このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

井原鉄道<工事車両>

井原鉄道シリーズも第四作目と言うことで、今回は鉄分の濃い(鉄道オタク系の)話題で纏めて見ました。
鉄道の新路線開通と言うのは稀で、最新の敷設工法と工事車両が見られる井原鉄道は宝の山でした。
ネガの記録に因ると、有閑人は工事中少なくとも3回はお参りしている事が解りました。
さて、今回は皆さんを鉄道オタク沼に誘って、しっかり鉄分を吸収して行って戴きましょう。 合掌
オイラン列車
オイラン列車と言う名前を聞いても、なかなかイメージが湧きにくいと思います。
頭に大きなカンザシを何本も付けたオイランは見られた事があると思います。
写真の車両の周りに何本もの棒がでていて、まるでオイランのカンザシの様なので、通称オイラン列車と呼ばれています。
新しく線路を敷設した時に、トンネルや建物が車両に当らないか調べるために、この車両を走らせます。
つまり、この棒が当れば危険な個所となる訳です。

写真:1998.9.13 早雲の里荏原 Rollei35S 転用禁止
トロッコ
道床が完成すると、先ずダンプカーで路盤部分のバラスを散布します。
次にレールと枕木を組み立てたものを運んできてバラスの上に乗せ接続します。写真の手前側の線路がこの状態です。
最後に、写真のトロッコでバラスを運び、線路の両側に散布し、枕木が埋もれる様にします。

写真:1998.1.2 早雲の里荏原 Rollei35S 転用禁止
人車
工事現場迄の通勤列車です。乗る人はお客ではないので客車とは言わず、人車と言います。
通常の鉄道なら工事現場迄は自動車移動が普通ですが、井原鉄道は大部分が高架の為、通勤列車が必要でした。
人車の後方は、オイラン列車の組立前の姿です。

写真:1998.1.2 早雲の里荏原 Rollei35S 転用禁止
ユンボ1
鉄道用の車輪を付けたユンボです。ハンドルが見えますが、何の為に必要なのか解りません。
左に写っているダンプカーで路盤部分のバラスを散布しました。

写真:1998.8.16 早雲の里荏原 Rollei35S 転用禁止
ユンボ2
そうですか。説明無しでそこまで見抜かれるとは・・・
鉄道オタクも相当重症ですね。お気の毒に。
それにしても、キャタピラ+鉄道車輪、横動する腕となると、見ていてワクワクしますネ。

写真:1998.8.16 早雲の里荏原 Rollei35S 転用禁止
線路組立て
ここでレールと枕木を組立ます。完成品は、まるで9mmゲージのフレキシブルレールそのものです。
それにしても、このクレーン自体も線路の上に乗っていると言う事は、大きな分類では鉄道車両です。

写真:1998.1.2 井原 Rollei35S 転用禁止



  

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