五箇山・白川郷・飛騨旅行記 3
2012年8月31日() 3日目 <高山(陣屋、さんまち、東山寺町、飛騨牛)、高山→東京>


<高山の街を歩く>

 最終日は夕方の高速バスに乗って東京に戻るだけなので、それまで高山の街を当てもなくぶらぶらするという気楽な一日です。前回高山に来た時には行けなかった場所を中心に訪れて、さんまちで買い食いしたり飛騨牛を堪能するのが目的です。あとは前回上手く撮れなかった写真をアップデートすることも。時間が勿体ないので、朝6時に起きて準備をし、7時過ぎには行動開始しました。


<ホテルロビーの巨大さるぼぼ>

<国分寺の前の国分寺通り>

 まずは駅近くの飛騨国分寺へ。文字通り飛騨の国分寺で、江戸時代に建立された飛騨地方唯一の三重塔と樹齢1250年という大銀杏が目を引きます。特に銀杏の迫力が凄い。秋になると紅葉して綺麗になるのだろうと思います。


<飛騨国分寺>

<飛騨国分寺本堂>

<三重塔>

<樹齢1250年の大銀杏>

 続いて宮川沿いで開催されている宮川朝市へ。高山は朝市の町であり、宮川朝市と陣屋朝市の二か所で毎日開催されています。宮川朝市は前回来た時には見てなかったと思いますが、宮川沿いにずらりと仮設店舗が並ぶ様は壮観です。


<宮川沿いの宮川朝市>

<宮川と弥生橋>

 朝食は朝市で何か適当に買い食いしようかと思っていたら、朝市中に朝6時から営業している食堂の看板が目に入りました。その看板の「飛騨牛丼」に引かれたので、その「かじばし食堂」に入って飛騨牛丼を注文。店はおばあさんとその娘らしいおばさんがやっている家庭的な食堂で、店の中は他人の家の匂いがします。朝市を出している人達にご飯を配送したりしていたので、どちらかというと観光客向けと言うより、地元密着型の食堂かもしれません。注文した飛騨牛丼は、飛騨牛の切り落としを使ったもののようで、「牛を食べている」という感覚があります。汁は多めですが、あっさりとした味付けで朝食にはちょうど良い感じです。ということで今日の飛騨牛その1。おいしかった。地酒ソフトや桃ソフトもあったけど、朝なので我慢です。


<朝6時から営業しているかじばし食堂>

<飛騨牛丼(650円)>

 食後一通り宮川朝市をぶらついた後、続いてさんまちへ。いわゆる古い町並みで、国の重要伝統建造物保存地区に指定されている地域です。一昨日の夜ちょっと歩いて写真を撮ったときとは雰囲気が違います。夜と朝だから違うのは当たり前だけど。さんまちの特に上三之町の通りはいろいろな店が並んでいて日中はかなり混雑しますが、今回はまだ朝8時過ぎで店も開いていなかったので、観光客も少なくしっとり落ち着いた雰囲気でした。

 町並みの写真は下の通りですがどうでしょうか。前回来た時は白飛びだったり逆行だったりで碌な写真を撮ることができなかったので、今回はそこそこきちんとした写真が撮れたと自己満足しています。カメラの性能と腕前の両方ともが上がったということにしておこう。


<前回昼食を取った久田屋>

<酒造店も軒を連ねる>

 上三之町の古い通りを抜けて中橋へ。


<朱色が目を引く中橋>

<中橋上から宮川を眺める>

 中橋を渡ると高山陣屋と陣屋朝市。陣屋の前にはみたらし団子の店があります。ここのみたらし団子は以前食べておいしかったので、今回も1本だけ。1本70円という価格は6年前と変わっていません。ここの団子は上手い具合に焼かれているからか、餅が柔らかく醤油の香ばしさがちょうど良いです。甘くないみたらし団子もおいしい。


<陣屋前の陣屋だんご店>

<1本70円のみたらしだんご>

 高山陣屋は8時45分開館でまだ開いておらず、開くまで陣屋前の陣屋朝市をぶらぶら。以前はここで赤かぶの漬け物を買った記憶があります。今回は極力荷物を抑えたいので買うのを我慢。


