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東京見聞録  
2007年9月24日() 三日目   <津軽(竜飛岬、青函トンネル記念館)、青森(八甲田丸、アスパム)>


北のはずれ竜飛岬>

 5時20分にホテルをチェックアウトして青森駅へ。青森の朝は相当寒いです。確か気温は13度くらい。ホテルは駅から結構遠かったので、寒い中トコトコと歩いて行かなければなりませんでした。

 街を歩いていると、至る所に「スポレク青森」という表示を見かけます。どうやら青森は今「スポレクあおもり2007」というイベントが開催中で、それでオジサンオバサンが多かったのかと納得しました。しかし彼らを見ていると、スポーツをしに来たのか、酒を飲みに来たのかよく分かりません。昨日のおさない食堂でもどんちゃん騒いでいたし、ホテルの食堂でも騒いでいたし。そして彼らのお陰でホテルは軒並み満室で、本当は1日目に青森に泊まろうとしていた僕は予定を変えざるを得ませんでした。レクリエーションだから別に騒いでもいいけどさ。何かねぇ。


<ねぶた祭り会場>

<駅前にあるアウガ>

<スポレク青森開催中>

<朝日が昇る青森ベイブリッジ>

 今日はまず津軽半島最北端の竜飛岬に行きます。津軽線というローカル線に乗るので、列車もさぞおんぼろなんだろうと思っていたら、ホームで待っていたのは何と特急車両でした。それも6両編成。何となく得した気分です。早速朝食の駅弁を買って乗り込み、優雅に帆立釜めしをいただきました。帆立がたくさん入っていて、これはかなりおいしい。満足な朝食。


<蟹田行き普通列車>

<同じ車両には僕一人>

<帆立釜めし>

<釜めし中身>

 5時50分、列車は一車両に僕一人だけを乗せて出発しました。他の車両にも何人か乗っているみたいですが、この車両には僕だけです。津軽線というローカル線で、しかも早朝に特急仕様の電車を走らせるのには何か理由があるのだとは思いますが、思いがけずゆっくりできて快適です。快適さに身を任せ、昨日飲んだ風邪薬の効き目が残っているのか、いつの間にか寝てしまっていました。

 6時54分に蟹田駅に到着。ここで終点の三厩駅行きに乗り換え。三厩行き列車はいかにもローカルで頑張ってますというような列車でした。早朝の普通電車に乗ってくる人は大体が鉄道マニアみたいで、皆さん蟹田駅での待ち時間を利用して、一眼レフで写真をパシャパシャ撮っています。中には女性の姿も。こういうのにはどうしてもついて行けん。

 7時17分、鉄道オタクたちを乗せた列車は蟹田駅を出発。森の中を進んで行き、終点の三厩駅には7時56分に到着しました。でも青森から遠かった。青森から2時間かかった計算になります。ちなみにこの三厩駅、「みんまや」と読みます。僕も最初なんて読むか分からなかった。


<終点三厩駅>

<三厩駅ホーム>

 三厩駅からはバスで竜飛岬に向かうことになります。さて、三厩駅で降り立ったのは大体10人。ほぼ全てが鉄道オタクか旅行オタクです(僕を含め)。僕はてっきりみんな竜飛岬行きのバスに乗るんだろうと思ったら、ほとんどの鉄道オタクたちは写真を一通り撮るだけとって、8時6分の折り返し列車で帰っていってしまいました。

 まあ趣味は人それぞれなので文句も何もありませんが、僕からすれば何か勿体ないなぁと思ってしまいます。ここまで来て竜飛岬に行かないなんて。大体ぱっと見た感じで、「この人はオタクだな」「この人はオタクじゃないな」というのが分かってしまうのが恐ろしいところです。今回見かけた電車オタクの皆さんは、小太りでめがねかけて頭ボサボサで無精ひげを生やしているか、痩せ型で角刈りで猫背で首のところがよれよれで色落ちしてしまったTシャツをしっかりとズボンに入れているかの、いずれか二種類にぴったり分けられました。生態ってすごいよなぁ。

 竜飛岬までは村営バスに乗って30分程度です。僕の他に旅行マニアだと思われる女性2人、男性2人が乗り、バスは出発しました。うねうねとした道を行き、途中で地元の人を乗せたり降ろしたりしながら、8時51分に竜飛灯台に到着。ようやく津軽半島の北までやってきた。ちなみにバスの料金は驚きの200円。30分以上走っているのに都会のような値段とは驚きです。ありがとうございます。


<カラフルな村営バス>

<バスから陸奥湾を眺める>

 竜飛岬に行くということで、三厩駅を降りたときくらいから僕の頭の中ではずっと津軽海峡冬景色が流れていました。特に2番の「ごらん あれが竜飛岬 北のはずれと」という部分がエンドレスです。そうか、その竜飛岬に行くのかと。そして実際に竜飛崎灯台でバスを降りると、目の前には「津軽海峡冬景色」の歌詞が彫られた石碑がどどーんと鎮座していました。真ん中に赤いボタンがあるので、これは何ぞやと押してみると、大音量で津軽海峡冬景色が。それも二番から。「ごらん あれが竜飛岬 北のはずれと〜」と。これはいいけど、ちょっとうるさいね。

