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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 中里 −その8−

2009年8月15日撮影
2009年8月15日撮影

法政大学国際文化学部稲垣 立男研究室 [日本]
Hosei University Tatsuo Inagaki Lab. [Japan]

「干溝博物館」プロジェクト
Himizo Museum Project

干溝集落の一軒の空き家が、干溝の「子ども」をテーマとした「干溝博物館」としてオープン。
1階には、「干溝コンビニ」が開設され、「ひみぞえんぴつ」、「ひみぞけしゴム」、「ひみぞタオル」といった雑貨から、「ひみぞラーメン」、「ひみべん」といった食料品まで、干溝の子どもたちが考えた商品が展示された。
また、テレビでは、「干溝子どもテレビ」が放送された。
2階には、地域のかつての「子ども」たちの写真や、魚釣りや雪遊びの道具が展示された。
作品はさらに屋根裏部屋へと続き、屋根裏には、干溝の子どもたちの考えた「秘密基地」や、作成のドキュメント写真が展示された。
館内の所々には、「秘密基地」の模型が展示されており、アイデアのユニークさを感じることができる。

館外では、付近の薬師堂の広場に、「秘密基地」や、集落の86世帯の家族構成と言葉を記した「家族のぼり」が展示されている。
また、集落全体を使った、名所を巡るスタンプラリーも実施された。
大学生と集落全体が一体となって作られた作品。

第4回期間中の8月15日に作品を訪れました。
まずは、「干溝博物館」を訪れると、ちょうど他の鑑賞者はなく、じっくりゆっくりと作品を楽しみました。
「干溝コンビニ」は、本当に買い求めたくなるようなグッズがいっぱいでした。
「干溝博物館」を楽しんだ後は、地図をもとに、スタンプラリーの名所を訪れることにしました。
初めて訪れた集落をのんびりと散歩するのはとても新鮮でした。
最後に薬師堂を訪れました。
干溝集落の8組に色分けされた「家族のぼり」が、心地よく風にたなびいていました。
のぼりに記された言葉を見て回りました。
薬師堂の広場の周囲には、「秘密基地」が展示されており、一つ一つ楽しみました。

2009年作品
空家とその周辺(干溝)
第4回期間中のみ

2009年8月15日撮影
2009年8月15日撮影
2009年8月15日撮影
2009年8月15日撮影
2009年8月15日撮影
2009年8月15日撮影
2009年8月15日撮影
2009年8月15日撮影

内海 昭子 [日本]
Akiko Utsumi [Japan]

遠くと出会う場所
Distant Space, Meeting Place

林の小道を上ると、パッと視界が開ける。
ウッドチップの敷き詰められた道の両側には、色とりどりの花々と、真っ白なそばの花。
まっすぐ続くその道の正面には、天へと延びるはしごが浮かんでいる。
このはしごは、遠くと出会うことができる懸け橋である。

第4回期間中の8月15日に作品を訪れました。
駐車スペースに車を停め、案内が指し示す小道を上っていくと…、
目の前に広がる景色の神々しさに、しばらく動けませんでした。
この日は天気がよく、青空と浮かぶ雲、周囲の緑がとても心地よい空間を作り出していました。
そして、その中に浮かぶ真っ白なはしご…。
まさに、「絵に描いたような」空間が目の前に広がっていました。
青空の中へ、天へと延びるはしごに、神秘性のようなものを感じざるを得ませんでした。
第4回作品の中でも、とても印象に残る作品でした。

2009年作品
小原
常設

2009年8月15日撮影
2009年8月15日撮影
2006年8月14日撮影

ジョゼ・ド・ギマランイス [ポルトガル]
Jose de Guimaraes [Portugal]

妻有広域のサイン
Signs for Echigo-Tsumari

越後妻有地域への入口や、作品設置場所の近くなど、妻有広域に設置されたサイン。

宮中橋の北詰付近に設置されたサインです。

2003年作品
宮中
常設

2003年8月24日撮影
2004年8月8日撮影

オル・オギュイベ [ナイジェリア]
Olu Oguibe [Nigeria]

いちばん長い川
The Longest River

越後妻有を流れる日本一長い川、信濃川。
川を見下ろす公園に作品はある。
何本も並んだコンクリートの円柱に、川にまつわる5・7・5や5・7・5・7・7などのの句が彫ってある。
日本一長い川の音を聞きながら、彫られた句を読み、想いを感じ取る空間。

「この川をはさんだ向こうに好きな人」
この句は、近いようで遠い、相手との距離感が、信濃川の川幅とともにうまく表現されていると思いました。

例年より桜の開花が遅れた2005年5月の初め、作品を訪れてみました。
作品のある黄桜の丘には、その名の通り黄桜が満開から散り初めといった感じで咲いていました。
緑の木々に囲まれた普段の姿とはまた違った作品を見てきました。

2000年作品
黄桜の丘(宮中)
常設

2004年8月8日撮影
2005年5月8日撮影
2006年8月14日撮影
2006年8月14日撮影
2003年8月24日撮影
2004年8月8日撮影

洪 性都 [韓国]
Hong Sung-Do [Korea]

妻有で育つ木
Growing Tree in Tsumari

信濃川のほとり、道路沿いにある作品。
作品の中で育つ木。
作品とともに生きる木。
木とともに成長する作品。

2000年作品
宮中
常設

2006年8月14日撮影



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