このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

岐阜散歩紀行・4

郡上八幡。
郡上八幡といえば何と言っても水の都。

イメージとしては盆地に広がる家並の中をキラキラと光る水路が広がって、
おお、流石は水の都やなぁ…といった感じやったんやけども、

あれ?駅前栄えてないやん。
何か駅の正面いきなり山チック。何でやろ?
と思ったので、地図を確認する事に。

あれ?市街地なんか異様に遠いんですけど…。
『徒歩15分』とありますが、俺の縮尺感覚で行くと、多分15分は違うやろう…
と、そう思ったので、バス停の前に行こうとするが、倹約家の連れは
「ええやん。歩いて行こうや」
というので100mくらい歩いた所、歩道が細くて歩きにくい。

やっぱこの調子で歩きつづけるの危ないし辛いし、
バスで行こうやと説得。駅前に戻ると

程なくHONDA・CBR1300(だっけ?)SUPERBLACKBIRDが登場。
颯爽と降り立ったおっちゃんがいきなり

「郡上に何しにきはりましたん?」
は、はあ、観光で…
「郡上ええとこでしょう?」
い、いえ、まだ見てないんでなんとも…
「今晩はここで泊まらはるんですか?」
いえ、帰ります。日帰りです。
「あらー、勿体無い。泊まってってくださいよ」
いえいえ、ほんまに帰りますんで…
しかし、関西の方ですか?
「いいえ。岐阜から出た事ありません」

え?
だって関西弁みたいな(ちょっとイントネーション違うけど)しゃべってたやないですか。
「ああ、それ地元の言葉やな」

とか何とか言ってるうちに、

●バス?●
バスらしきものが到着した。
まめバスというらしい。1乗車100円。ちんたら走って可愛らしい町の遊撃手である。
ああ、懐かしいいすゞジェミニのCM(笑)

それは置いといて、町の遊撃手まめバスはちょこまかと細い路地を走り、
バス車庫(ターミナル)で運転手が変わったりしながら
町の中心部に到着した。

多分バスで15分はかかってるぞ。
どうやったら歩いて15分でたどり着けるんや?山越え直線か?
色々と考えながら適当にふらふらと歩き始めた時、
猛烈な空腹が俺の腹を満たしたのである。

は…腹減った

急いで周りを見回すと何かブルジョア感漂う
ブルジョアのブルジョアによるブルジョアのための飲食店が密集している。
いかん。
ここは俺らの財布に優しくない界隈だ
もっと怪しく狭い路地に踏み込んでいかねば…

●バケツ多いな。水はどうするよ?●
む…ここは何処や?
こっちか?こっちに行ったら帰れるんか?
いやでも道がどんどん細くなって山がすぐそこに…

オー、マイゴデスカ?
OH,YES!YES!
とかやっていたら、
『ぺひょ、ぺひょ』

…何の音?

●まめ?●
…おまえか?
おまえなのかー?

すげーーーー!
すげーぞなんて愛いヤツ!
もっとぺひょぺひょ言っていいぞーーー!

という訳でりルート成功。
飛騨牛コロッケとかをむしゃむしゃ食うと(あれ?ここワッキーポイントやん)
少しお腹が落ち着いてきたような気がした。

さて、ぷらぷら歩いてそろそろ引き上げんとな。

て、おお?!

●HONDA S800ですか?●

このあたりの家は何だか車庫と玄関が一体化(?)な感じになっていて、
何かショールームみたいになっている。
車庫入れもスムーズだ。
道狭いし対向車も一杯おるのに、すぱっと決めるもんやね。流石自分ち。

でまあ、その後はいつもの通り出来るだけ大通りの裏側を突き進み、
川沿いの道が途切れそうになりながら突破して
飛び込みグランプリが行われてた橋の下でぼーっとして、

●おお、綺麗やな…●
でも寒かったぞ…

それから民芸品店兼スーパー(しかも新しい)で、
地元のおばちゃんと混じって土産を買わずお惣菜を買いあさって(腹減ってたんだもん)
うちへ帰るべく、 最終まめに乗って(確か17:00発)駅へと向かったのだ。




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