このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

バカチン四国Ⅴ・7



●今日二度目の高松築港●

ホームから見える玉藻城の内堀と、香川県民ホールを横目に、
ことでんはコトンコトンと走り出した。

あ〜、まだ朝飯も食ってないうちから、何か疲れたなぁと、
ぼーっと座っとったら、何と言うことだろう、
これからの我々の行程を応援してくれる心強い仲間発見。

●ことでんのマスコット『ことちゃん』もうどん食う●

まあ、ことでんには今日一日しか乗らないが、路線紹介ということで、
ちょっと大きめの画像貼っておこうと思う。
ちなみに、これから我々が向かうのは仏生山(ぶっしょうざん)の駅である。
だいたいマップ中央のあたりにあると思うが。

この仏生山という駅、随分昔には、ここから塩江(しおのえ)温泉に路線が分岐していた。
確か昭和のはじめまで。
で、まあ、その路線の廃線跡は、今では立派な道路になっていて、
当時走っていたガソリン動力の列車から、今でも『ガソリン道』と呼ばれている。

まあ、そんなことはこれっぽっちも思うこともなく電車は仏生山駅に到着した。


●ことでんの大車両基地、仏生山●

いや、大車両基地といっても、そんなに車両はないのだけれど。
そして、完全なるJRユーザーだった私には高校卒業まで特に馴染みがあったわけでもないのだが。

まあ、それは置いといて、ことでん仏生山駅前にある某製麺所で、ようやく朝飯となった。
そろそろ日も高く上り始めて、屋外の気温は薄曇りの天気と相まって最高潮ちょっと手前。
真夏に食うメニューはこれしかないでしょうと、
私はあるメニューに照準を絞っていた。

製麺所のちょっと低いドアを通り過ぎた瞬間、私はブツを発見した。
つけ麺用の小さな容器、間違いない。ここは『冷やしうどん』をやっている。
私は席に荷物を置くなり、カウンター越しに注文をした。

私   「ひやし、2玉、ちくわ天で」
お姉さん「はーい。そこの冷水機で冷やしてね〜」
私   「は〜い」

予めせいろに揚げてあった玉を2玉取ってもらい、
どんぶりに冷水機の冷水を入れる。

冷やしうどんの完成である。

●夏のお悩みメニュー、冷やしうどん●

この冷やしうどん、店によっては涼しげなガラスの器に氷水と共に入っている。
これが何ともつやつやと、いや〜、夏やねぇ!という感じになるのだ。

高校の学食は、夏になると基本的にうどんメニューが冷やしうどんに変って、
冷やしうどんを食うと、ああ、夏なんやな〜と思ったものだ。


冷やしうどん(2玉)をほんの3分で食べた私は、
天災Wとちょっとダルダルしながら、冷たい麦茶なんぞを飲み、
さて、じゃあ、そろそろ金比羅(こんぴら)さんに行くかという事で、
ことでん仏生山駅へと戻り始めた。

まあ、戻り始めたといってもほんの2分も歩けば駅なのだが。

この時、急に私を自然が呼んでいるような気がした。
私を呼ぶ自然は、改札を抜けて線路を渡った向こうにある、
こじんまりとしたコンクリート製の建物の事だ。
よし、さっさと改札を抜けてトイレに行けば、
ことでんの電車は基本的に30分ダイヤやから大丈夫や!

そう思って、改札を抜けた私の耳に・・・

カーンカーンカーンカーン(警報機の音)
♪ピーンポーンパーンポーン♪
まもなく、2番線に、琴平行き、普通列車が参ります。白線の内側にお下がり下さい


は〜い、試練の時間がやってきましたよ〜。
琴平までの40分間を、修行の時間とさせていただきます。
…おのれ、こんな時だけ接続ええなんてどういうことや?


というわけで、次回は金刀比羅宮参拝ですよ。

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