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急行野沢号 乗車記

2004(平成16)年9月4日(土) -その2-
桑名川〜長野
9112D (急行野沢号)
山間の停車駅
保線車両が並ぶ

急行「野沢」号は、桑名川駅へと到着しました。
ここでは、列車交換のために31分間の停車時間がありました。
しかし、この日も予期せぬアクシデントです。
「列車撮影用の臨時停車」という名目でしたが、留置線に保線用の車両が停車しており、編成写真が全く撮れませんでした。
それでも皆さん、せっかくの停車時間を有効にと、色々なアングルで撮影をされていました。

そうこうしているうちに、下りの普通列車が到着しました。
新旧ディーゼルカーの並びが、この飯山線内で見られることは、普段ありえないことです。
その並びを写真に納め、列車へと戻りました。

ちなみに、桑名川駅は、当時も急行「野沢」号停車駅だったのですが、今回臨時停車としたのはなぜだったのでしょうか。

左上:山間の停車駅
右上:保線車両が並ぶ
左下:下り列車が到着
(以上、桑名川駅にて)

下り列車が到着

千曲川の流れ
田園の風景

桑名川駅を発車した急行「野沢」号は、しばらく千曲川に寄り添うようにゆっくりと走ります。
窓の外では、次の撮影ポイントへと向かうファンの車が次々と追い抜いていきました。
そして、千曲川としばしの別れを告げると戸狩野沢温泉駅へと停車しました。

戸狩野沢温泉駅から先、車窓には再び田園風景が広がります。

左:千曲川の流れ
(上境〜戸狩野沢温泉間にて)
右:田園の風景
(戸狩野沢温泉〜信濃平間にて)

飯山駅
飯山駅にて

急行「野沢」号は、飯山駅へと到着しました。
停車時間は8分でしたので、まずは、駅の外に出てみました。
数年後は、この街に新幹線が走るのですね。
街並みも変わっていくことでしょう。
また、ようやくここで列車の編成写真を撮影できました。

左:飯山駅
右:飯山駅にて

千曲川の流れ
リンゴ畑

飯山駅を発車した急行「野沢」号は、蓮駅を過ぎると再び千曲川沿いを走ります。
川、山、そして、棚田といった、ふるさとの原風景が広がります。
替佐駅に停車し、信越本線と合流すると豊野駅に到着です。
停車中に、諏訪湖の新作花火大会に向かうツアー客を乗せたE257系とも顔を合わせました。
豊野駅を発車した列車は、真っ赤な果実を実らせたリンゴ畑の脇を通り、長野駅へと向かいます。

左:千曲川の流れ
(蓮〜替佐間にて)
右:リンゴ畑
(豊野〜三才間にて)

急行野沢号(長野方)
4番線ホームにて

急行「野沢」号は、18年ぶりに長野駅へと到着しました。
しかしきっと周りを見渡しても、E2系新幹線「あさま」や383系特急「しなの」、塗色の変わった115系普通列車など、顔を合わせたことのない列車ばかりだったことでしょう。

この復活運転は、自分自身にとっても本当に貴重な体験となりました。
心に残る旅となりました。

左:急行野沢号(長野方)
右:4番線ホームにて
(以上、長野駅にて)



急行野沢号 乗車記
2004(平成16)年9月4日 -その1-
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