<開館前の高山陣屋>

<陣屋前の陣屋朝市>

 朝市を冷やかしていたら陣屋が開く時間になったので、420円を支払って陣屋を見物。高山は江戸時代初期まで金森氏によって治められていましたが、森林資源の重要性から1692年(元禄5年)から幕府直轄領となりました。陣屋は幕府直轄領行政の中心となった場所で、今で言えば県庁のようなものでしょうか(ということを以前にも書いたような)。江戸幕府から派遣された代官(郡代)を始めとするキャリアと、地元で採用されたノンキャリが一緒に働いていたようです。

 陣屋は以前来たときにも見物していて、その時はボランティア解説員のおじさんが一緒についていろいろと説明してくれました。そのオジサンが駄洒落好きだったことが非常に印象に残っています。説明があるとそれはそれで分かりやすくていいですが、今回は自分のペースでじっくりと見物しました。見物していると6年前の記憶が蘇ってきて、「ここでオジサンが駄洒落を言ったなあとか「身分によって入り口が違うと言っていたなあ」とかいったことを思い出しました。眠っている記憶というのはすごいもんです。じっくり見物して何だかんだで1時間かかりました。

 以前の旅行記での陣屋の写真を見返してみると、多くが白飛びしていて何が何だか。とりあえず郡代の部屋を同じアングルで撮っていることが分かりました。アングルの嗜好は変えられそうにありません。


<高山陣屋正面玄関>

<青海波の模様>

<役人が執務をこなした御用場>

<儀式や会議が行われた大広間>

<郡代の部屋>

<郡代の部屋から庭を眺める>

 続いてさんまち方面に戻り、高山市政記念会館へ。1895年(明治28年)から1968年(昭和43年)まで実際に高山町役場・市役所として使われていた建物で、現在は行政資料館になっています。入館料無料なのがありがたい。2階には高山の行政関連資料が展示されていて、当時使われていたパソコンも。何とPC-9801UVでした。我が家に初めてやってきたパソコンがこれ。衝動買いの父親が「これからはパソコンが必要だ」と力説し、1990年当時40万円もする大金をはたいて買ったのに、父親はパソコンが来た日以外全く手を付けず、結局小学生の僕のオモチャに成り下がってしまった可哀想な9801UV。懐かし過ぎます。


<再び上三之町へ>

<高山市政記念会館>

<2階の展示室>

<懐かしのPC-9801UV>

 ということで高山とは全然関係ない部分で感動し、店が開き始めた上三之町へ。飛騨牛串焼きの店が開いていたので、飛騨牛その2として霜降り牛串焼きを1本。ここの店は限定ロース(800円)、霜降り(500円)、赤身(200円)と三種類あり、支払い能力に応じて選ぶことができます。調べてみると前回もここの店で500円の霜降り焼を食べているようですね。500円するだけあって、串焼きは柔らかくておいしかった。


<牛串のじゅげむ>

<霜降り牛串焼き(500円)>

 再び上三之町を抜け、今度は反対側に位置する下二之町へ。こちらは観光地化されておらずほとんんど観光客もいませんが、さんまちと同じように古い町並みが残っています。 


<下二之町>

<同じく下二之町>

 下二之町を抜け、江名子川を渡ると日下部家、吉島家という重要文化財に指定されている商家が二軒並んでいます。両者とも入館料が500円と若干高めなので、今回は日下部家の方だけに入ることに。日下部家は代官所の御用商人として栄えた豪商だったそうで、内部の軒と吹き抜けの迫力が凄いです。町家で重要文化財というだけはある。間口は狭いですが、奥行きが広い。ここは見学後に中庭でのお茶とせんべいのサービスがあり、土蔵を眺めながらゆっくり休むことができます。


