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特急懐かしのはくたか号と能登の旅

2007(平成19)年9月16日(日) -その2-
水上〜越後湯沢〜長岡〜直江津〜(市振)
9015M→9035M→9032M→9082M (特急懐かしのはくたか号)
新清水トンネルを抜ける
魚野川を渡る

水上駅を発車した、特急「懐かしのはくたか」号は、上越国境へと差し掛かります。
湯檜曽駅、土合駅と、新清水トンネルの中に設置された駅を通過し、しばらくして長いトンネルを出ました。
トンネルを出るとすぐに窓ガラスの外側が結露し、視界が遮られましたが、程なくして元に戻りました。

冬になればスキー場となる山々を見ながら、次第に標高を下げていくと、しばらくして、列車は越後湯沢駅に到着しました。
越後湯沢駅では、8分の停車時間があったので、ここでもホームに下りて、撮影を行ったりしました。
発車の少し前、金沢からの特急「はくたか」7号が到着し、新旧はくたか号が並びました。

越後湯沢駅から先は、右に左に水田が広がります。
所々、刈り入れも始まった、黄金色の景色が続きました。

左上:新清水トンネルを抜ける
(土合〜土樽間にて)
右上:魚野川を渡る
(土樽〜越後中里間にて)
左下:水田が広がる
(越後湯沢〜石打間にて)
右下:川沿いに広がる水田
(越後川口〜小千谷間にて)

水田が広がる
川沿いに広がる水田
2,3番線ホームにて

列車は次の長岡駅に到着しました。
長岡駅では、6分の停車時間があったので、事前に予約していた池田屋さんの「正三尺玉ちらしずし」と「越後長岡 喜作辨當」を受け取りに行きました。
ホームに戻ると、発車まではあとわずかでしたので、駅名板の撮影のみを行い、列車に乗り込みました。

席に戻ると、長岡駅からは進行方向が変わるため、座席の向きが変えられていました。
変えて下さった後ろの座席の方に礼を言い、席に座りました。

左:2,3番線ホームにて
(長岡駅にて)

信濃川を渡る
柏崎駅を発車

宮内駅の先で上越線と別れ、列車は西を目指します。
早速、昼食として「正三尺玉ちらしずし」を、長岡まつりの正三尺玉花火を思い浮かべながら美味しく頂きました。

列車は、柏崎市へと入りました。
間もなく柏崎駅という車内アナウンスがあり、何の気なしに車窓を眺めていると、まさかと目を疑いましたが、旧日石加工柏崎工場の赤レンガ倉庫が倒壊しているのが見えました。
早くも中越沖地震の被害を目の当たりにし、心が痛みました。
そして、新潟色の115系が傾いていた0番線ホームを見ながら、柏崎駅に到着しました。
わずかな停車で柏崎駅を発車、ここから柿崎駅までは、前述の通り、3日前に開通したばかりです。
徐行運転のため、ゆっくりと進んでいくと、屋根にブルーシートを被せた家が何軒か見えました。
そして、土砂崩れが発生した青海川駅をゆっくりと通過、穏やかな日本海とは裏腹に、山側の車窓は土砂止めの柵が覆っていました。
それにしても、本当にこの2ヶ月という短期間で、よく復旧できたなという思いでした。

左上:信濃川を渡る
(前川〜来迎寺間にて)
右上:柏崎駅を発車
左下:青海川駅を通過
右下:穏やかな日本海が広がる
(笠島〜米山間にて)

青海川駅を通過
穏やかな日本海が広がる
3,4番線ホームにて

柿崎駅を通過すると、何事もなかったかのように、列車は通常の速度に戻りました。

犀潟駅手前でほくほく線と合流、しばらくして、直江津駅に到着しました。
直江津駅では、2分の停車時間がありましたので、少しホームに下りてみました。
通常のはくたか号と同様に、JR東日本の車掌とJR西日本の車掌が引継ぎをされていました。
あっという間に発車の時間となり、列車に乗り込みました。

左:3,4番線ホームにて
(直江津駅にて)

再び日本海沿いを走る
キハ52系気動車と赤レンガ車庫

直江津駅を発車した列車は、湯殿トンネルを抜けると、再び海沿いに出ました。
しかし、それも束の間、有間川駅から浦本駅までは、駅間のほとんどがトンネルとなります。

梶屋敷駅を通過した列車は、程なくして、車内の照明が消灯し、デッドセクションを通過、再び点灯すると、糸魚川駅に到着しました。
わずかな停車で糸魚川駅を発車、デッキに移動し、車窓左手にある赤レンガ車庫と、ちょうど1両停まっていた首都圏色のキハ52系の姿を写真に納めました。

新子不知トンネルを抜けると、親不知海岸へと出ました。
かつては、砂浜が広がっていたそうですが、現在は、北陸自動車道と国道8号線が海上を通っており、潮の流れが変わったため砂浜は消滅してしまったのだそうです。
今でこそ、何の不自由もなくこの区域を通過できますが、この場所を通るたびに、この地名の由来ともなった大昔の言い伝えのことを思い出します。

左上:再び日本海沿いを走る
(谷浜〜有間川間にて)
右上:キハ52系気動車と赤レンガ車庫
(糸魚川駅にて)
左下:姫川を渡る
(糸魚川〜青海間にて)
右下:親不知を通過
(親不知〜市振間にて)

姫川を渡る
親不知を通過


特急懐かしのはくたか号と能登の旅
2007(平成19)年9月16日 -その1-
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2007(平成19)年9月16日 -その3-

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