このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新撰組異聞外伝 〜 藤花の祭 重なる想いとすれ違い 〜


〜 後書き 〜



ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからは後書きになります。

亀戸の天神様に藤の花が咲く頃の物語です。

土方歳三さん、沖田総司さん、井上源三郎さんという試衛館の三人と、山口勝さんと山口廣明さんと山口一さん姉弟の物語です。

時間設定としては、山口勝さんが結婚をする前という事での物語を書きました。

そして、沖田惣次郎さんが元服して名前を変えて、沖田総司さんが名乗り、稽古をつけられるような年齢という事で書いています。

史実に正確に照らし合わせると、沖田総司さんはまだ元服していなくて、沖田惣次郎さんと名乗っている最中かもしれません。

逆に、沖田総司さんと名乗って稽古をつけ始めた頃かもしれません。

そして、山口勝さんは結婚をしているかもしれません。

こういう出来事があってもおかしくない年齢として書いています。

この物語に登場する「亀戸の天神様」ですが、沖田惣次郎さんや山口一さんが多摩や江戸に居た時代には既に在りました。

亀戸の天神様で藤の花を見るという事も、この時には既に行っていました。

そして、「くず餅」です。

諸事情によりお店の名前は登場していませんが、「亀戸の天神様」をお参りした後に「くず餅」を食べるというのは、当時から既にあったようです。

そのため、ご存知の方も多いと思います。

このお店ですが、文化二年(1805年)に亀戸天神の参道に創業したそうです。

「くず餅」とひらがなになっている理由ですが、「葛(くず)」を使っていないからというのが理由だそうです。

小麦澱粉を地下天然水で約一年間醗酵精製して作っているそうです。

一般的な「葛餅」ですが、正確には「葛餅」も「葛」そのものを使っている訳ではないそうです。

「藤花」ですが、「とうか」と読みます。

「藤の花」のことです。

楽しんで頂けると嬉しいです。





はじめに       前編       後編

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