このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

知床半島と川湯温泉編

 10月24日

今日は旅行のメインの一つ「知床半島」に向かう日です。

知床といえば
「し〜れ〜とこ〜のみさきに〜はまなす〜が・・」という歌が有名ですが
手つかずの自然、知床ならでは景色にパンフレットで一目惚れ。
どうしても行きたかった場所です。
中でも知床横断道はネットの北海道ベストロードという掲示板でもよく出てくる名前。
これもかなり楽しみ!!

その前に網走観光を少し。
連れがどうしても見ておきたいと言う「クリオネ」を見る為、オホーツク流氷館へ。
小さい生き物でテレビのCMでも人気があったようです。
とてもかわいらしくずっと両手で泳いでました。
入館料も安く、内容は濃かったです。
マイナス18度?かな、という世界も体験でき、濡れたタオルを振り回すとタオルが固まりました。
昔CMであった「バナナで釘が打てます」の世界

オホーツク流氷館に向かう道からの景色
とても綺麗でした

その後、オホーツク海と併走。

初めて見たオホーツク海
結構荒れていました

知床に到着するとそこは左に海、右は山という景色。
関東でいえば伊豆のような場所。
だけれど、車は少なく走れば手つかずの自然です。
あちこちに「熊出没注意」の看板が不安をかき立ててくれますが・・・

とりあえず、知床5湖へ。
ここはちょっと前まで熊出没で345湖が立ち入り禁止になっていました。
1、2湖だけという事でとりあえず出発。
道なのか道じゃないのかという山道を年老いた夫婦も一生懸命歩いています。
その後ろを自分達もゆっくり歩きます。
途中足を止め耳を澄ますと、静かで鳥が木をつついている音が聞こえます。
その音の方へ行ってみると本当に間近で「きつつき」やいろんな鳥達を見る事ができました。

2湖へ行くとそこは一番広い湖でパンフレットにもよく載っている所です。
ただ、残念ながらこの日は雲が低く、知床の山々を見ることもできず、紅葉もほぼ終わっていました。

知床5湖で一番大きな2湖です
時期さえ良ければ素晴らしい景色のはずです

しばらく湖を眺め、連れと帰るか、345湖に行くか検討すると
連れは行くと言い張ります。
「熊出るよ」といっても平気そう。
しかたなく、345湖と全て廻るフルコースに予定変更。

さすがに二人で廻るのは怖いので前のグループに追いつこうとがんばって歩きます。
普段歩かないので結構こたえました。
途中、女の子二人のグループと熊避けの鈴を携帯した外人さんを追い越して廻ります。
本当は同行したかったけど、あまりにペースが遅いので・・・

5湖まで見て。連れは「見なくても良かったかなぁ」とかぬかします。

「お前が行きたいっていったんだろ!」

でも、もうここまで来たら引き返すよりゴールを目指した方が早い。
5湖が終わるとゴールまではひたすら山道。
熊にかなりびびりながら。持っていたカギをカチャカチャ鳴らして熊避け鈴の代用。
なんとかゴール。ゴールして「ホッ」としたところでトイレに行くとこんな張り紙が

「345湖に行く方は必ず鈴を携帯してください、事務所で貸し出します」

「早く言ってよ!!!」今後廻られる方は借りてください。

でも、熊って基本は夜行性みたいで平気そうですけどね。

つづいて「カムイワッカ湯の滝」に向かいます。
ここへの道はずっと砂利道。道路脇にはキツネや鹿がたくさん出没します。

小さくて見にくいかなぁ?
キツネとの遭遇
でも、キツネには触っちゃ駄目みたいですよ
なんか菌がいるらしいとの事

はじめは野生の鹿を見るだけでも大騒ぎしていたけど
ここにくると鹿がいるのが当たり前みたいで。普通の景色になります。
道中の景色がすばらしく。
山から見下ろすオホーツク海は絶景です。

実際に見た方が感動です
もうすぐ陽が暮れます

目的の「カムイワッカ湯の滝」はあんまり・・・って感じでした。
連れは触りにいって「暖かかった」と言ってたので多分そうでしょう。

今日の観光はここまでとして、明日は楽しみな知床峠横断です。

今日の宿は「知床プリンスホテル風なみ季」
とっても綺麗なホテルです。
係りの人に「明日知床峠行きたいんですけど雪大丈夫ですかね?」と訪ねると。

「この前一度アイスバーンで通行止めになったけど今は大丈夫ですよ」との事。

まずは一安心。

用意された部屋は和洋室。
空気清浄機もあって快適でした。
部屋からの眺めはというと

知床の海に夕日が沈みます

4時頃にチェックインしたので空いてる内にお風呂へ。
入ってみると貸し切り状態。
露天は源泉掛け流しの温泉らしく、とてもいいお湯でした。
しばし、空を眺めながらゆっくり入りました。雲がゆっくり空を漂っていました。

