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寝台特急出雲号と出雲・鳥取の旅2006(平成18)年1月8日(日) -その3-
出雲
電鉄出雲市駅
一畑電鉄普通列車
出雲大社へは、乗り換えなしのバスもありますが、ここはやはり一畑電鉄で行くことにしました。
電鉄出雲市駅はJR出雲市駅に隣接しているので、徒歩で1分ちょっとです。
改札を通り、階段を上がると、ホームでは松江しんじ湖温泉行きの列車が発車の時を待っていました。
列車に乗り込むと、出雲号から乗り継いでいる方も何人かいらっしゃるようでした。

列車は電鉄出雲市駅を発車しました。
しばらく並走していたJR山陰本線とは、次の出雲科学館パークタウン前駅を過ぎたところで別れ、列車は北へと向きを変え進んでいきます。
電鉄出雲市駅から4つ目の川跡駅は、一畑電鉄大社線との乗換駅です。
向かい側のホームには、これから乗り換える大社線の列車が到着し、また、ホームの反対側には、電鉄出雲市行きの列車が到着と、実に3本の列車が同時に並びました。
うまくできているなぁと感心しながら、出雲大社前行きの列車に乗り換えました。

川跡駅を発車した列車は、途中、出雲ドームを車窓に見ながら、10分程で出雲大社前駅に到着しました。

左上:電鉄出雲市駅
右上:一畑電鉄普通列車
(電鉄出雲市駅にて)
左下:出雲大社前駅
右下:駅舎内の様子
(出雲大社前駅にて)
出雲大社前駅
駅舎内の様子
出雲大社入口 勢溜の鳥居
出雲大社 拝殿
電鉄出雲市駅から神門通りを歩いて5分ほどで、出雲大社の入口に着きます。
勢溜の鳥居をくぐって、いよいよ参道へと入りました。
しばらく緩い坂を下ると、また鳥居があり、その先には境内まで真っ直ぐと延びる松並木が続いています。
青空の下、松並木を歩いていると、樹齢数百年の松の葉に積もった雪が溶け出して、ぽたぽたとしずくが落ちていました。
松並木の先にある手水舎で手を清めてから、重要文化財の銅鳥居をくぐり、境内へと入りました。
境内に入ると、正面に長さ8mもの大きな注連縄が掛けられている拝殿があります。
拝殿に参拝してから左側を通って裏手にまわり、美しい彫刻の施された八足門をくぐって本殿の手前にある楼門の前まで行くことができました。
西へと続く石畳を歩いていくと、長さ13mにおよぶさらに大きな注連縄が掛けられている神楽殿の前に出ました。
何やら、その巨大な注連縄に向かって賽銭を投げている人がたくさんいます。
なるほど、刺さるとご利益でもあるのだろうか…とその時は思いましたが、後で調べたところ、どうやら願い事が叶うという俗信なんだそうです。
「おおやしろ」の神秘的な空間にしばらく浸り、出雲大社を後にしました。

左上:出雲大社入口 勢溜の鳥居
右上:出雲大社 拝殿
左下:出雲大社 八足門
右下:出雲大社 神楽殿
出雲大社 八足門
出雲大社 神楽殿
旧大社駅
駅舎内の様子
出雲大社を訪れるからには、ぜひここも訪れたいと思っていたのが、平成2年に廃止されたJR大社線の旧大社駅です。

出雲大社から神門通りを戻り、一畑電鉄の出雲大社前駅からさらに10分ほど、「旧大社駅」の案内に従って道を左に曲がると、真っ黒の瓦屋根と白壁が特徴の建物が姿を現しました。
今でも変わらず「大社駅」と掲出するその建物からは、「大社」を名乗ることの威厳と風格が感じられます。
駅舎内に入ると、天井が高く広いかつての待合室とレトロな作りの内装、そして壁面には、廃止当時の運賃表や時刻表が掲げられています。

改札口からホームに出ると、構内のみ線路も残され、今にも列車がやってくるような錯覚にも陥ります。
かつて、お宮参り列車として急行「出雲」号も発着し、参拝客で賑わっていたであろうホームは、あまりにもひっそりとしていました。

左上:旧大社駅
右上:駅舎内の様子
左下:駅名板
右下:旧2,3番線ホームより
駅名板
旧2,3番線ホームより


寝台特急出雲号と出雲・鳥取の旅
2006(平成18)年1月8日 -その2-
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