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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 中里 −その12−

2003年8月24日撮影
2003年8月24日撮影

磯辺 行久 [日本]
Yukihisa Isobe [Japan]

「信濃川はかつて現在より25メートル高い位置を流れていた−天空に浮かぶ信濃の航跡」
The Shinano River once flowed 25 meters above where it presently flows

あらわになった断層面を利用したスケールの大きな作品。
調査により判明した、かつての信濃川の航跡を立体的に表した。
断層が歴史を物語り、想像によって川の流れが蘇る。

周囲一面に広がる田園の中からこの作品を見たとき、時間と空間が織り成すあまりにも壮大なスケールに息を呑み、そして、それぞれの時代の水位を表すマーキングにより、その歴史を実感しました。

2003年作品
堀之内
第2回期間中のみ

2009年8月13日撮影
2009年8月13日撮影

水澤 尚子 [日本]
Naoko Mizusawa [Japan]

ふるさと
home

作品の展示されている部屋に入ると、きれいな刺繍が施されたシャツと、メッセージが吊るされている。
メッセージは、親から子、もしくは、祖父母から孫への手紙。
そして、シャツの刺繍は、心のこもった手紙の想いを、水澤氏が施したもの。
両者の温かい思いに満ちた空間。

家族といえば、日常的に顔を合わせる関係ではありますが、改めて「手紙」という形で語りかけると、言葉にはできない想いというものが、素直に表現できたりします。
そんな、いつも一緒にいるからこそ、言葉では言えなかった想いというものがひしひしと伝わってきて、また、水澤氏の丁寧な刺繍が、本当に温かい空間を作り出していました。

2009年作品
中里公民館 貝野分館
第4回期間中のみ

2009年8月13日撮影
2009年8月13日撮影
2009年8月13日撮影

富永 敏博 [日本]
Toshihiro Tominaga [Japan]

かき氷マウンテン
Kaki-gori Mountain

同年2月の「雪アート・プロジェクト2009」にて展示された「かき氷マウンテン」の記録作品。
作成時の写真や映像、そして、使われた道具などが展示された。
会期中は、土日を中心に、実際にかき氷も振舞われ、暑い夏の日と寒い冬の日がリンクした。

展示されている写真や道具を見て、冬に作品を訪れたときのことを思い出しました。
寒い冬の日の思い出に浸り、作品を後にしようとすると、「かき氷どうですか?」と声を掛けられました。
どうやら、この日は、来訪者にかき氷が振舞われていたようで、ぜひと、かき氷を頂くことにしました。
展示されている写真や道具を見ながらかき氷を食べると、あの日にタイムスリップして、かき氷マウンテンをかじっているような錯覚を感じました。

2009年作品
中里公民館 貝野分館
第4回期間中のみ

2009年8月13日撮影
2009年8月13日撮影
2009年8月13日撮影
2009年8月13日撮影
2009年8月13日撮影
2009年8月13日撮影

磯辺 行久 [日本]
Yukihisa Isobe [Japan]

古信濃川の自然堤防跡はここにあった
Natural levee of old Shinano river has
excavated here in this area.

河岸段丘に広がる農地に現れた古信濃川の自然堤防跡。
2001(平成13)年の調査により判明したという。
現在の河道とはずいぶんと掛け離れた堤防跡。
磯部氏の第2回大地の芸術祭作品「信濃川はかつて現在より25メートル高い位置を流れていた−天空に浮かぶ信濃の航跡」の根拠ともいえる発掘。

案内板に従って道を下っていくと、河岸段丘に広がる水田の一角にお馴染みの黄色のポールが見えました。
パッと見は、「今回はずいぶんこじんまりとした範囲だな」と感じました。
歩を進めても、なかなか作品の全容が見えませんでしたが、到着してようやく、その発掘の重大さを感じました。
まず、かつて、この高さのこの場所を信濃川が流れていたとすると、今よりもずいぶん蛇行していたのだろうかなどと、当時の姿に想いを馳せました。
また、現在の河道と比較すると、長い年月を掛けて大地を削り続け、今の姿があるんだなということを感じました。

2009年作品
堀之内
第4回期間中のみ

2009年9月13日撮影
2009年8月13日撮影
2006年8月14日撮影
2006年8月14日撮影

中澤 克巳 [日本]
Katsumi Nakazawa [Japan]

フローティング・バンブー
Floating Bamboo

慈眼寺の裏山に広がる杉林。
その中に伸びる一本の山道沿いに、竹で作られた柵が続いている。
竹の柵は自在に形を変え、時には空中で交差しながら、道行く者を誘う(いざなう)。

本当に暑い夏の日、杉林に入ると、直射が遮られ、少し涼しく感じられました。
そして、いよいよ、竹の柵が導く遊歩道へと入りました。
初めは、道の両脇に延びていた竹の柵も、次第に波を打ち始め、自然に解放されるが如く、空中に飛び出していきました。
空中を縦横無尽に交錯する竹の柵が、再び地上に降りてくると、そこは遊歩道の出口でした。
何だか、途中は、竹に導かれて、異空間を歩いていたような気分でした。

2006年作品
慈眼寺(本屋敷)
第3回期間中のみ

2006年8月14日撮影
2006年8月14日撮影
2006年8月14日撮影

水澤 尚子 [日本]
Naoko Mizusawa [Japan]

僕らの農業
Our Agriculture

慈眼寺の本堂に、カラフルな衣服が展示されている。
これらは、水澤氏がデザインし、集落の方々とともに作り上げた、現代の野良着(農作業着)である。
8月10,11日に、十日町エリアの作品「ユキノミチ」で開催された「キモノファッションショー」には、実際にこの野良着をまとった地域の方々が出演された。

作品を訪れたのは、8月11日に「キモノファッションショー」を見た後でしたので、見てすぐに「これはあの時の」とわかりました。
実際にこんなカラフルな野良着を着て農作業をしたら、楽しい気分になりそうですね。

2006年作品
慈眼寺(本屋敷)
第3回期間中のみ






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中里 -その11-
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