ここでの食事はバイキング
まだまだ食べ盛り?の自分にはバイキングはありがたい!
懐石料理よりはまだバイキング希望です。

カニにホタテにステーキに・・・
なんでもかんでも持って来ちゃいます
でも、おいしいのは見た目
実際食べるとそうでもなかったりするのもバイキング
カニは札幌の食べ放題の方が遙かにうまかったです



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 10月25日

今日は知床峠を通って川湯までの道のり。
昨日は知床の山に雪はなかったけれど、今日は上の方はかなり雪化粧。
どうやら昨夜降ったようです。

期待ワクワクで宿を後にし知床峠へ。

最初遠かった山がグングン近くに迫ります。


知床横断道です

これまで通った道の中でも知床峠の山の景色は違います。
一番標高の高い所にパーキングがあり、条件が良ければ雲海もみれそうな場所でした。

ちょっと暗くて見にくいですね
知床峠のパーキングからの景色です
遠くには国後島が見えます

ここも紅葉はほぼ終わり。もっと早く来れれば違った景色が見られた事だろうとちょっと残念。
その後一気に走り抜け羅臼へ。

羅臼の海沿いを走行していると、「純の番屋」がありました。
「北の国から」の撮影で使った番屋を移動して残したみたいでした。
中には入れませんが表札には「黒板 純」と記されています。
観光地と呼ぶにはなにも無く、訪れる人も北の国からファンくらいだろうなぁという所にあります。

北の国からファンなら一度は訪れておくべし!

しばらくナビ通り走ると標津という地名に変わります。

そしてそこは北海道らしい雄大な景色をみることができました。
中でも開陽台での景色はこれまでの北海道の景色の中でも美瑛と同じくらい感動です。

地球が丸く見えるという開陽台
の景色です
写真が下手ですいません
もっともっと絶景です
写真うまい方是非訪れてみてください

その後、裏摩周湖と神の子池(すごく水が綺麗)に寄り。

季節ごとに様々な表情を見せる摩周湖。夏は霧で湖面が見られない事も多いですがこの頃の季節ならば見られます。
神の子池はとても綺麗な水で泳ぐ魚も見られます、穴場的場所

その後硫黄山に向かいます。今夜は川湯温泉に泊まるのですぐそばです。

ドライブしているとまだまだ紅葉している場所もありました

硫黄山ではあちこちで煙りが上がっています。

あちこちでモクモクと煙が上がっています

その横では「硫黄山名物〜たまご〜売ってますから」とおにいさんが温泉たまごを売っています。
何度も何度も「売ってますから」と連呼するので、その言葉が連れの笑いの壺にヒットしたらしく。
「売ってますから」って普通言うか?と、うけまくり。
「買いませんから。残念。売り文句がおかしすぎる斬り(波田陽区風)」と返してました。
でも、面白いから今後もその売り方でやってね!!硫黄山名物呼び込みでね。


今日の宿は「御園ホテル」。
なんとも味のあるホテルで、年輪を感じさせます。
駐車場に着くと若いおにいさんが出迎えてくれました。
自分のパソコン入り重いバッグと連れのなんでこんなに重いのかわからないバッグを二つ
涼しい顔で持ち上げ運んでくれます。

「おにいさん、涼しい顔してるけどすごく重いでしょ?」と、聞いて見たかったけど止めておいた。

ここは草津と同じような温泉との事。
さっそく大浴場へ向かいます。

するとそこは年配の方ばかりで湯治場のような世界。
どんなもんだろうと入ってみると。
お湯の良し悪しなんてたいしてわからない自分ですら「いい!」と分かるお湯でした。
飲用の温泉もあって、テレビで見た事はあったけど飲用なんて初めて!

試しにペロリ「んんんん・・・・まずい」

でも、とっても温まるこれが温泉なんだって実感!!
これまで入った温泉とはまったく別物。
かなり気に入りました。
連れも絶賛してました。これまでの温泉という概念を変えてくれましたね。
今度帰ったら草津に是非行ってみたいと思うのでした。




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