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誕生月の九州旅行記 1
2015年5月29日(金)  <東京→福岡>


<まずは福岡へ>

 昨年からJR九州が発売しているお得な切符の中に、「HAPPY BIRTHDAY♪KYUSHU PASS」というものがある。これは誕生日月の3日間、JR九州の新幹線(みずほを除く)・特急自由席に乗り放題で、なおかつ6回までグリーン席もしくは指定席を取ることができるというもので、値段は20570円。博多—鹿児島中央を指定席で1往復するだけで21000円くらいかかるので、この切符は破格と言っても過言ではない。またJR九州は乗ることそのものを目的とするような観光列車の運行に力を入れていて、実際に今現在多くの観光特急が走っている。僕はこの観光特急に前から乗ってみたいと思っていた。

 そしてやってきた5月。5月は僕の誕生月なので、今回何とか時間をひねり出して、5月中に九州に行けないかと勘案したところ、月末の土日+月の日程なら何とかなりそうだった。こういうときは思い切って行ってしまおうということで、とりあえず3週間前にJR九州の予約センターに電話をして切符の予約を行い、飛行機の往復航空券も手配して準備万端。来年は時間が取れるかどうか分からないし、思い立ったが吉日ということで素早く行動に移るしかない。最近はJAL、ANAともにマイルが溜まっているので、3月の北海道周遊に続いてJALの特典航空券を利用して福岡の往復便を手配した。無料の特典航空券でなければ出費が50000円近く嵩んでしまって旅行自体を諦めないといけなかったので、特典航空券はありがたいことだと思う。

 ということで出発当日の5月29日金曜日。金曜日は毎週横浜で午後非常勤なので、非常勤が終わり次第、そのまま横浜から京急に乗って羽田空港まで行く。羽田空港には夕方5時半に着いた。予約していた飛行機は18時55分発の福岡行JAL331便だったので、1つ早い18時25分発の便に振り替えられるかなと思ったけれど、そっちは既に満席で振替不可とのこと。やっぱり金曜夕方の福岡行は満席か。

 仕方がないので時間までカードラウンジに入り、コーヒーや炭酸水を飲みながらぼんやりとする。今回は日程がシビアになるので誰にも連絡してなかたったけど、折角福岡に行くのにやっぱり連絡しないっていうのもな・・・ということで福岡在住のDKさんに連絡してみたところ、今晩OKとの返事。ありがとうございます。ということで福岡に着いたら何を食べようかと思いながら、お替りのカフェラテを飲みつつ過ごした。 


<60周年の羽田空港ビルディング>

<18時55分発のJAL331便で福岡へ>

<時間があったのでラウンジでコーヒーと炭酸水>

<準備中のJAL331便>

 時間になったのでJAL331便に搭乗し、一路福岡へ。定刻の20時45分、福岡空港に到着。福岡空港到着後、まずは地下鉄で博多駅まで出て、みどりの窓口で予約していた誕生日パスとグリーン券・指定券を発券してもらう。日付けや時間や席を確認しながら3日分の切符を発券したので15分くらい時間がかかってしまったけど、後ろに並んでいる人がいなかったからまだよかった。僕個人がみどりの窓口で長々とやり取りしている人を見ると若干イライラしてしまうので、自分が逆の立場になってしまうと申し訳なくなる。とりあえず、現時点では誕生日パスの他に11枚のグリーン券・指定券を発券した。11枚のうち5回分は誕生日パスに付随する無料のグリーン指定券で、残りの6枚は別料金で購入した指定券。単なる指定券510円のためグリーン6回のうちの1回の枠を使うのはもったいないですからね。グリーン枠の残り1回は何かあったときのためということで、一応まだ取っておく。


<夜の博多駅>

<夜遅くまでやっているみどりの窓口で発券>

<今回使うHAPPY BIRTHDAY♪KYUSHU PASS>

<発券したグリーン券・指定券たち>

 その後一旦博多駅前のビジネスホテルにチェックイン。個人経営の古き良きビジネスホテルという感じで、博多駅徒歩2分という立地にもかかわらず、なかなかどうしてという感じだった。でも九州一の大都市の中央駅から2分で1泊4500円で、部屋も泊まるだけなら十分だったので文句はない。ただ門限や早朝のオープンに制限があるので、深夜まで飲み歩いたり朝滅茶苦茶早く出ないといけない人には厳しいホテルかもしれない。


