このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ある日の神岡鉄道 | 2006(平成18)年10月9日(月・祝) -その2- |
神岡鉄道 | ||
奥飛騨温泉口駅を出て、線路沿いに続く道を歩いていると、乗車してきた205D列車の折り返しで、神岡鉱山前駅へと向かう224D列車が発車する警笛が聞こえたので、神岡大橋駅前から奥飛騨温泉口駅まで続く「がおろの森」をバックに走行する列車を撮影しました。 ちなみに、「がおろ」とは、飛騨地方で「河童」のことを言うのだそうです。 左:がおろの森をバックに (奥飛騨温泉口〜神岡大橋間にて 224D) | ||
神岡小学校の近くから飛騨神岡駅を見下ろす地点へと坂道を下っていくと、遠くに神岡鉱業所の工場と神岡鉱山前駅に停車している列車の姿が見えました。 山に囲まれているというより、山に包まれているといった感じの神岡鉱山前駅に、ポツンと停車している列車を見て、自然の大きさに圧倒されるとともに、何となく物悲しさも感じてしまいました。 左:神岡鉱山前駅遠景 右:神岡鉱業所とともに | ||
飛騨神岡駅のホームで昼食を食べた後、再び神岡小学校付近の、飛騨神岡大橋駅を見下ろす地点で223D列車の到着を待ちました。 神岡鉱山前駅を発車した列車は、しばらくすると、ゆっくりと第一神岡トンネルを抜け出てきて、飛騨神岡駅に到着しました。 ほんのわずかな乗降があった後、223D列車は飛騨神岡駅を発車しました。 ゆっくりと近づいてきた列車は、真下にある第二神岡トンネルへと入っていきました。 この後は、船津の町並みを見ながら、神岡鉱山前駅まで歩いて行きました。 左上、右上:飛騨神岡駅列車到着シーン 左下:山田川に架かる橋梁を行く (以上、飛騨神岡〜神岡大橋間にて 223D) | ||
神岡鉱山前駅から再び歩いて、「藤波八丁」を通って神岡大橋駅付近まで戻ってきました。 太陽が山に隠れ、撮影条件は悪くなってしまったのですが、もう少し撮影しようと、神岡大橋が見えるところで待っていました。 しばらくすると、神岡大橋駅を発車した207D列車がやってきました。 更にしばらく待って、折り返し、神岡鉱山前駅へと向かう、226D列車を待ちました。 奥に見える山々は、まだ太陽の光を存分に受けているのを見て、周囲の山々の高さと高原川の作り出した谷の深さを感じました。 そして、226D列車がやってきました。 左:神岡大橋をバックに (神岡大橋〜奥飛騨温泉口間にて 207D) 右:神岡鉱山前駅へと向かう (奥飛騨温泉口〜神岡大橋間にて 226D) | ||
「がおろの森」の遊歩道を歩いて奥飛騨温泉口駅に戻りました。 駅舎内で神岡鉄道の四季の写真を見たり、駅前のKMDE10形ディーゼル機関車を見たりして、225D列車の到着を待ちました。 しばらくして列車が到着、折り返し、猪谷駅行きとなる210D列車に乗り込みました。 ボックス席に腰を下ろし、猪谷駅までの車窓をじっくりと楽しみました。 そして、30分の乗車で猪谷駅に到着、列車の姿を写真に収めました。 このときは、「ぜひまた来たい」と思っていたのですが、所用でその願いは叶いませんでした…。 全ての歴史が潰えてしまうかに思えた神岡線ですが、飛騨市が観光鉄道として存続させようという方向に進んでいます。 再び、この地に鉄道が戻ってきたら、ぜひまた訪れてみたいと思います。 左:猪谷駅に到着 (猪谷駅にて 210D) |
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