このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
思いつき名鉄散歩・3
●おお、雪たくさん!●
犬山遊園駅に降り立った私が見たものは、たくさんの雪!
おお〜、北国に来てしまったようだよ、私は。
さて、早速北国に来たからには、雪の中を雪中行軍せねばと、少しワクワクした私は
駅の改札を難なくクリアして、表の歩道に出た。
●思ったより、歩きにくい…●
想像以上に歩きにくい歩道の獣道のようになった一角をのろのろと歩いていると、
前方からチャリンコ押したおばちゃんがやってくる。
おばちゃんは、2本走っている『獣道』の片方に自転車、片方に自分の進路を決めているようで、
さながら猛牛のような勢いでこちらに向かってくるのだ。
なるほど!
これが世に言う『牛歩戦術』か。
私はすかさず横に飛びのき、ジーンズの裾が濡れるのもかまわずに、歩道を闊歩した。
…気持ちいい。
気持ちとしては、そのまま雪の中をザカザカと歩きたかったのだが、
横を走る幹線道路の車の中の視線が、冷たいように感じなくも無かったので
ほどなく『獣道』に復帰するという小市民ぶりを発揮したが、
まあ、だれも見ていなかったと思うので、大丈夫。
そうこうしているうちに、橋のたもとまでやってきた。
私の立っている場所の左右に橋が架かっており、
左側が『新犬山橋』、右側が『犬山橋』だったと思うが、
二本とも、木曽川を渡るための橋である。
『新犬山橋』が、車通行専用、『犬山橋』が、鉄道専用となっている。
しかしながら、つい最近まで『新犬山橋』は架かってなかったので、
『犬山橋』は全国的にも珍しい『鉄道道路併用橋』だったのだ。
車が走る道路の中央部分を
「♪ど〜け〜よ〜 ど〜け〜よ〜 こ〜ろ〜す〜ぞ〜」
と、ミュージックホーン(どけよホーンとも…)を奏でながら走るパノラマカー。
今となっては舗装部分は剥がされてしまっているが、
情景を想像する事はできるはず。
●こんな感じですよ。現在の犬山橋は●
とまあ、名鉄の一大名所を見学した私は適当に橋を渡った。
そのまま、ぼーっと歩いていると、
●おお、岐阜県やんか●
ちなみに、「各務原」と書いてあるこの市名。
初めは「かがみはら」だと思っていて、
実は「かがみがはら」らしいぞと聞いたので、そう思っていると、
本当は「かかみがはら」だったという、他地方の人にとっては
一生知る事が無いかもしれない情報を手に入れたのも
A知県に来てからのことである。
別にそんな大事(おおごと)じゃないって?
まあ、そうかもしれんけど。
というわけでようやく、犬山城に向かおうと思う。
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