このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



只見新緑号と風っこ会津只見号の旅2006(平成18)年4月30日(日) -その3-
只見〜会津若松9430D (快速風っこ会津只見号)
快速風っこ会津只見号(会津若松方)
「風っこ 会津若松−只見」のサボ
再び只見駅に戻ってきました。
次に乗車するのは、快速「風っこ会津只見」号です。
もう通算4度目の風っこ号乗車となりますが、「会津只見」号に乗車するのは初めてです。
1ヶ月前に指定席を取ったときには窓側はすでに売り切れとのことでしたが、キャンセルがあったのでしょうか、空席もかなりありました。
指定された座席の窓側には既に座っている方がいらっしゃったので、「よろしくお願いします」と声を掛けて座りました。

左:快速風っこ会津只見号(会津若松方)
右:「風っこ 会津若松−只見」のサボ
(以上、只見駅にて)
蒲生岳(828m)
只見川の流れ
13時17分、快速「風っこ会津只見」号は、只見駅を発車しました。
久しぶりに感じる「風っこ」号の風は、ほんのり温かく気持ちのいい風でした。
しかし、トンネルに入ると、一気に冷蔵庫の中といった感じです。
寒いと有名な?春の「風っこ会津只見」号ですので、慌てて防寒具を身につける乗客の方もいらっしゃいました。

左:蒲生岳(828m)
(只見〜会津蒲生間にて)
右:只見川の流れ
(会津蒲生〜会津塩沢間にて)
只見川に掛かる上井草橋
車窓を流れる家々
最初の停車駅、会津川口の辺りでは、すでに雪はほとんどなくなっていました。
沿線に現れる桜の木も満開に近い状態になってきました。
会津宮下駅では、下り列車との交換のため、10分ほど停車時間があります。
改札を出てみると、駅前にあった桜の木は、見事に満開になっていました。

左:只見川に掛かる上井草橋
(会津川口〜会津中川間にて)
右:車窓を流れる家々
(会津水沼〜早戸間にて)
田圃が広がる
満開の桜が過ぎていく
次第に沿線の至る所に満開の桜の木が見えるようになってきました。
ひょっとして「風っこ会津只見」号は、奥会津の桜を楽しむための列車なのではないかという気がしました。
郷戸駅を通過し、柳津町の中心部に近づくと、その数は一層増えてきました。
ふと、車窓いっぱいに満開の桜が通り過ぎていくと、追って桜の花の甘い香りも過ぎていきました。
程なくして、満開の桜でいっぱいの会津柳津駅に停車しました。

左:田圃が広がる
右:満開の桜が過ぎていく
(以上、郷戸〜会津柳津間にて)
眼下に広がる会津盆地
米作りに向けた作業が始まる
塔寺駅を通過してしばらくすると、下り勾配へと差し掛かり、左手に会津盆地が見えてきます。
列車は会津坂下駅に停車、桜は既に散り始めており、春を楽しむ時期から、秋の収穫に向けた春の仕事の時期に移ったという感じでした。
夕方が近くなり、少し気温も下がると同時に、風も出てきました。
阿賀川を渡り、進路を北へ向けると程なくして西若松駅に到着、運転士が駅員にタブレットを渡して発車となりました。

左:眼下に広がる会津盆地
(塔寺〜会津坂下間にて)
右:米作りに向けた作業が始まる
(会津高田〜会津本郷間にて)
快速風っこ会津只見号(会津若松方)
2,3番線ホームにて
そして、16時9分、列車は終点の会津若松駅に到着しました。
列車を下り、道中色々とお話をさせて頂いた窓側の座席の方と挨拶を交して別れました。

数日前までは曇り時々雨の予報でしたので、ひょっとすると雨よけシートの旅かなぁと心配していましたが、青空に恵まれ、久しぶりに風を感じる「風っこ」号の旅となりました。
満開の桜でいっぱいの奥会津の春を堪能できた旅でした。

左:快速風っこ会津只見号(会津若松方)
右:2,3番線ホームにて
(以上、会津若松駅にて)


只見新緑号と風っこ会津只見号の旅
2006(平成18)年4月30日 -その2-
旅の記憶 トップページ

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください