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急行あさひ号と米沢の旅

2004(平成16)年8月28日(土) -その2-
小国〜米沢
9814D (急行あさひ号)
小国駅
青空のもとで

小国駅では、列車交換のために30分近くの停車時間がありました。
まずは新潟駅で受け取ったお弁当を頂いてから、駅や列車を撮影しに出ました。
周辺の住民の方でしょうか、駅の外にも列車を見にきている方々がいらっしゃいました。
何枚か写真を撮り、列車に戻りました。

左:小国駅
右:青空のもとで
(以上、小国駅にて)

横川?を渡る
山形も米どころ

小国駅を発車した急行「あさひ」号は、さらに山間を進みます。
途中、何本も川を渡りますが、次第に川幅が狭くなり、分水嶺が近づいていることがわかります。
そして、宇津峠を貫く宇津トンネルを越えると、下り勾配へと変わりました。
しばらく進むと、一気に視界が開けてきます。
米沢盆地です。

左:横川?を渡る
右:山形も米どころ
(ともに、車内より)

米坂線ホームにて
急行あさひ号(米沢方)

最後の停車駅、今泉駅に停車すると、米沢市の西から南をぐるっと周って、急行「あさひ」号は終点の米沢駅に到着しました。
3時間あまりの旅は、あっという間でした。
本当は、せめて山形まで運転したかったことでしょうが、米沢から先が標準軌となっているために、それは叶わぬ夢です。
それでも、この復活運転は、当時を知らない人々にとっては貴重な運転となったことでしょう。

左:米坂線ホームにて
右:急行あさひ号(米沢方)
(以上、米沢駅にて)

米沢
米沢駅

ホームで新杵屋の「牛肉弁当」を買ってから、米沢駅の外に出ました。
白壁の米沢駅舎は、そこが観光地であることを表しているようでした。

後から調べてわかったことですが、この後出てくる旧米沢高等工業学校本館がモチーフの駅舎だそうです。

左:米沢駅

旧米沢高等工業学校本館
春日山 林泉寺

米沢駅からしばらく歩いて、まずは山形大学工学部の敷地内に保存されている、旧米沢高等工業学校本館へ行きました。
近代的な大学の横に建つルネサンス様式のその建物は、木造でありながら重厚でとても存在感があります。

次に、すぐそばにある、春日山 林泉寺へ行きました。
越後の武将長尾家・上杉家の菩提寺という事で、ここまで新潟(上越)と米沢が強く結びついているとは全く知りませんでした。

そのもっとも象徴ともいえる、米沢城址、松が岬公園にある上杉神社へ行きました。
途中、近代的な建築物の上杉博物館の横を通り、上杉謙信公之像を見て、鳥居をくぐり、一番奥の本丸跡に上杉神社はありました。

上杉神社から春日神社の前を通って、次は上杉記念館へ行きました。
池を中心とした東京の浜離宮にならって築かれた庭園から見える総桧造りの建物は、伯爵邸らしい風格を感じさせます。

米沢駅到着時刻が15時近かったので、数ヶ所の観光にとどまってしまいましたが、食も含めて、今度はもっとゆっくりと観光をしたい街となりました。

左上:旧米沢高等工業学校本館
右上:春日山 林泉寺
左下:上杉神社
右下:上杉記念館(上杉伯爵邸)

上杉神社
上杉記念館(上杉伯爵邸)


急行あさひ号と米沢の旅
2004(平成16)年8月28日 -その1-
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