<重要文化財の日下部家>

<日下部家内部>

 続いて櫻山八幡宮へ。高山北部を氏子とし、秋の八幡祭の舞台となる由緒ある神社です。神社の周りにはその祭りで使われる屋台が展示されている屋台会館があり、ちょっと見てみたい気がしましたが、入館料が820円とかなり高いです。820円はなあ・・・。下手すれば食事一回分なので躊躇せざるを得ません。


<櫻山八幡宮参道>

<櫻山八幡宮>

 ということで残念だけど屋台会館はパスして、江名子川沿いを歩いて再びさんまち方面へ。今日も曇りの予報だったのに、太陽が顔を出して晴れてきました。


<江名子川>

<春は桜が咲き誇る>

 さんまち方面に戻る途中に、「喜八郎」に寄って飛騨牛まんを一つ。飛騨牛その3です。店内でも食べられるようでしたが、店内では修学旅行で来たらしい中学生達がワイワイガヤガヤしていたので、大人しくテイクアウト。そんな場所に入るなんて恐ろしくてできません。少し行ったところにファミリーマートがあったので、そこで麦茶を買って外のベンチで飛騨牛まんを食べました。牛しぐれ風の餡がたっぷりと入っていて、濃い目の味付けです。結構大きいので食べ応えもあります。飛騨牛まんがおいしかったから、朴葉みそまんも試してみればよかったかな。


<飛騨牛まんの喜八郎>

<並んでいるのは食品サンプル>

<飛騨牛まんを買う>

<牛しぐれの餡がたっぷり>

 飛騨牛まんを食べたばかりですが、ここで早目の昼食を取ろうとあらかじめ調べておいた店へ。飛騨牛のメインイベント、飛騨牛朴葉焼きを食べなければなりません。本当なら飛騨牛のステーキを食べたいところですが、ステーキだと最低でも5000円以上かかるのでちょっと厳しい。朴葉焼きなら2000円くらいで食べられます。そしてその店は味噌や醤油の会社が経営しているので、朴葉味噌としてもかなり良いものを出してくれるのではないかと期待していました。

 ということでガイドブックに11時半に開店すると書いてあったその店へ。しかし11時半になって開く気配は全くありません。ずっと前で待つのも恥ずかしいので、店の前を30分ほどうろうろしましたが、12時になっても開く気配がない。昨日のコロッケだったらまあいいかと諦めますが、今回は飛騨牛のメインイベントなのでコロッケとは訳が違います。そこで重い腰を電話をして確認してみることに。電話はつながりましたが、その内容は「今日は臨時休業」ということでした。何ということか。コロッケに引き続いてつくづく運が悪いです。店頭に「今日は臨時休業」くらい書いておいてほしいなあ。

 炎天下の中で30分うろうろしたのと、目当ての店が臨時休業だったことでぐったりしてしまい、当てもなく上三之町へ。昼になって段々と観光客が増えてきています。ふらふら歩いていると、舩坂酒造の前に「アルコール度数5% 深山菊のフローズンカクテル」という何とも魅力的な看板があります。暑い中でこんなに魅力的な飲み物はないので、店に入ってフローズンカクテルを注文しました。1杯300円。深山菊という日本酒とブルーキュラソーのカクテルです。中庭に設置されているテーブルに腰掛けて、冷たいフローズンを口に入れるだけで幸せです。暑いに日にはたまらない。フローズンだからかあまりアルコールは感じませんでしたが、度数は5%なので結構濃いはず。


<観光客が増えてきた昼の上三之町>

<舩坂酒造>

<何と魅力的な>

<深山菊のフローズンカクテル>

 フローズンカクテルで落ち着いたので、続いて飛騨牛の握り寿司も。飛騨牛その4です。ローストビーフのようになった飛騨牛に甘い醤油のタレがかかっています。ちょっと小さめですが、牛肉なので食べ応えがあります。これでもおいしいけれど、欲を言えば生の牛で食べてみたいかな。


