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只見新緑号と風っこ会津只見号の旅2006(平成18)年4月30日(日) -その1-
浦佐〜小出〜大白川9729D→9428D (快速只見新緑号)
浦佐駅

2006(平成18)年のゴールデンウィークに国鉄急行色の気動車を使用した快速「只見新緑」号が初めて運転されました。
只見行きの上り列車は浦佐駅始発で運転され、かつての急行「奥只見」号以来、久しぶりに浦佐駅に気動車が姿を現すことになりました。

2004(平成16)年の秋、JR東日本新潟支社の企画で、急行「奥只見」号の団体臨時列車が予定されていましたが、直前の新潟中越大震災により中止となりました。
すっかり諦めていた急行「奥只見」号の雰囲気を少しでも味わうとともに、新緑の旅を味わおうと乗車してきました。

浦佐駅の在来線のホームは、周囲をコンクリートで囲まれ、ひんやりと無機質な雰囲気が漂っています。
1982(昭和57)年の上越新幹線開業により、大きく生まれ変わった浦佐駅ですが、今となってはその当時から時間が止まってしまっているような気もします。

快速「只見新緑」号は浦佐駅始発ですが、発車の2分前に六日町駅からの回送列車として到着します。
到着の時間が近づき、乗客や駅員の方々もホームへと集まってきました。
そして10時8分、六日町方から朱色の首都圏色をまとったキハ40系を先頭に、列車が到着しました。
撮影を行い、列車に乗り込むと、車掌の笛の合図の後ドアが閉まり、ディーゼルエンジンの音をコンクリートに反響させながら浦佐駅を後にしました。

左上:浦佐駅
左中:快速只見新緑号(只見方)
右中:1,2番線ホームにて
左下:快速只見新緑号(浦佐方)
右下:「浦佐−小出−只見」のサボ
(以上、浦佐駅にて)
快速只見新緑号(只見方)
1,2番線ホームにて
快速只見新緑号(浦佐方)
「浦佐−小出−只見」のサボ
水田はまだ雪の下
魚野側が接近する
季節はすっかり春ですが、今年の大雪の影響もあり、車窓にはまだまだ雪景色が広がります。

各車両には、魚沼市の「ネイチャーガイド」の方が乗車しており、魚沼市周辺の観光ガイドのパンフレットを頂きました。
しばらくそれを眺めていると、列車の右側に魚野川が近づき、小出駅へと到着しました。

左:水田はまだ雪の下
右:魚野側が接近する
(以上、八色〜小出間にて)
小出駅4,5番線にて
物産販売と観光案内専用のキハ40車内
小出駅では、到着した2番線から、4番線への入換作業を行うため、36分もの停車時間があります。
上越線普通列車の到着とほぼ同時に、列車は入換作業を開始、程なくして4番線に到着しました。
先頭のキハ40に乗車してみると、コシヒカリや日本酒、米菓、そして、魚沼の自然を写した写真集などの販売や、観光パンフレットの配布が行われていました。

左:小出駅4,5番線にて
右:物産販売と観光案内専用のキハ40車内
(小出駅停車中にて)
権現堂山を望む
破間川を渡る
10時55分、小出駅を発車すると、列車は只見線へと入ります。
早速、ネイチャーガイドの方からの自然観光案内がありました。
その案内に右へ左へと車窓を見ながら進みます。
沿線の桜も、もうじき満開を迎えるようでした。

左:権現堂山を望む
(小出〜薮神間にて)
右:破間川を渡る
(魚沼田中〜越後須原間にて)
黄緑色に芽吹き始めたブナの新緑
雪融け水が勢いよく流れる
次第に山間へと入っていくと、ネイチャーガイドの方が「山の黄緑色はブナの新緑です」と教えて下さいました。
前日に比べてもずいぶん緑が目立つようになったとのことでした。
一日一日、春が駆け足で歩を進めていることを感じました。
横を流れる破間川の流れが勢いを増してくると、列車は大白川駅に到着しました。

左:黄緑色に芽吹き始めたブナの新緑
(入広瀬〜柿ノ木間にて)
右:雪融け水が勢いよく流れる
(柿ノ木〜大白川間にて)


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2006(平成18)年4月30日 -その2-

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