このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

大野林用軌道 小塚支線

 

 

 

国道288号線から「←小塚溜池入口」と言う看板に従い、車を走らせる。

 

程無く行くと、大野林用軌道本線と小塚支線の分岐点が現れる。

 

分岐点には「鉄」の香りがしないので気を付けていないと通り過ぎてしまう事だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

支線に一歩足を踏み入れると、鉄道的な感じがする道が見える。

 

道の右側は整然と植林が成されている。何故か恐怖感を覚えるほどだ。

 

左側はまだまだ若い木々がこれも整然と植えられている。

 

道の両側はごく小規模な切り通しのようになっている。

 

一般の農道とは出自が違う事を思わせる。

 

 

 

 

 

軌道跡は素敵にぶっ千切れていた。

 

正面に見えるのは小塚溜池の提体だ。軌道跡は溜池の底に沈んでいる。

 

小塚溜池は「広報おおくま 1号」によると昭和31年の完成とされている。

 

小塚支線は小塚溜池の造成工事が始まった頃…恐らく昭和25年〜27年の間に廃止されたと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

小塚溜池には大勢の釣り人がいた。

 

この小塚溜池では鯉や鮒が釣れるそうだ。(鑑札が必要)

 

探訪した日は水量が絶妙だったようで、溜池の全周に渡り釣り人が散っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小塚溜池を横目に見つつ道を進む。

 

道は二又に別れる。直進する方の道には豪快な取り付け方をされた看板が目に入った。

 

小塚支線は廃止後林道として整備を受けたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しゃだんき」…ご丁寧にどうも。

 

肝心の設置場所の距離を示す文字が消えている。

 

とりあえず目に入る距離には遮断機の姿は認められない。

 

小塚林道に進入する。

 

 

 

 

 

 

 

小塚林道は画像のような調子で進んでいく。

 

軌道跡らしくあまり無茶な半径のカーブは無く、走りやすい。

 

時たま現れる大きな溝には注意が必用だ。

 

この道にはオフロードバイクが適切だろう。

 

 

 

 

 

 

 

林道の途中にはこのように開けた場所があった。

 

林用軌道が現役の頃はこのような場所に木材を集積してトロッコに積み込んだのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

林道の脇には新設にも距離標が設置されている。

 

かなり傾いているが、2kmポストである。

 

…この先すぐに先程の「遮断機」が現れてしまった。運悪く私の探訪した日は遮断機が降りていた。

 

車では通行できないので引き返す事にした。

 

(今年中再探訪予定)

 

 

 

 

 

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