 竜飛崎灯台を見て、竜飛岬の展望台へ。今日は天気がいいので北海道がよく見えます。これが津軽海峡か。ようやくここまで来たな・・・と感慨もひとしおです(今回の旅行は感慨もひとしおになることが多いけど。)写真をズームすると函館の街も少しだけ見えます。


<竜飛崎灯台>

<竜飛岬先端の奥に見える北海道>

<かすかに見える函館(恐らく)の街>

 竜飛岬は普段ものすごく風が強いらしいですが、今日は穏やかで風もほとんど吹いていませんでした。でもおそらく冬は厳しいのでしょう。何と言ったってここは「北のはずれ」なのだから。実際に竜飛岬の強風を利用して、風車が何台も立てられています。しかしながら施設の老朽化もあって、今月末で全て取り壊しになるそうです。

 竜飛岬の近くには、有名な「階段国道」があります。既に名所になってしまっているためか、はたまた国道だからなのか、かなり綺麗に整備されていました。麓に下りるには約300段の「国道」を下らないといけないということだったけど、2日間で既に歩き疲れているので100段くらいおりたところで戻ってきました。


<階段国道>

<階段国道を下りる>

 次は1km手前にある青函トンネル記念館へ。ここ竜飛岬は本州側の工事拠点となったところで、当時の坑道を利用して地下に降りることができます。その前に殉職者慰霊碑の前で手を合わせて工事で亡くなった方々のご冥福を。


<元トンネル基地>

<殉職者の慰霊碑>

 青函トンネル記念館に入り、早速「探検坑道ツアー」に参加してきました。竜飛海底駅までは行けないけれど、その手前の作業坑までは見学できるそうです。本当は海底駅まで行ってみたかったのだけど、まあこればっかりは仕方がない。20人くらいの乗客を乗せて、トロッコは「ピコーン、ピコーン」という警報音を発しながらゆっくりと潜っていきます。そして5分くらいで海面下140mに到達。


<青函トンネル記念館>

<トロッコで行く>

<地下にもぐる>

<地下の坑道に到着>

 坑道には青函トンネルを作っていた当時の機械が展示されていて、それを見ながらテープの解説を聞く、という形式でした。青函トンネルと作るのにはとてつもない苦労と労力がいったのですね。しかしこういう地下の坑道を歩いていると、韓国で行った第3地下トンネルを思い出します。。あのトンネルとは利用目的も何もかもが全く違うのだけれど。こういうトンネルが平和利用される日本に生まれてつくづくよかったと思います。


   

    

 地上に戻ってからは青函トンネル記念館の展示を見て回りました。もっと大きな施設を想像していましたが、2階建てでメインは1階だけと、思ったより小ぢんまりとしています。これはちょっと誤算でした。なぜなら帰りのバスの時間までまだあと2時間もあるからです。展示をじっくり見れば2時間くらい潰せるだろうと思っていましたが、この内容じゃどう頑張っても30分です。内容自体はそこそこ面白いんだけども。

 1階を一通り見物した後、2階で20分のビデオを見物。題して「青函トンネルを作った男達」みたいな感じのドキュメンタリーです。プロジェクトXでも青函トンネルについて扱ったみたいだから、それを流せばいいのに・・・とも思いましたが、青函トンネルにかける男達の熱い意気込みは伝わってきました。何度にも及ぶ水漏れにも負けず、長い年月をかけてトンネルを作る。本当に青春ドラマみたいです。彼らのお陰で本州—北海道間の移動がものすごく楽になったことを考えると、本当に感謝しなければいけないとは思います。

 その後は1時間ほど時間が余ったので、お土産売り場を冷やかしたり、バス停で本を読んだりして時間を潰し、12時10分のバスに乗車。他の乗客はもちろん行きと同じ4人です。果たしてこのバス、採算は大丈夫なのでしょうか?気になります。

 バスは無事三厩駅に到着し、三厩駅12時53分の電車に乗って青森へ。車窓に見える田んぼと何らかの畑(何を育てているか分からず)が青々としていて綺麗でした。


<津軽の田んぼ>

<何らかの畑>

<青森市内を見物する>

 2時26分、青森駅に到着。朝6時に出て戻ってきたのが昼の2時半です。竜飛岬の遠さがよく分かりました。

 さすがに腹が減ったので、昼は軽く津軽ラーメンを食べようと、市場の近くにある「くどうラーメン」へ。ラーメン大(500円)を注文しました。大といっても大盛りではなく、ここでは小(本当に少し)、中(少なめ)、大(普通)、特大(大盛り)ということだそうです。何かちょっと変な感じもするけれど。。

 ラーメンは醤油味でさっぱり。縮れ麺がこのさっぱりスープによく合います。スープからは津軽ラーメン独特の焼き煮干の匂いが漂ってきて、これがなかなかたまりません。小腹を満たすにはちょうどいいおいしいラーメンでした。