<坂口屋>

<飛騨牛にぎり寿し(500円)>

 フローズンカクテルと飛騨牛握り寿司には満足しましたが、メインの飛騨牛朴葉味噌焼きを食べなければいけません。上三之町の通りにも以前行った久田屋という店はあるけれど、今回は別の店にも入ってみたい。フローズンカクテルを飲みつつスマートフォンでいろいろと検索したところ、駅の方にそれらしい店があるらしかったので、歩いて向かいました。「萬代角店」という店です。萬代という老舗料亭のカジュアル版店舗ということですが、店は古い家屋を使っており、老舗の雰囲気が漂っています。ただ午後1時過ぎとはいえ、僕以外の客が誰もいなかったのが若干寂しいです。観光スポットから少し離れるとこうなってしまうのでしょうか。

 目当ての飛騨牛ほおば味噌定食を注文。綺麗にサシが入った飛騨牛が運ばれてきました。これを朴葉の上にある味噌や野菜と一緒に混ぜて5分くらい待つと良い色に焼けます。味が濃いのでご飯に合う。ただ、これまでいろいろ食べ歩きしてきたために結構腹が膨れており、「お替りできますよ」と言われたのに1杯で満腹になってしまいました。非常に勿体ない。ご飯は1杯しか食べられなかったとはいえ、飛騨牛朴葉味噌焼きは美味しかった。美味しかったですが、非常にクリティカルなことを言うと、朴葉味噌焼と飛騨牛は別々に食べた方がおいしいかな。牛肉を朴葉味噌焼と合わせると、肉が味噌の濃い味に負けてしまい、何を食べているのか分からなくなります。飛騨牛は飛騨牛で、別に焼いて食べた方が味がダイレクトに伝わりそうです。ということはやっぱりステーキかな・・・。


<萬代角店>

<趣のある店内>

<飛騨牛ほおば味噌接写>

<飛騨牛ほおば味噌定食(2310円)>

 昼食を終えた時点で1時半。帰りのバスは5時発なので、3時間半ほどあります。ただ満腹でもう動きたくないのと、3日間歩き過ぎてそろそろ膝と足が痛くなっていたのとで、もうどこかの喫茶店に入ってゆっくり過ごそうかと考えました。でもせっかく時間と金を作って来ているのに、散策しないのは勿体ないと気合を入れ直し、ギリギリまで街歩きをすることに。さんまちを抜けた先の東山という地区に寺社が密集しており、その寺社を結ぶ道が「東山遊歩道」として整備されているらしいので、そこを歩くことに決めて歩き出しました。鍛冶橋交差点で「高山バーガー」という何とも魅力的な商品を見つけましたが、さすがにもう入らないので断念です。


<鍛冶橋交差点>

<食べたかった高山バーガー>

 高山の東山は初代藩主の金森長近が城下町を作る際に寺社を集めて整備したエリアのようで、さんまちの人の多さに比べるとほとんど人がおらずに静かに散策できるスポットになっています。本当に寺社仏閣を集めた区画らしく、寺社間の距離が近いです。その中には由緒ある寺院もありましたが、坂も多く疲れがピークだったこともあって記憶が曖昧です。写真だけは撮ったので以下何枚か。


<雲龍寺鐘楼門>

<東山から見える高山市図書館>

<洞雲院本堂 中央上を良く見ると・・・>

<やっつけ感がすごい表札(?)>

<大雄寺山門>

<宗猷寺本堂>

 高山唯一の臨済宗寺院である宗猷寺で一旦遊歩道を外れ、護国神社に参拝。護国神社付近は落ち着いた町並みが続いています。


<江名子川と東山遊歩道>

<飛騨護国神社前>

<飛騨護国神社>

<本当に管理できるのか>

 続いて高山城があった城山公園へ。ただ頂上まで行く気力はもうないので、途中にある照蓮寺という寺院だけ参拝してきました。照蓮寺は鎌倉時代に白川郷に創建された寺院で、御母衣湖を造成する際にこちらに移築されたそうです。この辺りは市街地に近く、山自体の標高もそんなに高くありませんが、つい最近熊が出たそうでちょっと物騒です。


