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三回目の知床調査 7
2010年10月18日(月)  <札幌(森林管理局聞き取り、北大散策)、帰京>


<札幌うろうろ>

 最終日は気が付いたら朝8時。朝食も食べずにさっさと支度をして、8時40分にホテルをチェックアウト。札幌は曇り後雨で、最高気温は10度程度になるという予報でした。確かに知床よりも寒く、スーツではちょっときつい感じです。しかし天気自体は予想に反して晴れていたので、このまま晴天が続くことを願いつつ札幌駅へ。地下鉄を乗り継いでやや郊外の西28丁目駅へと向かいました。


<朝の札幌駅>

<地下鉄に乗って西28丁目駅まで>

 西28丁目に到着し、山の手通りを西の方向へ歩くこと15分。最後のヒアリング先である北海道森林管理局に到着。10時から2時間程度ヒアリングをさせてもらいました。僕とD1Y君の二人だったので若干心配でしたが、基本的に僕がメインにやり取りし、D1Y君にパソコンでメモを取ってもらう形で役割分担をしたので、思ったよりも上手くいったのではないかと。ここのヒアリングは今回の調査での大きな山だったので、無事に終えることができてよかった。


<山の手通りを西へ>

<北海道森林管理局>

<なかなか大きい>

<林野庁だけあって木がふんだんに使われている>

 森林管理局でのヒアリングで全日程が終了。後は夕方の飛行機に乗って帰るだけです。寒いこともあったので、昼食は暖かいラーメンを食べることにして札幌駅にあるラーメン共和国へ。ラーメンと言えば昨日の旭川での悪夢が思い出されますが、それを払拭する意味でも札幌の味噌ラーメンに期待しつつ、まずは「けやき」へ。味噌ラーメン(850円)を注文しました。前回食べたときは無料でご飯が付いてきた気がしますが、今はやっていないようです。まあでも、以前食べたことがあるだけあって、安心して食べられるおいしい味噌ラーメンでした。油っぽさはあるものの、そこまで味が濃いわけでもなく、上品な一品です。

 せっかく札幌に来たのだからもう一杯食べましょうというD1Y君の発言もあり、続いて同じくラーメン共和国にある「大心」へ。ここも2月に行っておいしかった店です。ここでもシンプルな味噌ラーメン(750円)。けやきのラーメンと比べると、味噌の風味が少しマイルドで、より万人受けしそうな味わいです。二杯目なので少し腹が膨れてましたが、おいしく食べられました。東京で食べる味噌ラーメンと比べると、札幌の味噌ラーメンは比較的あっさりしているので、初めて食べる人には意外とこってり感が足りないと感じられるようです。Y君もそう言っていました。その辺りは好みなので何とも言えないけれど、個人的には札幌の味噌ラーメンは濃さではなく味わいで勝負しているので好きです。


<けやきの味噌ラーメン>

<大心の味噌ラーメン>

 昼食後、飛行機までの時間を利用して北海道大学へ。札幌に来るたびに北大に来ている気もしますが、D1Y君のほろ苦い思い出巡りです。かつて自分を振ったキャンパスを歩いて、懐かしさを感じつつも過去を克服してもらわないといけません。ということで、Y君には一人考えながら散策してもらって、僕は少し離れて適当にふらふらと歩きました。もう来るの3回目だし。ちなみにY君はずっと「道大」という略称を使っていましたが、後で検索しても「道大」という略称は出てこないので、多分その辺りの詰めの甘さが・・・。


<サステナビリティウィーク開催中>

<ちょうどノーベル賞のとき>

<キャンパスから正門方面を眺める>

<まもなく秋を迎える>

<木々の色づき>

<お決まりのクラーク像>

 メインストリートを少し行ったところで、150mくらい離れた場所から観察していた僕の方に向かってY君がつかつかとやってきました。感想を聞いてみると、「木々はうちの大学の方が上だ」とか、「ここは単に広いだけ」とか言っていたので、どうやら過去に決別できたようです。よかったよかった。決別祝いに、正門横にある「エルムの森」という大学交流プラザでコーヒーを飲みながら少し休憩。北大なので何か特別なコーヒーなのかと思って店員さんに聞いてみたら、普通の有機栽培コーヒーでちょっとがっかりです。

 コーヒーを飲みながら午前中のヒアリングのまとめをしつつ、Y君の北大受験にまつわる話をあれこれ。当時はキャンパスの建物が工事中とかで、受験は何と近くの代ゼミで行われたそうです。だから北大に入って試験を受けられなかった、と。何だかそれは非常にかわいそうな気がします。せっかく北海道まで来て人生がかかった試験を受けるのに、その場所で受けさせてもらえないなんて。


<エルムの森 休憩スペース>

<HOKKAIDOロゴのコーヒー>

 北大を歩いた後、受験地だった代ゼミを見てくるというY君と別れて、札幌駅へ。お土産屋をうろうろした後、再びY君と待ち合わせて新千歳空港へと向かいました。もうやることもないので、一本早い飛行機で帰ってしまおうと。一日雨の予報だった札幌も、天気予報に反していい天気の一日だったのはよかった。空港からは夕焼けが綺麗に見えました。


<15時40分の電車で早めに空港に向かう>

<空港から眺める綺麗な夕日>

<カウンター>

<改装中なので広場が臨時ショップに>

 予約していた便の一本前の便に振り替えてもらい、展望デッキからしばし夕暮れの滑走路を眺めていました。そして5時40分のADO22便に乗って一路羽田へ。久しぶりに窓側の席に座ったので、眼下に広がる夜景が綺麗でした。フライトアテンダントのお姉さんが「夜景が綺麗なので機内の照明を少し暗くします」というくらい。うーん、よかった。D1Y君は相変わらず隣で手に汗握っていましたが。。

 7時30分、羽田空港に到着。7時50分の吉祥寺行きのバスに間に合ったので、帰りもバスでのんびりと帰ってきました。10度しかなかった札幌と比べると、東京は20度近くで暖かい。飛行機でわずか1時間半の距離なのに、これほどまでに気温が違うとはね。

 9時前に無事帰宅。夕食は昨日旭川で買っておいた「ジュンドッグ」です。チキンカツやエビフライ、ソーセージといった具をご飯で巻いた、旭川のファストフード。電子レンジで温め過ぎたために熱くてどうしようもなくなってしまったものの、少し冷めてから食べるとなかなかの味でした。手で持って食べられるので、食べ歩きにも使えそうです。今回はチキンカツだったので、次回辺りエビフライを食べてみたいところです。


<旭川名物のジュンドッグ>

<チキンカツがご飯に巻かれている>

 ということで今回の調査は終わり。調査以外は食べてばかりで、体重も確実に増えてしまったのでどうしましょう。北海道はおいしいものが多いので困ってしまいます。またいずれ、今度は調査と関係なく知床に行って、羅臼岳にも登ってみたいものです。


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