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特急懐かしのはくたか号と能登の旅

2007(平成19)年9月16日(日) -その1-
上野〜水上
9015M (特急懐かしのはくたか号)
上野駅中央改札
発車案内板

2007(平成19)年5月下旬、JR東日本新潟支社のホームページに『能登半島地震復興キャンペーン「懐かしのはくたか号」』の運転が発表されました。
情報は瞬く間に広がり、多くのサイトやブログで話題が取り上げられました。

同年7月16日10時13分、新潟県中越地方をまたも大きな地震が襲いました。
テレビに映し出される倒壊した家屋、ひび割れた地面、煙を上げる原子力発電所、そして、目を疑った、青海川駅構内で発生した土砂崩れ…。
どう見ても、これがただ事ではないことは明らかでした。
土砂崩れにより、信越本線は、というだけでなく、日本海縦貫線は寸断され、人々の移動、物流に大きな影響を与えました。

しかしながら、新潟県中越大震災から間もないだけのことはあり、余震が収まり始めると、早速復興への足音が聞こえ始めました。
高速道路が通れるようになり、国道8号が復旧し、越後線も復旧しました。
そして、同年9月13日、いよいよ信越本線も復旧し、運転が再開されることとなりました。

その運転再開から3日後の同年9月16日、前日に運転された金沢発上野行きの「懐かしのはくたか」号に次いで、上野発金沢行きの「懐かしのはくたか」号が運転されました。
今回は、この金沢行きの列車に乗り、キャンペーンに少しでも貢献できればと、能登半島まで足を延ばしてこようという旅です。

列車の入線から発車の間際まで、本当に多くのファンに混じりながらホームで撮影を行い、列車に乗り込みました。
8時28分、多くのファンに見送られ、上野駅を発車しました。

左上:上野駅中央改札
右上:発車案内板
左中:特急懐かしのはくたか号(長岡方)
右中:「はくたか 金沢」の方向幕(シール)
左下:特急懐かしのはくたか号(上野方)
右下:14,15番線ホームにて
(以上、上野駅にて)

特急懐かしのはくたか号(長岡方)
「はくたか 金沢」の方向幕(シール)
特急懐かしのはくたか号(上野方)
14,15番線ホームにて
京浜東北線とすれ違う
荒川を渡る

暗い地平ホームから外へ出ると、心地よい青空が広がっていました。
列車は、山手線や京浜東北線が行き交う姿を見ながら進みます。
それぞれE231系500番台と209系ですが、「はくたか」号の現役時代、晩年はどちらも103系だったのですね。

荒川を渡り、埼玉県へと入った列車は、しばらくして、最初の停車駅、大宮駅に到着しました。
通過してきた駅でもそうでしたが、ホームにはカメラを持ったファンの姿がありました。
わずかな停車時間で大宮駅を発車すると、車窓には、当時はまだオープン前の新しい鉄道博物館が見えました。

しばらくすると、車窓には次第に、林や畑、水田などが増えてきました。
臨時列車のため、先行する列車に合わせてゆっくりと走っているので、列車の揺れがとても心地よく、眠気が襲ってきましたが、何とかこらえていました。

左上:京浜東北線とすれ違う
(上野〜尾久間にて)
右上:荒川を渡る
(赤羽〜浦和間にて)
左下:新しい鉄道博物館の横を通る
(大宮〜宮原間にて)
右下:ネギ畑が広がる
(深谷駅付近にて)

新しい鉄道博物館の横を通る
ネギ畑が広がる
サーカスのテントが見えた
利根川を渡る

旧高崎操車場跡の空地に何やら大きなテントが見え、近づくとそれが木下大サーカスのテントだとわかりました。
開場前なのでしょうか、多くの人が並んでいるのが見えました。

程なくして、車窓左手から新幹線の橋脚が近づいてくると、列車は高崎駅に到着しました。
高崎駅では、2分の停車時間があったので、ほんの少しですが、ホームに下りてみました。
そして、10時7分、列車は高崎駅を発車しました。

渋川駅に14分ほど運転停車した列車は、利根川を渡り、水上を目指します。
車窓には、山に川に、美しい景色が続きます。
途中、パラグライダーで有名な山には、この日もパラグライダーが悠々と空中遊泳をしている姿が見えました。
そして、水上に近づき、諏訪峡が見えてくると、ラフティングをしているたくさんの黄色いボートが見えました。

左上:サーカスのテントが見えた
(倉賀野〜高崎間にて)
右上:利根川を渡る
左下:子持山などの山々
(以上、渋川〜敷島間にて)
右下:諏訪峡をラフティングするボート
(上牧〜水上間にて)

子持山などの山々
諏訪峡をラフティングするボート
特急懐かしのはくたか号(上野方)

列車は、水上温泉郷の裏手を通りながら進み、水上駅に到着しました。

水上駅では、7分の停車時間があったので、ホームに下りてみました。
先頭車の方へと向かうと、多くの人が集まっており、列車を撮影できる状況ではなかったので、最後尾の車両へと向かいました。
こちらにも多くの人がいらっしゃいましたが、先頭車ほどではなかったので、しばらく待って、絵入りヘッドマークを掲出する「はくたか」号を撮影しました。

左:特急懐かしのはくたか号(上野方)
(水上駅にて)



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2007(平成19)年9月16日 -その2-

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