<博多駅前にある個人ビジネスホテル>

<寝るだけなので全然問題ない>

 ホテルで一旦落ち着いてから、地下鉄で中心街の天神へ向かう。待ち合わせ時間の夜10時に、ちょっとほろ酔いのDKさんがやってきた。どうやら飲み会を一旦抜け出してわざわざ時間を作ってくれたらしい。申し訳ないねえと思いつつ、じゃあ軽くラーメンでも食べようかということで、DKさんお勧めのジェノバラーメン(バジルが入ったラーメン)を食べに行ってみようということになり、天神から中洲まで歩いていく。中洲はさすがに日本三大歓楽街。3歩歩くと「お兄さん、お店どう?」と声をかけられます。いやはや参ったね。

 そういった客引きを払いつつ、ジェノバラーメンの店に着くと、まさかの行列。待っていると30分以上かかりそうだったので、今回は残念ながら諦めることにした。ジェノバラーメン、食べてみたかったなあ。調べてみると店の名前は 「ラーメン海鳴」 というらしいので、夏に福岡に行くときにはまた立ち寄ってみよう。

 結局先に目を付けていた近くの 「博多一双中洲店」 へ行く。この博多一双は僕の好きな一幸舎で修業した若い兄弟が立ち上げたラーメン屋ということで、もし福岡で一人飯を食べるなら博多駅に近い本店に行こうと思っていたところだった。店内は狭くて、15人くらい入ればいっぱいいっぱいというところ。僕らも狭いカウンターに案内された。

 まずは生ビールで乾杯して、ラーメンと半チャーハン。本当はチャーシュー麺でも頼みたかったけど、体調のことを考えて自重した。でも結局半チャーハンを食べているからあんまり関係ないか。半チャーハンは油多めでパラパラとした食感で、東京のチェーンラーメン屋で出てくる半チャーハンよりもしょっぱくて油っぽい。この辺りはさすが博多といった感じがする。ラーメンの方は濃厚豚骨の真骨頂という感じで、豚の骨の髄まで溶け出してドロドロ、という感じだった。本当に濃い豚骨ラーメンはスープを飲むとシーチキンみたいな味がする。多分骨髄とか血の臭いだと思うのだけど、これがあるから豚骨はやめられないと思う。東京ではこういう豚骨ラーメンはなかなか食べられないので、非常に満足な一杯だった。で、当然替え玉と。。結局体調のことがどうのこうのという感じじゃなくなっているという。


<天神にやってきた>

<博多一双の中洲店で夕食>

<今日も一日お疲れ様でした>

<半チャーハン(300円)>

<ラーメン(650円)>

<当然替え玉(150円)もした>

 カウンターだったのであまり長居もできず、ビール一杯飲んだところで店を出る。DKさんもこの後また飲み会の方に戻らないといけないということで、金曜夜の忙しいところ本当にすみません。夏はじっくり腰を落ち着けて飲みましょう。

 帰りは中洲から博多駅まで20分くらいかけて歩いて帰ることにする。ところが途中から猛烈に気持ちが悪くなり出した。ここ数日の寝不足の中で3時間立ちっぱなしの講義をし、朝も昼も食べていないところにビールと濃厚な豚骨ラーメンを入れ、さらにしょっぱかったので水を飲みまくるということで体が何らかのシグナルを発していたのかもしれない。ということで、ホテルに戻るや否やトイレで(自主規制)。。酔ってもいないのにこんなことになるとは思ってもいなかった。何だかんだで体調管理は重要です。こんなことで明日から大丈夫なのだろうかとかなり不安になりながら就寝・・・のはずが、変に頭が冴えて眠れない!

 ということでほとんど眠れないまま翌日に続く。  


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