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最後のはくつる・はつかりの旅

2002(平成14)年11月22日(金)
上野〜青森
11 (寝台特急はくつる号)
発車案内板

1964(昭和39)年10月に運転を開始した寝台特急「はくつる」号。
長い間、上野と青森の間を結び、その先の青函連絡への一役を担っていましたが、2002(平成14)年11月30日をもって、その使命を終えることとなりました。
それと同時に、盟友である特急「はつかり」号、そして、青函連絡船からその任務を受け継いだ快速「海峡」号も併せて廃止されることになりました。

「はくつる」に乗って青森に行き、「はつかり」の走行写真が撮りたい…、そんな思いを断ち切ることができず、もう一度出掛けてこようと思ったのが今回の旅です。

寝台特急「はくつる」号は、上野駅15番線から発車します。
ホームでは多くのファンが、もうすぐ廃止となる「はくつる」の姿を写真に納めていました。
自身も撮影を行い、列車に乗り込みました。

22時23分、客車ならではのガクンという衝撃と共にゆっくりと発車しました。
はくつる号は、帰宅の途につくサラリーマンなどを乗せた京浜東北線や、高崎線、宇都宮線と並走しながら、北へと向かいます。

左上:発車案内板
左下:EF81型電気機関車(青森方)
右下:「特急はくつる 青森」の方向幕
(以上、上野駅にて)

EF81型電気機関車(青森方)
「特急はくつる 青森」の方向幕
6号車16番下段
6号車通路

大宮駅を発車し、23時を過ぎた頃には、もうほとんどの方が休まれているようでしたが、ビールを飲みながら、車窓を眺めていました。
次第にまばらにはなってはいくものの、窓の外を流れる家々の明かりを見て、人々の営みというものを感じました。

宇都宮駅を発車後、運転停車した黒磯駅の発車をきっかけに、休むことにしました。

左上:6号車16番下段
右上:6号車通路
(以上、はくつる号車内にて)

左下:宇都宮駅にて

宇都宮駅にて

小川原〜上北町間にて

途中、何度か目を覚ましてしまいましたが、一戸駅へ到着する頃に起きました。
ブラインドを上げると、早朝の東北の景色が広がっていました。
寝ているうちに目的地に到着するという、夜行列車ならではの旅を実感する時です。

そして、東北新幹線が延伸する八戸駅に停車、はくつる号の旅はもう残り1時間ほどです。

朝8時20分、寝台特急「はくつる」号は青森駅に到着しました。
もう今年2度目の青森、ここ2年間で4度目の青森になりましたが、この時間に着いたのはこれが初めてです。

しばらく列車の写真を撮影してから、一旦改札を出て、売店で伯養軒 青森支店の「津軽海峡弁当」を買いました。

左上:小川原〜上北町間にて
左下:青森駅3,4番線ホームにて

青森駅3,4番線ホームにて



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2002(平成14)年11月23日 -その1-

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