<くどうラーメン>

<アウガ地下の市場>

 その後はファッションビルである駅前のアウガに入り、地下にある市場を物色。別に何を買うというわけではないけど、青森の市場がどんなものか見てみようかと。市場の中にもおいしそうな定食屋が何軒かあったので、今度青森に来たときには利用してみたいと思います。

 さて、今回の旅行は青森郊外にある三内丸山遺跡の見物でしめる予定でしたが、目の前でバスに行かれてしまいました。しかも次のバスは1時間半後。これを待っていたら東京に帰れなくなるので、三内丸山遺跡は諦めて、青森市内の見物でしめることに。まずは青函トンネルの開通によって廃止になった青函連絡船「八甲田丸」を見に行ってきました。

 青函トンネルを作る歴史も凄いものがありましたが、この青函連絡船もその歴史を感じられずにはいられません。新しいものができる一方で、古いものはなくなっていく。同じ日に青函トンネルと青函連絡船の両方を見ることができてよかったと思います。八甲田丸については写真をどうそ。


<八甲田丸>

<エントランス>

<元グリーン車>

<元船長室>

<船内掲示板いろいろ>

<操縦室>

<無線室>

<地下のエンジン室 まだガソリンの匂いが>

 つづいてラブリッジという橋を渡ってアスパム(青森県観光物産館)へ。見るからに奇妙な形をした建物ですが、これは青森(AOMORI)のAを表しているのだそうです。ここの来れば青森の物産はもちろん、観光情報などなど全て揃うらしい。ということで行ってみました。


<アスパム>

<りんごジュース>

 まずはちょっと疲れたので、JAアオレンの林檎ジュースで休憩。この林檎ジュースはかなり濃くて、さすが林檎の産地青森だと恐れ入りました。疲れた体に甘い林檎ジュースは染み渡ります。

 その後360度シアターということで20分ほどの「青森の紹介」なる映画?を見物。これは見るだけで600円くらいかかりますが、記念にと思ってお金を払ってきました。驚いたことにそこそこ人がいたりします。ねぶた祭りの紹介や、春夏秋冬で表情を変える青森の観光地が迫力の360度スクリーンに映し出されるので、臨場感もなかなかです。しかし一緒に見ていたオジサンオバサン集団の私語がうるさいのなんの。なぜ彼らは映画上映中なのにもかかわらずぺちゃくちゃと話すのでしょうか。見てみると皆同一のユニフォームを着ていたので、多分スポレク大会に来た人たちなのだろうと。お気楽でいいよね。

 映画の後は14階の展望台に行き、青森の風景を一望してきました。青森には他に高い建物がないので、アスパムからの眺めは抜群です。夕暮れが迫った青森の風景はいいものです。


<青森ベイブリッジと八甲田丸>

<八甲田山を望む>

 こうして青森市内の観光を無事に終えて、名残惜しいですがあとは帰るだけになりました。青森はいい街だったので、また来たいと思います。臨時の特急つがる88号に乗って、新幹線はやてが待つ八戸まで。5時6分発。さようなら青森。途中陸奥湾に沈む夕日がとてもきれいでした。


<陸奥湾に沈む夕日>

<八戸によって帰る>

 6時11分に八戸到着。後は帰るだけですが、予約してある新幹線は最終の7時58分発なので、まだ1時間半くらい時間があります。一本早い新幹線に変更したかったけど、三連休最終日だからその新幹線も既に満席。仕方なく夜の八戸で時間を潰すことになりました。

 とりあえず夕食をと、駅の隣にあるユートリーというコンセプトが青森のアスパムにも似たビルに入り、ここのレストランで夕食をとることに。ここのレストランは営業が7時まで、ラストオーダーが6時半までらしく、ぎりぎりで注文することができました。注文したのは八戸名物であるせんべい汁定食。定食にはこれまた八戸名物であるイカの刺身がついてきました。せんべい汁は不思議な食感ではあったけど、ふにゃふにゃになる手前の出汁が染みたせんべいがなかなかおいしいです。イカの刺身も甘みがあっておいしかった。


<せんべい汁定食>

<せんべい汁>

 食後は駅前をぶらぶらしようと思いましたが、特に駅前には何もありません。八戸の中心はここから二駅先の本八戸らしいので、八戸駅に何もないのは当然か。もうこうなったら本当にやることがないので、早めに新幹線ホームに入って本を読んでいました。


<チューブのような八戸駅>

<近い将来ここから青森に繋がる>

 7時58分、東京行き最終のはやて34号に乗り、一路東京へ。さすがに疲れが出たのか、大宮に到着するくらいまで熟睡でした。そして11時8分に東京着。東京も結構涼しい。

 ということで、三連休を使った初の北東北旅行も無事終了。これでようやく北海道に進出する足がかりが出来ました。そして北東北にはまだまだ見所がたくさんあることが分かりました。食べ物も豊富だし、何度も訪れる価値がありそうです。。近いうちにまた北東北に行きたいと思います。


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