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寝台特急出雲号と出雲・鳥取の旅 | 2006(平成18)年1月9日(月・祝) -その2- |
餘部〜竹野〜浜坂 | 164D (普通)→167D (普通) | |
再び、餘部駅に戻ってきました。 ホームには、ファンだけでなく、地元の方の姿もありました。 すっかり明るくなったところで、ホームを少し散策すると、待合室には「近畿の駅100選」に選ばれた際のプレートが取り付けられていました。 しばらくして到着した、豊岡行きの普通列車に乗り込みました。 左:餘部駅 右:駅名表示板 (以上、餘部駅にて) | ||
餘部駅を発車した列車は、すぐに餘部橋梁を渡ります。 眼下の景色は、変わらず凍っていました。 列車は、入江を取り囲む集落の縁をぐるっとまわって香住駅に到着しました。 香住駅では、カニの爪のオブジェが出迎えてくれます。 改札を出て、さて街を散策しようかと思ったのですが、乗車してきた列車が30分ほど停車するとわかると、切符を買って再び改札をくぐり、さらにその先まで行ってみることにしました。 左:香住駅 右:「カニ迎」の看板 | ||
香住駅を発車した列車は、柴山駅、佐津駅と、いずれの駅でも乗客を乗せ、竹野駅に到着しました。 切符は次の城崎温泉駅まで買ってあったのですが、思いきって竹野駅で下車してみることにしました。 下準備も何もしていなかったので、かなり手探りでの駅前散策となりました。 しかし、ここもかなり道が凍っていたのと、余部散策で少し疲れてしまったのとで、すぐに駅へと戻り、ストーブで暖かい待合室で次の列車を待つことにしました。 列車の時間が近づくと、他の利用客の方も待合室に集まり始めたので、早々とホームの待合室に移動しました。 左:竹野駅 | ||
浜坂行きの列車に乗車すると、車内は80%くらいの乗車率でした。 ロングシートに腰掛けると、途端に眠気が襲ってきて、少しウトウトとしてしまいました。 駅に停車するたびに目が覚めるといった感じで、気がつくと、餘部橋梁も渡りきっていました。 そして、ハッと目が覚めると、終点の浜坂駅に到着して、他の乗客の皆さんは下車し始めているところでした。 慌てて荷物をまとめて下車しました。 駅前の道路はまだ少し凍っていましたが、上空には青空が広がっていました。 次に乗車する列車までは3時間以上もあったので、ゆっくりと散策することにしました。 左:浜坂駅 | ||
駅前の道を左に進むと、駅前が観光客で賑わっていたわりには、もうまったくそれらしき人の姿はありません。 ふと、空を見上げると、電柱の上に勇ましい顔つきをした鳥が止まっています。 「タカ?ワシ?」などと思って見ていると、大きな羽を広げて悠々と飛んでいってしまいました。 浜坂北小学校の角を曲がり、しおかぜ通りを歩くと、途中、旧浜坂町役場で、現在は新温泉町役場の前を通りました。 しばらく歩くと、防風林としての役目でしょうか、とても広い松林に突き当りました。 松林沿いに左に歩いていくと、途切れたところにマルワ渡辺水産という海産物の店がありました。 「とりあえず見てみようかな」と店内に入ると、この時期が旬の松葉ガニや色々な海の幸や加工品が並んでいました。 見るだけと思っていたのですが、中に格安の松葉ガニがあり、「足が取れていたり、お腹が少し割れてるよ」とのことで、だから格安なのかと購入することにしました。 渡辺水産の2〜6階は様々な食事処となっており、少し早い昼食として、2Fの味波季(あじなみき)に入りました。 色々なメニューの中から、かにちらしを頂いたのですが、鮮やかなカニ身がご飯の上にたっぷり、海を見ながらとても美味しく頂きました。 ご飯を食べたところで、海岸へと行ってみることにしました。 サンビーチも雪に覆われおり、まるで白砂が広がっているようでした。 松林の海岸側は、強風が吹きつけるため、山側へと湾曲して延びていました。 海岸をしばらく歩くと、カラスと先ほど見た鳥がたくさん回遊しており、ピーヒョロロと聞こえてきました。 その鳥は、タカでもワシでもなく、同じ猛禽類のトンビでした。 ふと気付くと、偶然なのか頭上を回遊しており、フン害の危険を感じてその場を立ち去りました。 その後、町を抜けて再び駅へと戻りました。 左上:浜坂県民サンビーチ 右上:打ち寄せる波 左下:「松の庭」と呼ばれる松林 右下:上空を飛び交うトンビ | ||
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