近鉄奈良駅から近鉄京都駅まで電車に乗ろうということで、
近鉄奈良駅まで戻ってきた。
で、ホームを見たら、あれ？
俺の記憶が確かなら、あれは京都市営地下鉄ちゃう？
乗り入れしてるのは知っとったけども、奈良まで来てるとは驚きやな。
まあ、ええわ。乗ったろ。
●京都に向かう途中の駅で●
フレームの外では対向列車の運ちゃんが、ほげ〜っとした雰囲気で時計を見ている。
発車待ち？
なかなかほのぼのといい雰囲気。
この、奈良京都間の路線は、時々他線の線路が近づいてきたり、
しかし車窓(特に東側)には田園風景が広がっていたりと、
ほのぼのした感じがなかなか良い。
ほのぼのとした雰囲気のまま電車に揺られていると眠気が襲ってきたので、
そのまま寝てしまっていたが、ふと気づくと、
ああ、竹田か。
あれ？このままやと地下鉄線乗り入れちゃう？
ということで、あわてて下車。
乗客の怪訝な視線に晒されながら、近鉄のお電車を待とう。
何せ目標は京都駅地下ポルテの『イノダコーヒー』
俺の結構好きなコーヒー屋なのだ。
京都に行くと大概ここの豆をお土産に買って帰る。
到着した電車に乗って、近鉄京都駅へ。
ちなみに近鉄で京都入りしたのは初めての経験であった。
いつもは新幹線のホームから見遣るのみ。
誰が使うんやろうといつも思っていたが、謎が解けた。俺が使うんやな。
で、まあ、眠い頭をふらふらさせながらイノダに着いた我々は、
それぞれサンドイッチとか、ケーキとかを頼んで、
それが『セットコーヒー』が付くとウエイターさんが言うので、
「じゃあ、それで」←今日の「その時」
と言ったら、ウエイター引っ込んで２０秒くらいでコーヒー持ってきた。
待たんかい。
作り置きのコーヒーちゃーっと注いで持って来たやろ、今。
しかも温いし、酸味が立ってきてるやないか…
うどんに例えるなら、釜から揚げて２時間放置の死体麺のような・・・ムキー！
今日、ここ初体験の人間二人も連れてきてるのに、
そんないい加減なコーヒー出しよるんかこの店はっ！
コーヒー屋名乗るな。
我々はコーヒー好きなのである。
豆に詳しいわけじゃないけど。
あ〜、ちょっと落ち着かんと。
まあ、京都に来た目的が散々な結果に終わったおかげで、
ちょっと暗い気分のまま、まぁ、じゃあ、大阪に帰りますかという話になった。
帰りも近鉄というのは骨の折れる話であるので、
俺の贔屓の『おけいはん』で、帰ることにした。
おけいはんとは、京阪電気鉄道の事で、
京都の出町柳から、大阪の淀屋橋までの本線と、
そこから伸びる支線からなる鉄道会社である。
「京阪のる人、おけいはん」
というＣＭはあまりに有名だと俺は主張したい。
はじめて見たときはかなりの衝撃やった。
●地下鉄で三条まで行って…●
それから三条京阪から特急で淀屋橋まで行ってくれるわ！
ふはははは、とか思っていたら、
＜淀屋橋：４００円＞
マジですか？
京都中心部から大阪中心部まで４００円ですか？
激安やね〜。Ｍ鉄にも見習ってほしいね〜
とか少し思ったけど、まあ、運賃には理由があるんやろうな…
ごとごとと大阪に向かって…すごい混雑やな。
で、淀屋橋から地下鉄に乗って、心斎橋まで戻って、
●夜の戎橋前。凄い人。救急車止まってた●
Ｏ縄弟と合流して、よっしゃいっぺん入ったらんとな、くいだおれ。
という事になり、入ったものの、
爆発ボリュームかと思っていた料理も、それほどではなく、
お味のほうも普通。
「くいだおれ」というのは、いろんな種類の料理が沢山揃えてある豪華さ、
を表現したかった言葉だそうな。勉強になったなぁ。
で、まあ、Ｏ縄弟の手荷物に、おお、それはメイド・イン・ニッポンバシデスカ？
ひょっとして、アレな感じのアイテムデスカ？
君は、今日受験だったんじゃないデスカ？
と聞いた所、試験が終わってから、『友達』に頼まれたお土産を買いに行っていたと。
…なるほど、試験が終わってから、友達のお遣いで。
オラは信じねぇ。
どうせ、『自分』→『友達』→『自分』
とかで、『友達の友達』に頼まれた、とかそういう事なんでしょ？からくり。
正直に言っとけお兄さんに。
ちゅうか、オメェ、明日面接ちゃうんかい(笑)
強いなぁ〜。
というわけで続く。