坂口 寛敏 [日本] Hirotoshi Sakaguchi [Japan]
暖かいイメージのために−信濃川 For Warm Image-Shinano River
ミオンの森の作られた3つの広場。 2000年から建設が始まり、2003年にすべての広場が完成した。
左上が、「星の広場」。 石で描かれた星空が、訪れる人をまず出迎えてくれます。
右上が、「地の広場」。 奥に行くにつれて広がりを見せる、逆遠近法を利用した芝生の広場です。
左下が、「水の広場」。 信濃川へと流れ込む川をはさむように作られ、心地よい小川のせせらぎが心に安らぎを与えてくれます。
2000/2003年作品 ミオンの森(宮中) 常設
堀川 紀夫・藤井 芳則 [日本] Michio Horikawa・Yoshinori Fujii [Japan]
雪上絵 II
前年に続いて作成された雪上絵。 真っ白な雪原に、七ツ釜伝説の大蛇が出現した。
2009年作品 ミオンなかさと 星の広場(宮中) 雪アート・プロジェクト期間中のみ
刀禰 尚子+飯島 敦義 [日本] Naoko Tone + Atsuyoshi Iijima [Japan]
田圃の枯山水 "karesansui" in the ricefield
ミオンなかさとの近くに延びる堤防から一面の緑色の水田を眺めると、水田の中に正方形の物体がぽっかりと浮かんでいる。 堤防や畦道に置かれた関守石に導かれ、歩を進めると、先ほどの正方形の物体の前に出る。 その正方形の物体は、ガラスで作られた四畳半の畳であり、その上に座れば、豊かな水田の上に浮かんでいるような気分になる。 そして、風にそよぐ稲は、まるで大河の流れのようでもある。
スケールの大きい作品でした。 広大な水田の中に設置された作品なのに、まるで、作品のために広大な水田があるように錯覚してしまいました。 ここに座布団でも敷いて、のんびり過ごすことができたとしたら、どんなに素晴らしい時間が過ごせたでしょうか。
2006年作品 ミオンなかさと付近(宮中) 第3回期間中のみ
小原 浩貴 [日本] Hiroki Ohara [Japan]
側溝沿いの無限大 Infinity along the groove
段丘に広がる水田の端に延びる側溝沿いに、様々にペイントされたパネルが並ぶ。 その数は、400枚に及ぶという。 よく見ると、パネルには穴が開いており、そこから自然の草が伸びている。 人工的な色彩と、自然の彩り、生命力を楽しむ作品。
第4回期間中の8月15日に作品を訪れました。 この日は、それまでの不順な天気から一変して、太陽が大地を照りつけていました。 そんな中でも、作品の始まりを見たのであれば、自身としては、終わりも見なければ気が済みません。 しかしながら、義務的ではなく、楽しみながら、作品を最後まで見に行きました。 終点から見るミオン中里はずいぶん遠くにありましたが、無限の可能性はまだまだ続いていくように感じました。
2009年作品 ミオンなかさと周辺(宮中)
富永 敏博 [日本] Toshihiro Tominaga [Japan]
かき氷マウンテン Kaki-gori Mountain
雪に覆われた「ミオンの森 地の広場」に作られた、大小様々な雪の山々。 山々の頂上付近は、赤や青、緑、黄色に色づけられている。 そう、この山々は、真っ白な新雪を積み上げて作られた、巨大なかき氷である。
2日間限定の「雪アート・プロジェクト」の2日目、作品を訪れました。 1日目に作られた巨大かき氷が出迎えてくれました。 赤はイチゴ、青はブルーハワイ、緑はメロン、黄色はレモンでしょうか。 かき氷マウンテンにうっすらと積もった雪が、まるで練乳を掛けたようにも見えました。
2009年作品 ミオンの森 地の広場(宮中) 雪アート・プロジェクト2009期間中のみ
前田 光彦 [日本] Teruhiko Maeda [Japan]
「光の巣」−A Light Nest 2006 "hikari no su" - A Light Nest 2006
宮中の小高い丘に広がるブナ林をしばらく歩くと、1本のブナの木の上の方に、巨大な鳥の巣のようなツリーハウスが設置されている。 長いハシゴを上って辿りつくツリーハウスは、一面を竹で覆われており、竹筒を通して、太陽の光が中に差し込む。 外を覗けば、一面のブナ林が広がる。 緑と光に包まれ、自然を感じる空間。
ツリーハウスは、かなり高い所にあり、上っている途中、少し怖くもなりましたが、辿りついた時は、上ってよかったと思える光景でした。
2006年作品 宮中 第3回期間中のみ