このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

蒲郡——藤原俊成像


竹島竹島  蒲郡海岸から400メートル沖に浮かぶ竹島は周囲680メートルの小さな島だが、65科238種の暖地性の植物が繁茂し、島全体が国の天然記念物に指定されている。
千歳神社  竹島の中心は八百富神社だが、藤原俊成を祭神とする千歳神社など、多くの社がある。千歳神社
佐々木信綱歌碑佐々木信綱歌碑  「歌人の 国の司の みたまこもり 千歳さかゆる これの 竹島 源信綱」と刻まれ、碑陰に「千歳神社祭神藤原俊成卿 七百五十年祭記念 昭和三十一年十月建立 竹島八百富神社」と彫られている。
藤原俊成卿の像  竹島橋のたもとの竹島園地に、竹島と向き合うようにして、この像が立っている。富永直樹制作、平成3年4月の建立。藤原俊成像
木下恵介歌碑木下恵介歌碑  映画監督木下恵介は、この地で「父よ母よ」のロケをした際、かつてこの橋を母と渡った思い出を歌に詠んだ。竹島の架け替えを記念してこの碑を建てる、と副碑にある。歌は「竹島の橋の長きが悲しくて母の思ひ出……(達筆過ぎて以下読みにくい)」。昭和62年4月、蒲郡市文化協会の建立。
海辺の文学記念館  竹島橋の東たもとにある旅館「常盤舘」は、大正から昭和にかけて菊池寛、川端康成、谷崎潤一郎など多くの文人に愛され、今は文学記念館になっている。宿の蒲郡荘に着いた時にはこの記念館は閉館時間を過ぎていたし、翌日はあいにく閉舘日に当たっていて、残念ながら参観はできなかった。海辺の文学記念館
涼みが杜の碑涼みが杜の碑  藤原俊成は平安時代の後期に三河の国司を務めた(1145〜49)。俊成は温暖な景勝のこの蒲郡の地をたいそう好み、開発にも力を入れたといわれる。猛暑を当地で涼んだと言う伝説に基づいて、昭和初期に「藤原俊成伝承地 涼みが杜」の碑が建てられ、平成七年、JR蒲郡駅横に移転した、と案内板に記されている。

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