<城山公園へと続く道>

<照蓮寺>

<市街地付近なのに熊が出ている>

<城山公園から高山市街を眺める>

 これで東山遊歩道の散策を終わりにして、再び上三之町へ。さすがに疲れたので上三之町にある「喫茶去かつて」へ。「去」とは喫茶を強調する助詞で、「お茶でも一杯いかがですか」という意味があるそうです。


<再びの上三之町>

<上三之町にある喫茶去かつて>

 さて、なぜこの喫茶去かつてに来たかというと、高山を舞台にした「氷菓」というアニメで実際に主人公達が入ったお茶をしていたからです。国立の後輩達に勧められて見始めたアニメですが、原作者が高山出身ということもあり、アニメ中に高山の様々な場面が出てきます。京都アニメーションが制作しているので、町並みの再現度は半端ありません。僕はそんなにアニメを見る方でも、そしていわゆる聖地巡礼をする方でもありませんが、今回実際に「かつて」に来ることで、アニメに出ている場所に来ると何となくテンションが上がることは分かりました。

 カウンター席について、抹茶ミルクを注文。通りを行く人々を見ながら、体を休めつつゆっくりと抹茶ミルクを。一般的な抹茶オレのように甘いのかと思ったら、本当に抹茶と牛乳を混ぜたようで、自然な甘みしかありません。でもこれはこれで良い。中に少しだけ入っている小豆が甘いので、これが良いアクセントになっています。ゆっくりしている間にカウンターには僕以外誰もいなくなったので、写真を撮らせてもらいました。モダンでオシャレな店内です。


<抹茶ミルク(600円)を飲む>

<オシャレな店内>

 「氷菓」の舞台が高山になったことで、21億円の地元経済効果が生まれたそうです。確かに街を歩いているときも、アニメのキャプチャ画像を片手に場所を散策している人を見かけました。アニメによる地域興しも無視できないということが良く分かります。時間があったらアニメの主要舞台であった斐太高校に行ってもよかったけど、僕の場合そこまでじゃないからなあ・・・。

 かつてを出た時点で4時前。時間的にこれで観光は終了です。ホテルに戻って預けていた荷物を引き取る前に、帰りのバスの中で食べるための夕食を買うために駅近くの「こびじや」へ。ここは総菜を中心にいろいろと売っている店で、特に飛騨牛おにぎりを始めとするおにぎりが有名だということで、飛騨牛おにぎり、海老天おにぎり、梅おにぎりの3個を購入。これを帰りのバスの中で食べます。

 こびしやを出た時点でパラパラと降りだしたので、早くホテルに戻らなければと思って早足で向かいましたが、ホテルまであと50mというところで雨が酷くなってこれ以上進むと大変なことになりそうな状況になりました。幸い駅前のアーケードだったので、しばらく待って止むのをまっていましたが、止むどころがスコールのように酷くなっていきます。僕と同じように傘を持っていない人達が同じ場所に集まり、ずっと状況を見守っていましたが、あろうことか目の前の排水溝から水があふれはじめ、もうどうしようもない状況に。時間のこともあるので意を決してホテルへ。たった50mなのにびしょびしょになりました。最後の最後で酷い目に合ったけど、逆に言えば早めに戻ってきていてよかったということです。もう15分喫茶店にいたら危なかった。


<こびしやで飛騨牛にぎりなどを買う>

<スコールのような大雨>

 ホテルで預けていた荷物と傘を受け取り、高速バスターミナルへ。5時発の新宿行き高速バスに乗り、東京に戻りました。4列シートだったけれど、隣の席が空席なので助かりました。途中でこびしやで買ったおにぎりを食べ、諏訪湖サービスエリアで休憩し、夜10時過ぎに新宿に到着。


<夜の諏訪湖>

<こびしやで買ったおにぎりを食べる>

 今回は久しぶりに本当に充実した旅行になりました。最近は調査のついでに前後でちょっと観光することが多く、それはそれで良い面もありますが、やっぱり旅が主目的で何も考えずに自分のペースで動けるに越したことはありません。高山は何度行っても面白い街なので、またいずれ、5年後くらいに訪れたいと思います。


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