このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

去り行く列車と新しい列車に乗る旅

いろいろとあって鉄活動から離れてきている今日この頃・・・
乗り鉄はおろか、撮影すらも全然行けていません!

2009年6月下旬、私の好きなアーティストの新曲発売イベントが東京でありました。
CDを買って応募して当たれば行けるというイベントでしたが、運よくそれに当選。

イベントは6月28日で、その前日の27日も念のため開けておきました。
土日2日間が休みということで、「どうせなら久しぶりに土日きっぷを買っちゃおう!!」ということで土日きっぷを買っちゃいました!
日曜日のイベントは午後からなので、土曜日と日曜日の午前中は乗り鉄することにしました。

(この旅行記を書いている今となっては、土日きっぷもなくなっちゃいましたね・・・)

ここ最近は鉄分が欠乏して貧血気味だった?!私ですが久しぶりに「鉄」にどっぷりと浸かってきました!!

※旅行記を作成したのは2010年6月なので、内容は2010年6月現在の情報に基づいています。


上野 23:33 → 直江津 4:13 【急行「能登」】

2009年6月26日

6月26日に東京入りしました。
夜は普段mixi上でお世話になっているマイミクの方とお会いして新宿で飲んだ後、23時頃に上野駅にやってきました。

夜中の上野駅にやってきたのは、昔ながらの国鉄色ボンネット型489系が充当されている、急行「能登」に乗るためです。
まだ体にアルコールが残っているので私はその時酔っ払ってました(笑)。

しばらくホームで待っていると、「能登」の489系が特急ホームの16番線に入線してきました。
普段は常磐線や高崎線の特急が発着するこのホームも、この時間だけは昔懐かしい国鉄色の特急型列車を見ることができました。

 


私は自由席の1号車に乗車しました。
能登の489系の普通車は9号車(レディースカー)を除いて簡易リクライニングシートですが、編成によっては1号車もフリーストップリクライニングシートの場合がありました。

その日は運良く1号車がフリーストップリクライニングシートの編成が来ました!
これで一晩快適に過ごすことができます。


定刻通りに「能登」は上野駅を発車。私が乗っている1号車は半分以上の座席が埋まっている感じでした。
しばらくして車掌さんが検札にやってきました。「能登」は乗務員は全区間JR西日本の方が担当します。

日付が変わるのは大宮駅からなので、検札の時には上野から大宮までの乗車券と急行券、土日きっぷを同時に提示し、大宮から土日きっぷを使うとの旨を車掌さんに伝えました。


大宮から高崎線に入り、熊谷、高崎に停車します。
熊谷では通勤客と思しき方の降車がある程度ありました。「能登」は高崎線の終電としての役割も担っているようです。

高崎では乗客の半分近くが降りて行きました。熊谷の時と同じくそのほとんどが通勤客と思しき方です。
高崎を発車する頃には車内はガラガラに。「能登」は首都圏と北陸を結ぶ列車と言うより、首都圏の通勤ライナーとしての役割の方が大きいのでしょうか。

これでは廃止も仕方ないのだろうか・・・と旅行記を書きながら考えてしまいました。

 



高崎を過ぎると車内が減光されて車内が暗くなりました。
車内もガラガラになってきたので、せっかくなので「能登」名物(?)であるラウンジカーに行ってみました。

ラウンジカー車内


4号車半分に設けられたラウンジカーにはソファーやイス、自動販売機が備え付けられています。
客席は減光されてもここは一晩中明かりがついたままなので、眠れない時の気分転換には丁度良い場所ですね。

カウンターがありますがもちろん能登では使われていません。
かつてこの列車が「白山」で運行されていたころは現役だったようで、おでんやたこ焼きなどの軽食が提供されていたようです。

ラウンジカーのソファーに腰掛けてしばらくのんびりしてから自席に戻りました。
前述の通り車内はガラガラだったので、座席を向かい合わせにして1人で4席分使って寝ることにしました。


すっかり眠り込んでしまい、目を覚ますと列車の進行方向が変わっていました。
能登は長岡でスイッチバックして信越本線に入ります。

その後またウトウトして寝たり起きたりを繰り返していると、列車はどこかの駅の側線のような場所に止まっていました。
携帯のGPS機能を使って調べてみるとどうやら柏崎駅の手前にに止まっているようでした。

夜が明けて空が明るくなり始めていました。
 柏崎駅では隣に新潟地区の115系が留置されていました。


時間調整のため止まっているのかな?と思っていましたが、列車は全然動きだす気配がありません。
時間を見ると朝の4時を廻っていました。直江津まではまだ距離があるのであと10分ちょっとで着くはずがありません。。

しばらくすると車内放送があり、先行している貨物列車が車両トラブルで本線上で止まっているので、運転を見合わせているとのことでした。
その後の旅程に影響が出そうなので心配になってきます。。

その後も列車は動き出す気配もなく、実に1時間以上もこの場所に止まったままです。
大幅な遅れをもって列車は運転を再開しましたが、直江津には約1時間半も遅れて到着しました。

  
直江津駅の留置線には元京浜東北線の209系がいました。直江津に到着後の「能登」



直江津 6:00 → 越後湯沢 7:07 【ほくほく線 快速】
越後湯沢 7:21 → 大宮8:18 【上越新幹線 Maxとき302号】

能登の大幅な遅延でこれからの予定が狂ってしまいました。
以下は当初の予定です。

直江津 5:26 → 長野 6:50 快速「妙高」2号
長野 6:58 → 大宮 8:26 あさま506号
大宮 8:46 → 仙台 10:21 やまびこ45号


案の定直江津からの妙高号は接続を取って待っていてくれませんでした。。
能登から妙高に乗り継ぐ人なんて皆無でしょうからね。

こうなることを見越して、先ほどの能登の車内で時刻表をめくったり携帯の路線検索を使ったりして代替となるルートを探していました。
すると直江津からほくほく線の快速で越後湯沢に向かい、そこから上越新幹線で大宮に向かえば予定通りの「やまびこ45号」に乗れることが分かりました。急遽旅程を変更です!

  
ほくほく線の車両は「ゆめぞら」編成でした。車内に備え付けられていたパンフレット


直江津からはほくほく線で越後湯沢に向かいます。
「電車でGO!2」、「電車でGO!プロフェッショナル仕様」をプレイしたことのある方ならおなじみの路線ですね。はくたかでほくほく線を乗車したことはありますが、普通列車に乗車するのはこれが初めてです。

ほくほく線の車両(HK100形)は「ゆめぞら号」の車両でした。
ゆめぞら号は伊豆急行の「リゾート21」と同じく、トンネルを走行する時には車内の照明を落とし、天井にプラネタリウムや海底をイメージした映像などを映し出すサービスを行う車両です。ほくほく線はトンネルが多いことを逆手に取ったサービスですね。


終点の越後湯沢には1時間ちょっとで到着しました。次は上越新幹線に乗り換えます。



E1系が充当されている「Maxとき302号」です。
新潟発なので自由席の窓側席を確保できるか微妙なところでしたが、2階席の窓側を余裕で確保できました。座ったのは普段は指定席となっていてリクライニングシートが並ぶ5号車です(笑)。

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