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さよなら定期急行ちくまの旅

2003(平成15)年9月29日(月)
長野〜大阪
4802M (急行ちくま号)
発車案内に表示された急行「ちくま」号
急行ちくま号(大阪方)

2003(平成15)年10月1日のダイヤ改正で、急行「ちくま」号が定期列車から多客時のみの臨時列車となり、また一つ定期急行列車が消えていきます。

個人的な話で、たまたま会社から休日出勤の代休を取って欲しいといわれ、それなら最後にもう一度乗車してこようと思いたったのが、今回の旅です。
併せて、以前から乗車してみたいと思っていた特急「雷鳥」号と特急「北越」号にも乗車する旅としました。

ちくま号について調べていたところ、ちくま号の「ちくま」とは、てっきり千曲川に由来する名称かと思っていたところ、松本あたりの旧県名「筑摩県」に由来する名称だと知りました。

9月も末、もう間もなく日が変わろうとする深夜の長野駅は肌寒く、最終のしなの鉄道を待つ乗客も少し厚手の服装でした。
急行「ちくま」号の発車する6番線はひっそりとしており、各車両とも乗客はまばらでした。

発車直後の車内放送の最後で、9月30日をもって定期運転を終える旨の放送があり、改めて終わりを感じました。

列車は篠ノ井駅、聖高原駅、明科駅と停車し、松本駅では多少の乗降客がありました。

左上:発車案内に表示された急行「ちくま」号
右上:急行ちくま号(大阪方)
左中:「急行ちくま 大阪」の方向幕
右中:急行ちくま号(長野方)
(以上、長野駅にて)

左下:車内にて

「急行ちくま 大阪」の方向幕
急行ちくま号(長野方)
車内にて

木曽福島駅ホームにて
「急行ちくま 長野」の方向幕

塩尻駅に停車後、中央西線に入り、洗馬駅、薮原駅に運転停車し、夢うつつの中、木曽福島駅に停車しました。
木曽福島駅は、上下の「ちくま」号が顔をあわせる駅です。
乗務員の方々も、ホームに出て記念撮影をされていました。
その姿を見て、なんだか私も撮影したくなり、外に出ることにしました。
撮影していると、上り列車の車掌さんが「撮ってあげようか」と声を掛けて下さったので、お言葉に甘えて、写真を2枚撮って頂きました。

左:木曽福島駅ホームにて
右:「急行ちくま 長野」の方向幕

急行ちくま号(大阪方)
4番線ホームにて

中津川駅に運転停車後、名古屋駅到着5分前から車内放送が再開されました。

それからも、寝たような寝ていないような感じのまま新大阪駅に到着、淀川を渡って大阪駅に到着しました。
2001(平成13)年の特急「白鳥」号乗車以来の大阪駅でした。
ホームに出ると、すでに回送幕に変わってしまっていましたが、急行「ちくま」号として入線した383系の姿を写真に納めました。
大阪駅到着時刻は7時28分と、そんなに悪くない時間だとは思いますが、指定席はほとんどガラガラの状態のままでした(自由席は見ていないのでわかりませんでしたが)。
残念ですが、これが定期急行としての使命を終える理由なのでしょうか…。

左上:急行ちくま号(大阪方)
右上:4番線ホームにて
左下:急行ちくま号(長野方)
(以上、大阪駅にて)

急行ちくま号(長野方)



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2003(平成15)年9月30日

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