このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新撰組異聞外伝 〜 清明 染井吉野の出逢いの後に 〜


〜 後書き 〜



ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ここからは後書きになります。

「新撰組異聞外伝 短編 染井吉野が舞い散る中で」の物語の中で、藤田五郎さんと、沖田総司さんと美鈴さんの息子の敬一君が初めて出逢います。

敬一君は藤田五郎さんに出逢った事を、母親である美鈴さんにどの様に話しをしたのだろうかと考えました。

そこから考えた物語です。

この物語は、「新撰組異聞外伝 短編 染井吉野が舞い散る中で」の少し前、及び、から少し後の物語になります。

敬一君は、沖田総司さんの亡くなる直前に生まれた設定になっています。

沖田総司さんは、亡くなる少し前というか直前の頃に、敬一君の事を知った設定になっています。

幕末の動乱という事もあり、沖田総司さんは藤田五郎さんに敬一君の事を教える事なく亡くなっているという設定になっています。

そのため、藤田五郎さんは敬一君の存在を知らずに生活していた事になります。

藤田五郎さんも時尾さんも、この物語の時点では、敬一君の名前は知りません。

敬一君が藤田五郎さんに名前を教えるは、「新撰組異聞外伝 短編 嵐山につつじ咲く」になるので、少し後の出来事となります。

沖田総司さんが敬一君の事を知ってから後の物語は、何作か書きました。

「新撰組異聞 短編 愛逢月が近づいて」→「新撰組異聞 短編 愛逢月の夢語り」→「新撰組異聞 短編 愛逢月に願う事」→「新撰組異聞 短編 愛逢月に蓮華が咲いて」→「新撰組異聞 短編 愛逢月 枝垂桜と鷺草の物語 夢の中」となります。

美鈴さんは敬一君が藤田五郎さんに逢うために起こした行動の関係で、手紙を書こうとします。

敬一君は藤田五郎さんの方には、手紙を書くのを止めて欲しいと言いました。

美鈴さんは敬一君の希望で、藤田五郎さんに手紙を書くのを止めました。

これは、現在では子供という年齢の敬一君ですが、当時は現在で考えるより少し年上の感じになります。

敬一君も現在の同年齢の人達と比べると、自分の行動に責任が出てきます。

それなりに考えての行動という事になります。

そのため、敬一君の話から推測して、美鈴さんは藤田五郎さんに直接会わない事を選択したと考えてください。

ちなみに、二つの物語は別々に展開していますが、最後の場面だけは同じ時間の中で展開しています。

「清明(せいめい)」は、「二十四節気の一つ」です。

「四月五日頃、または、四月五日頃から穀雨までの期間」を言います。

「桜などの草木が咲き始め、万物の晴朗の気が溢れてくる頃」になります。

この日の前日は「寒食」といい、火の気を用いない冷たい物を食べる習慣があったそうです。

「清明」には、文字だけから見ると、「清く明らかなこと」という意味があります。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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