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とき25号(上越新幹線開業25周年記念号) 乗車記

2007(平成19)年11月10日(土) -その1-
大宮〜上毛高原
25C (とき25号)
改札前の横断幕
発車案内板

2007(平成19)年は、東北・上越新幹線開業25周年、山形新幹線開業15周年、秋田・長野新幹線開業10周年の節目の年でもあります。
JR東日本も、設立20周年を迎えたということもあり、この年を「新幹線YEAR」と銘打ち、キャンペーンが行われていました。
それに合わせて、 さよなら「新幹線F19編成」車両展示会 後に消滅していた緑帯の国鉄色が、K47編成で復活されました。
この緑帯のK47編成は、通常の運用にもついていますが、同年6月23日は、「やまびこ931号(東北新幹線開業25周年記念号)」として、大宮から盛岡まで運転されました。
そして、季節は秋になり、同年11月10日、K47編成による、「とき25号(上越新幹線開業25周年記念号)」が、大宮から新潟まで運行されました。
自身、開業の年から、毎年何かしら利用しており、そして、何より、郷土を走る新幹線の記念列車にぜひ乗車したいと思い、全区間に乗車してきました。

11月10日、まずは大宮駅に下り立ちました。
当日は、改札外のコンコースで駅弁祭りが行われており、東日本各地の駅弁が並んでいましたが、やはり今日はこれをと、NREの「上越新幹線大宮開業25周年記念弁当」を買い求めました。
その後、上越新幹線開業25周年記念入場券を買い求めてから、再び改札をくぐりました。
新幹線のコンコースには、開業25周年の横断幕が掲げられ、祝賀ムードを盛り上げていました。
コンコースをうろうろとしていると、ホームの方から列車到着の放送が聞こえ、慌ててホームへと階段を上がりました。
そして、東京方からゆっくりと、国鉄色の200系K47編成が姿を現しました。
列車到着後、ホームでしばらく撮影を行い、列車に乗り込みました。

左上:改札前の横断幕
右上:発車案内板
左中:とき25号(新潟方)
右中:15,16番線ホームにて
左下:「とき 指定席」のLED表示板
右下:「新潟」のLED表示板
(以上、大宮駅にて)

とき25号(新潟方)
15,16番線ホームにて
「とき 指定席」のLED表示板
「新潟」のLED表示板
大宮駅を発車
東北新幹線と分岐する

車内は、鉄道ファンのほか、ツアーの方々や、一般の乗客の方々も多く乗車していらしたようです。
列車はゆっくりと大宮駅を発車しました。
上りホームには、E4系の「Maxとき312」号が到着するところでした。

発車して間もなく、1991(平成3年)の東北・上越新幹線東京駅延伸直前まで使用されていた「ふるさとチャイム」が流れた後、車内放送がありました。
本当に久しぶりでしたが、それでも何となく聞き覚えのあるメロディーに、次第に開業当時のことに思いを馳せました。

しばらく複々線区間が続いていましたが、東北新幹線が分岐していきました。
車窓は次第に、住宅街から、緑も鮮やかな農地へと変わりました。
普段は、何の気なしに通り過ぎる景色ですが、この日はまた違った景色に見えた気がしました。

しばらくして、ふるさとチャイムと車内放送が流れ、列車は熊谷駅に到着しました。

左上:大宮駅を発車
右上:東北新幹線と分岐する
(大宮〜熊谷間にて)
左下:熊谷駅に到着
右下:熊谷の街並みが過ぎていく
(熊谷〜本庄早稲田間にて)

熊谷駅に到着
熊谷の街並みが過ぎていく
緑の畑が広がる
本庄早稲田駅を発車

上りホームに、200系の「たにがわ404」号が到着した頃、熊谷駅を発車した列車は、熊谷の街並みを抜けると、再び緑が広がる農地の中を進みます。

列車はしばらくして減速し、本庄早稲田駅到着のアナウンスが流れました。
本来であれば、開業当時は存在していなかった本庄早稲田駅は通過としてもよかったのではないかと思いましたが、長野新幹線「あさま513」号の通過待ちとなれば仕方がありません。
逆に多くのファンは、ここぞとばかりにホームに下り、列車の姿を撮影されていたようでした。
自身は車内に留まり、座席で列車の通過を見届けました。
程なくして、列車は、本庄早稲田駅を発車しました。

本庄早稲田駅手前から、ポツポツと窓を打つ雨は、次第に強くなり、水滴が窓を覆いました。
しかし、それも束の間、雨雲を抜けると、風圧で水滴を飛ばしていきました。

次第に車窓に建物が増えてくると、久しぶりに聞く「八木節」のふるさとチャイムの後に、高崎駅到着の放送がありました。

左上:緑の畑が広がる
(熊谷〜本庄早稲田間にて)
右上:本庄早稲田駅を発車
左下:高崎駅に到着
右下:長野新幹線が分岐する
(高崎〜上毛高原間にて)

高崎駅に到着
長野新幹線が分岐する
谷あいを過ぎる
上毛高原駅に到着

高崎駅を発車した列車は、長野新幹線と分岐すると、程なくして、榛名山トンネルに入りました。
ここから先は、ほとんどの区間がトンネル区間となります。

しばらくして、明かり区間に出た列車は、眼下に吾妻線の線路を見て、吾妻川を越えると、再びトンネルへと入りました。
列車は、上越新幹線の区間で最も難工事だったという中山トンネルをゆっくりと進みます。

そして、ふるさとチャイムと車内放送が流れ、トンネルを出た列車は、黒岩八景を見下ろす赤谷川橋梁を渡り、短いトンネルを抜けると、上毛高原駅に到着しました。

左:谷あいを過ぎる
(高崎〜上毛高原間にて)
右:上毛高原駅に到着



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