司、お雪、少女を見ながら、杯の酒を普通の表情で飲んでいる。
お雪は斉藤一の傍に微笑んで来た。
斉藤一は杯の酒を飲むのを止めると、お雪に普通に話し出す。
「花火はありますか?」
お雪は斉藤一に微笑んで話し出す。
「線香花火は庭にあります。」
斉藤一はお雪に普通に話し出す。
「違う花火はありますか?」
お雪は斉藤一を不思議そうに見た。
斉藤一はお雪を普通の表情で見た。
ここは、庭。
沖田総司と少女は、微笑んで線香花火をしている。
沖田総司と少女の線香花火が同時に終わった。
沖田総司は微笑んで立ち上がった。
少女は微笑んでゆっくりと立ち上がった
舞いねずみが、くるくると回りながら光を放って、沖田総司と少女の元に現れた。
沖田総司は舞いねずみを不思議そうに見た。
少女も舞いねずみを不思議そうに見た。
新たな舞ねずみが、くるくる回りながら光を放って、少女の元に現れた。
少女は舞いねずみを見ながら、沖田総司に近づいた。
沖田総司は舞いねずみを気にしながら、少女を見た。
少女は舞ねずみを見ながら躓いた。
沖田総司は少女を慌てて抱き留めた。
少女は沖田総司を見ると、申し訳なさそうに話し出す。
「すいません。」
沖田総司は少女を抱きながら、心配そうに話し出す。
「鈴ちゃん。大丈夫?」
少女は沖田総司に小さく頷いた。
沖田総司は少女を抱きながら、微笑んで話し出す。
「お雪さんは舞ねずみも用意していたんだね。」
少女は沖田総司に微笑んで頷いた。
新たな舞いねずみが、くるくると回りながら光を放って、沖田総司と少女の元に現れた。
沖田総司は少女を抱きながら、心配そうに様子を見た。
少女は舞いねずみを微笑んで見ている。
沖田総司は少女を抱きながら、少女と舞いねずみを微笑んで見た。
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「くるくると回りながら光を放つ舞ねずみを見ていると、楽しい気持ちになります。」
沖田総司は少女を抱いて、舞いねずみを見ながら、微笑んで頷いた。
新たな舞いねずみが、くるくると回りながら光を放って、沖田総司と少女の元に現れた。
少女は舞ねずみを微笑んで見た。
沖田総司は少女を抱きながら、舞いねずみと少女を微笑んで見た。
舞いねずみの動きが止まり、光も放たなくなった。
新たな舞いねずみが、沖田総司と少女の元に現れる様子はない。
沖田総司は少女を抱きながら、残念そうに話し出す。
「舞いねずみは終わったみたいだね。」
少女は沖田総司に寂しそうに頷いた。
沖田総司は少女を寂しそうな様子でゆっくりと放した。
少女は沖田総司から寂しそうな様子でゆっくりと放れた。
沖田総司は寂しそうに夜空を見上げた。
少女も寂しそうに夜空を見上げた。
夜空には、月と星の輝きが見える。
沖田総司は夜空を見ながら、少女に微笑んで話し出す。
「綺麗だね。」
少女は夜空を見ながら、沖田総司に微笑んで話し出す。
「はい。」
沖田総司は少女を微笑んで見た。
少女も沖田総司を微笑んで見た。
沖田総司は顔を赤くしながら、少女を見た。
少女は沖田総司を不思議そうに見た。
沖田総司は少女に顔を赤くしながら話し出す。
「鈴ちゃん。線香花火。綺麗。」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「はい。線香花火は綺麗でしたね。」
沖田総司は少女に顔を赤くしながら話し出す。
「綺麗なのは線香花火ではないよ。」
少女は沖田総司に微笑んで話し出す。
「先日も総司さんに着物を褒めて頂いたので、たくさん考えて選びました。今回も着物を褒めて頂けて嬉しいです。」
沖田総司は顔を赤くしながらも、少女を僅かに困惑した様子で見た。
少女は沖田総司に寂しそうに話し出す。
「着物を褒めて頂いたのではなかったのですね。はしゃいでしまってすいませんでした。」
沖田総司は顔を赤くしながら、少女に慌てて話し出す。
「鈴ちゃんの着物の柄は可愛いよ! 鈴ちゃんにとても似合っているよ!」
少女は沖田総司を僅かに驚いた様子で見た。
沖田総司は顔を赤くしながら、少女に恥ずかしそうに話し出す。
「あの、だから、綺麗なのは、着物もなんだけど、鈴・・・」
少女は沖田総司を不思議そうに見た。
沖田総司は顔を赤くしながら、少女に微笑んで話し出す。
「鈴ちゃんの身に着けている鈴も綺麗だよね。」
少女は沖田総司を不思議そうに見た。
沖田総司は少女に微笑んで話し出す。
「また鈴ちゃんの作ったいなり寿司が食べたいな。」
少女は沖田総司に微笑んで頷いた。
ここは、縁。
斉藤一とお雪が居る。
お雪は沖田総司と少女を微笑んで見ている。
斉藤一は沖田総司と少女を見ながら、杯の酒を普通の表情で飲んでいる。
お雪は斉藤一を見ると、微笑んで話し出す。
「なかなか上手くいきませんね。」
斉藤一は杯の酒を飲み終わると、お雪を見て、普通の表情で頷いた。
お雪は斉藤一の杯に微笑んで酌をした。
斉藤一は杯を持ちながら、お雪に普通の表情で軽く礼をした。
お雪は斉藤一を微笑んで見た。
斉藤一は沖田総司と少女を見ると、杯の酒を普通の表情で飲み始めた。
綺麗な夜空の下で彩る花火の宴は、穏やかな雰囲気に包まれている。
* * * * * *
ここからは、後書きになります。
この物語は既に掲載している物語の改訂版です。
改訂前の展開や雰囲気を出来るだけ残しながら改訂しました。
改訂前の物語を掲載するのは止めました。
以上の点、ご了承願います。
ここからは改訂前の後書きを加筆訂正しながら書いていきます。
「ねずみ花火」についてです。
新撰組の人達の時代には既にあった花火のようです。
火薬を紙でよって丸く輪にした「ねずみ花火」です。
火を付けると、くるくると回転しながら不定期に動きます。
その様子から「舞ねずみ」とも呼ばれているそうです。
しかし、現在とは違って、音は鳴らずに火を噴いて回るだけだったようです。
音が鳴る「ねずみ花火」が登場するのは、明治になって暫く後の事になるそうです。
「いなり寿司」についてです。
「篠田寿司(しのだずし)」、「おいなりさん」、「いなり寿司」、「稲荷鮨(いなりずし)」、「狐寿司(きつねずし)」、「精進寿司(しょうじんずし)」など、いろいろな呼び方があります。
夏の季語です。
私は、「おいなりさん」や「いなり寿司」と呼んでいます。
寺院では古くから「精進寿司(しょうじんずし)」として用いられているそうです。
「いなり寿司」を古くから作っていたのは、名古屋地方といわれています。
江戸では、天保の改革の倹約令で一気に広まったそうです。
新撰組の人達の時代には有ったお寿司になります。
詳しい手順は省きましたが、物語の中の手順で作る事が出来ます。
作り方は意外に難しくありませんが、時間が掛かるので、大変な料理だと思います。
このような関係から、私は子供の頃に、数える程度の回数で、手伝い程度になりますが、「いなり寿司」を作った事があります。
「いなり寿司」を作る回数が少ない他の理由に、お店で買う方が家で作るより美味しかったというのもあります。
楽しんで頂けると嬉しいです。
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