このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

北京・西安調査 7  
2009年11月8日() 7日目   <北京(南鑼鼓巷)、帰国>


<最近有名になった南鑼鼓巷を歩く>

 北京・西安調査最終日。帰国は夕方のフライトなので、午前中は先生方を除いてフリーです。前日は5時頃起きて頤和園に行こうか、と話していましたが、案の定そんなに早く起きられるはずもなく、起きたら8時でした。最終日は若干どんよりとした天気です。起きて顔を洗ったり歯を磨いたり着替えたりしたら8時半。有志で9時半にロビーに集合して買い物に行くということだったので、それまでの1時間で一人何処かへ行こうと、地下鉄5号線に乗って10分程度の雍和宮駅まで。雍和宮は北京最大のチベット仏教寺院で、一度行ってみたいと思っていた場所でした。

 ところが、雍和宮駅を降りたはいいものの、地下鉄の案内がめちゃくちゃで一向に正しい出口が見つかりません。「雍和宮はB出口」と書いてあり、その方向に進んで地上に出て見ると、そこは「C出口」と書いてあります。3回も行ったり来たりして確かめたので間違いありません。雍和宮自体は駅から近いのに、このトラップのお陰でついに雍和宮には辿りつけませんでした。時間がないので仕方なく戻るという惨めな結果に終わってしまい、北京地下鉄に負けたしまったという思いです。せめて出口表示は分かり易くしておいてほしい。


<地下鉄5号線 雍和宮駅>

<雍和宮駅前>

 ホテルに戻ったのが9時15分で、ちょっと腹が減っていたので急いでパン一枚の朝食を取り、9時半にロビー集合。タクシーに分乗して向かったのは、南鑼鼓巷。最近になってお洒落に整備された胡同(フートン)で、土産屋や飲食店が並ぶエリアだそうです。3年前の地球の歩き方には載っておらず、今年のには載っていたので、本当に最近になって一躍脚光を浴び出したエリアなのでしょう。南鑼鼓巷には元の時代の建築物が残っており、確かに歴史がありお洒落な街並みでした。西洋系の観光客も多い。

 街を歩きつつ、基本的には御土産タイムだったので、いろいろな店を物色しました。結局僕は何も買いませんでしたが、見るだけでも十分楽しいです。ルイヴィトンを着た毛沢東が表紙のノートとか、完全に馬鹿にしているではないか。思わず欲しくなってしまった。しかし北京でそういう物を売ることができるようになったということ自体、かなり自由な国になったなあと思います。北京は驚くべきスピードで進化しています。南鑼鼓巷で見つけた適当な写真をどうぞ。


<何のための使うのか>

<このクオリティで150円取るのか>

<北京っ子が好む飲むヨーグルト>

<完全に日本的です>

 昼食は近くにある「京味麺大王」へ。ジャージャー麺が有名な店です。店に入ると、「いらっしゃいませー」みたいな銅鑼をバーンと叩かれます。


<京味麺大王>

<カラフルな店内>

 ジャージャー麺の前に、いくつかの料理。独特な色をした豆腐の料理は、これはこれでなかなか美味しいです。しかし、スコーンのようなふかし物と一緒に出てきたタレは、初見の僕には臭くて臭くてたまりませんでした。外国人が納豆の臭いを嗅いだら、最初はこう感じるのでしょうか。いやしかし、こういう庶民料理はおいしい。


<独特な豆腐>

<スコーンはおいしいが>

<ニンニクのたれにつけて食べるとうまい>

<食後の甘味。餡子がおいしい>

 メインのジャージャー麺は茹でた麺に肉味噌と野菜を入れて、豪快にかき混ぜて食べるもの。これがめちゃくちゃおいしくてびっくりです。上の料理で出てきた、ニンニクのたれをかけて食べるとさらにおいしい。個人的には今回の調査で食べた料理の中でベスト。上海のベストが焼小籠包なら、北京のベストはジャージャー麺。結局手軽に安く食べられる料理が一番おいしいということでしょうか。最後でいい店にぶち当たりました。伊達に「北京の麺大王」を名乗るだけのことはあります。


<この麺に>

<味噌と野菜を入れてかき混ぜる>

 タクシーに乗ってホテルに戻り、1時にチェックアウト。後は帰るだけなので、貸切バスに乗って北京空港へ。余った元を両替すると、6000円になりました。前回上海で3万円を元に両替し、嘉興で約1万3千円のホテル代を支払ったことを考慮すると、上海・北京の約2週間で1万円程度しか使わなかったことになります。大学から支払われるホテル代の余りと日当のいくらかを共通経費として献上しているとはいえ、ほとんどお金がかかっていません。中国は安くて助かります。両替出来なかった余りの18元は、ちょうど18元のクッキーが売ってあったので、それを買ってちょうど元を使い切ることができました。


<国際線ターミナルへ向かう>

<羽田行きJAL便>

 4時40分発のJAL便に乗り、一路羽田へ。国内線と国際線という違いがあるとは言え、中国国際航空の機内食に比べて日本航空の機内食がどれだけ豪華なことか。うどんを食べて味噌汁を飲むと、日本だなあと思います。ワインにおつまみももらって満足。帰りは個人モニターで「Always 三丁目の夕日」を見て過ごしましたが、あと15分クライマックス、というところで時間切れになり、もやもや感を残したまま羽田に。フライトがあと20分長かったら。


<さようなら、北京>

<機内食>

 日本時間夜9時、羽田空港に到着。リムジンバスに乗って吉祥寺へ戻り、今回の調査は無事終了。


←六日目へ

旅行記トップにモドル

                                         

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください