このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



寝台特急はやぶさ号と熊本・鹿児島の旅

2007(平成19)年1月6日(土) -その4-
三角
三角駅

駅舎を出ると、「燈台のある駅」と書かれた看板が出入口の上部に設置されています。
少し離れて見てみると、なるほど、駅舎は中央部に特徴がある造りになっています。
しかしながら、駅舎の前にある展望台(立ち入り禁止となっている)が、そのほとんどを隠してしまっており、少しもったいなく感じました。

駅前にはこれも特徴のある、巻貝のような三角島原フェリーのターミナル「海のピラミッド」と、その横に特産品などを販売している「みすみフィッシャーマンズワーフ ラ・ガール」があります。

すぐ近くの岸壁から、フェリーはこないかな?と少し海を眺めていましたが、特に来る様子もないので、ターミナルを見学しようと建物の前まで行くと、「お詫び 三角〜島原航路廃止について」という看板が立っており、なんと昨年の8月末に閉鎖されてしまっていました。
それではフェリーなど来るわけもありません。
くまもとアートポリスの建物の一つでもある「海のピラミッド」は、残念ながらその使命を終え、展望台としてその場に存在するのみとなってしまっていました。
さすがに風が強く、とても寒かったので、展望台に上る気力はありませんでした。

しばらく岸壁沿いを歩いていると、海上保安庁の船が2艘停泊しており、乗組員の方でしょうか、数人の方が船上にいらっしゃいました。
その後、「ラ・ガール」に入り、物産などを眺めていましたが、三角特産のみかんを使ったお菓子をお土産に買い、駅へと戻ることにしました。

左上:三角駅
左中:廃止された三角島原フェリーのターミナル
右中:三角湾を望む
左下:海上保安庁の「ひごかぜ」

廃止された三角島原フェリーのターミナル
三角湾を望む
海上保安庁の「ひごかぜ」

三角〜宇土〜熊本
542D (普通)→5352M (普通)
宇土駅

三角駅でしばらく待ち、16時56分発の列車に乗車しました。
車内は立客も少し出るほどの乗車率でした。
天気が悪いせいもあり、車窓はだいぶ薄暗くなってきていました。

熊本行きの列車でしたが、途中、宇土駅で下車してみました。
暗かったので駅舎を撮影しただけで駅に戻り、17時56分の銀水行きの列車に乗車して熊本駅へと戻りました。

左:宇土駅

熊本
花岡山から熊本城方面を望む
花岡山から熊本駅方面を望む

コインロッカーから荷物を出し、この日泊まる「JR九州ホテル熊本」にチェックインしました。

部屋に荷物を置き、熊本の夜景が見られる花岡山の仏舎利塔へと向かうことにしました。
まずは線路沿いを歩き、そこから住宅地へ、更には花岡山への山道を歩いていきました。
街灯もない道をとぼとぼと歩いていると、階段を上り、ようやく仏舎利塔の前へと辿りつきました。
眼前には熊本の夜景が広がり、熊本城や熊本駅がよく見えました。
途中、心細い思いもしましたが、ここまで来てよかったと思える夜景でした。

夜景を堪能したところで、次は夕食を食べようと、来た道を引き返し、熊本駅前電停から市電に乗り込みました。
辛島町電停で3号線に乗り換え、洗馬橋電停で下車し、事前に調べておいた「会楽園」さんに入り、これも熊本名物の「太平燕(たいぴーえん)」を頂きました。
太くてコシのある春雨が特徴的で、野菜もたっぷり、熱々の太平燕はとても美味しく、冷えた体を温めてくれました。

お腹も一杯になり、最後にライトアップされた熊本城を間近で見ようと、再び市電に乗り込みました。
熊本城前電停で下車すると、雨は降っていないものの、かなりの強風で、行くのを止めようかとも思いましたが、せっかくだからと熊本城へと向かいました。
ようやく頬当御門に辿りつくと、闇夜の中に天守閣が浮かび上がっていました。
改めて熊本城の美しさを感じながら、何枚か写真を撮り、ホテルへと戻ることにしました。

ホテルの部屋でビールを飲みながら窓の外を眺めると、熊本駅構内や花岡山の仏舎利塔がよく見えました。

左上:花岡山から熊本城方面を望む
右上:花岡山から熊本駅方面を望む
左中:頬当御門から見た天守閣
右中:飯田丸五階櫓と天守閣
左下:熊本駅前電停にて

頬当御門から見た天守閣
飯田丸五階櫓と天守閣
熊本駅前電停にて



寝台特急はやぶさ号と熊本・鹿児島の旅
2007(平成19)年1月6日 -その3-
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